ソードワールドしようぜ!

【ロングチャット】

イギリス→アーサー(ひかるさん)
日本→キク(おぼろ)

アメリカ→アルフレッド(おぼろ)
ノルウェー→ルーカス(ひかるさん)
カナダ→マシュー(おぼろ)
スペイン→アントーニョ(ひかるさん)
ドイツ→ルートヴィッヒ(おぼろ)
プロイセン→ギルベルト(ひかるさん)
ロマーノ→ロヴィーノ(おぼろ)
イタリア→フェリシアーノ(ひかるさん)

*

【冒険者ギルド『マリアリリィ』食堂】

「(がらんがらんと玄関のベルを鳴り響かせながら元気よく入店し)こんちはチワワ!御機嫌も麗しゅう!!」
「(音を聞きカウンターから顔を出し)いらっしゃ……あら、貴方はマナティアさん」
「(本から顔を上げ)……相変わらず唐突に来ますね、著者殿」
「こんにちはマナティア先生。また依頼か?(口につけていたティーカップをソーサーに置き)」
「ふふふ、僕は神出鬼没の新進気鋭の偉大なる大作家様だからね!もっと褒めていいんだよというか褒めたら伸びる子だから褒めて褒めて!」
「あーはいはいすごいですねー(棒読みで本に視線を戻す)」
「え、えっと…今日も元気いっぱいですごい?」
「ちょっとキク君に至っては素っ気ないしロイヤルお兄さんは捻り出した言葉がそれかーいっ」

「なあ、この子は二人の知り合いなん?(カウンターで武器を磨きながら三人の方に声をかけ)」
「……これの著者ですよ(読んでいた最新刊をひらりと翳し)」
「マジで?これ人気のやつだろ?そんな奴と知り合いなのかよ(目を輝かせ)」
「凄いねキクとアーサー!顔が広いんだね!(同じく目を輝かせて)」
「最新巻も良かった……特に戦場に赴くシーンはその心理描写が大胆かつ繊細に描かれていたな(ほうっと物語の一部分に思いを馳せ)」
「おほーっ!これだよこれ!僕が求めていた反応はまさにこれ!お姉ちゃん僕は今猛烈に感動しているぅ!!(興奮を抑えられない様子)」
「(ぬうっと首だけ持ち上げ)いやあ、流石だよねマナティアは!おねーちゃん鼻がたかいたかーいだわ!」
「ん?んん?今ルージュちゃんの声がしたような…(首を傾げながら)」
「やほー、……マナティア、洋服ぷりーず(ひょいとマナティアの肩から降り)」
「!?……ミアキス、か?」
「ほいほい。……おい野郎共、お姉ちゃんの裸見たら殺すぞ(にっこりと笑いながらカバンから着替えを取り出し)」
「誰が痴女の裸などに興味を持ちますか(真顔)」
「(俯いてルージュを見ないようにしながら)…マナティア先生、目が本気だったぞ」
「……(さっと両手で目を隠すが少し指の間から見ている)」
「そーこ☆見ちゃいやーん(距離を詰めにっこり笑顔のまま指の隙間から的確に目潰し)」
「ふぎゃっ!!(直撃)」
「今のはロヴィがあかんよー(両手で目を覆いながらケラケラ笑って)」
「んむっ、と……(何事もないように獣化を解くと手慣れた様子で服を身に纏い)はろー、ルージュちゃんでーす(ウインクを決めながら)」
「……!!(見慣れたルージュの姿に瞬きを繰り返し)え、ええ!?ルージュちゃん、俺と同じミアキスだったのおおお!?」
「どやあ(なぜか得意げ)」
「んにゃ、種族聞かれなかったから答えなかっただけだよん。お仕事に支障も出るしねー」
「希少なミアキスが3人ってなんや縁起がええなあ(ふむふむと頷きながら)」
「ところでなんでマナティア先生が得意げなんだろうか」
「さあ、なんででしょうか」

「えっと、マナティアさん。今回はどう言ったご要件かしら(一部始終を見つめ苦笑いを浮かべ)」
「あ、そうそう!今回は依頼というよりお誘いだよ!えっとねーカグラ君からなんだけど皆お花見ってわかるぅかにゃーん?」
「花見?……読んで字のごとく花を見る、という意味ですか?」
「ピンポンピンポーン!大正解!正解したキク君には金のマナティア君をあげるね!(カバンをごそごそあさり)」
「要りません(即答)」
「マナティア先生。すまないが話を進めてくれないか?マナティア先生が巫山戯ていると話が進まないし少し疲れる」
「ロイヤルお兄ちゃんの言葉が僕のガラスのハートにクリティカルヒットな件」
「アーサーの意見はあながち間違いではないがな(追い打ち)」
「ぎゃふんっ」
「キクちゃんの言う通り花見は花を見るということでいいのかしら?」
「んー、正確には桜を見ようという理由つけて飲めや歌えやどんちゃん騒ぎするみたいなんかな!」
「……私はアーサーさんを眺めていればそれでいいのですが(真顔)」
「キク、それかなり変質者じみてる台詞やで」
「今更だろ(目潰しされた目を擦りながら)」

「んと、ハナミをしようって言ってるカグラってだーれ?」
「前回俺とキク、それにアルフレッドとルーカス司祭とで行った屋敷の依頼主だな」
「そういやテンガロン君ととんがりお耳兄ちゃんはおらへんのー?」
「……そういえば。あとはマシューとギルベルトもいませんが……」
「ああ、それならその4人は今同じクエストに行ってるの。もうすぐ帰ってくると思うけど…」

「(ばたーんと勢いよく扉を開け)たっだいまー!!」
「眠い……しんどい……怠い……(アルフレッド達に遅れて気だるげに入店)」
「ぎ、ギルベルトさんっあとちょっとです頑張って!(ギルベルトを半分引きずりながら)」
「ん?また喧しいのがいんな(マナティアを視野に入れると溜息をつき)」
「やほー!テンガロン君にとんがりお耳兄ちゃん!!」
「ん?……あ!マナティアじゃないか!久し振りだね!」
「……なんだ、この頭に響くくれえの喧しいのは(げっそりとした表情で顔を上げ)」
「ねえねえ、一緒に花見しよー!カグラ君が美味しいご馳走作ってくれるんだぜい!(ウインク)」
「ご馳走と聞いて!」
「会って1分もしないうちに快諾したな(苦笑いを浮かべ)」

「あ、そうそう!アーサーとキクにお土産だよ!ほら、隣国の最新小説!(ふたりに一冊ずつ文庫本を手渡す)」
「おや、これはありがたい。……ミステリーですか(帯を確認しながら)」
「!これ、タリアーヘでもなかなか手に入らない代物じゃないか!(表紙を見つめるその目はきらきらと輝きタカラモノのように文庫本を抱きしめながら)ありがとうアルフレッド!」
「へへっ、キクが本を読んだきっかけがアーサーだって聞いたからね。次のお土産は本にしようって決めてたのさ(擽ったそうに笑いながら)」
「…自分のことを想って選んでくれたものほどもらって嬉しいものはないな(擽ったそうに微笑み)」

「あ、とんがりお耳兄ちゃんも来るよね?はいけってーい!!」
「おい話聞けこのほずなし(真顔)」
「あ、上等なお酒もa」
「行く(即答)」
「……お酒の力って偉大だね(苦笑しながら)」
「あ、君あれでしょ!?テンガロン君の兄弟!いやあ顔クリソツ!生きたドッペルゲンガー……ってドッペルゲンガーは死んでないかー☆(マシューに詰め寄りながら)」
「え?テンガロン君……ああ、アルの事?うん、僕はマシュー。この街で魔術の研究をしてます(礼儀正しくお辞儀)」
「ほうほう。君はあれやねガリ勉君かな?君も花見においでよ!きっとカグラ君の力に興味持つと思うよーん(マシューの手を掴みブンブンと振りながら握手)」
「え?え?……う、うん……よくわかんないけど、みんなが行くなら僕も行こうかなあ……」

「なあなあ俺達も行ってええ?なんや楽しそうやんなー!(わくわくを抑えられない様子ながらもルージュに話しかけ)」
「構わないんじゃないかなー、カグ坊も人数多い方が楽しいって言ってたしね(くすくす笑いながら)」
「わあい!ルートもギルベルトも一緒に行こうよー(楽しげに頭を左右に揺らしながら)」
「そうだな、たまには羽目を外すのも悪くないか……(顎に手を添え)」
「……あー、ルッツが行くなら俺様も行くぜー(机に顔を伏せながら)」
「トーニョが行くなら俺も行く!(尻尾をびたびたと振りながら)」
「勿論キク君達も来るよねー?」
「アーサーさんが行くのでしたら護衛として(真顔)」
「ふふ、大丈夫だよキク。花見とやらは羽目を外すものなんだから楽しまないと(可笑しそうに笑いながら)……ああ、勿論俺達も行くよ」
「決まりだねーっ!そうとなればさっそく花見会場へれっつらごーだね!!」
「今から?その花見会場ってどこなん?遠いん?(不思議そうに首を傾げる)」
「んにゃ、あっという間につくよ(きょろきょろと辺りを見渡し)…ん、お店の中僕らしか居ないしここでもいいかなっ」
「??(マナティアの行動に不思議そうに見つめ)」
「(ワクワクとした様子でマナティアの手元を凝視)」
「(カバンから鍵を取り出し)ほいじゃあ開けるよー」

【マナティアが空中に鍵を回す仕草をした瞬間、ぐにゃりと目の前の空間は歪み出す。その隙間から眩い光が溢れ冒険者達が目を瞑れば光の洪水が全身を包む
ふわりとどこか甘い香りが鼻腔を擽る感覚を覚えた冒険者達はゆっくりと目を開く。そこには一面に咲く淡い桃色の花が満開に咲く木々が君達を招き入れるだろう。桜は赤い鳥居までまるで誘導するように左右に並び、神秘的な光景を作っている
見上げた赤い鳥居の向こうにも桃色の光景が続き、風に揺られてさらさらと鳴る木々の葉が擦れる音がまたどこか心地よさを覚えさせてくれるだろう】

「……(木々を見上げてぼうっと魅入っている)」
「相変わらず壮観な景色だな…(赤い鳥居の方を見上げながら)」
「え、え、これどういうことなん?転移魔法??(わけも分からない様子で周りを見渡し)」
「にゃあ……きれえー(咲き乱れる桜に目を輝かせ)」
「アポート?……いや、ディメンジョン・ゲートの方が近いかな……でも鍵を使ってたから物理演算が……(ぶつぶつと呟き)」
「やっぱりマシューはこの移動に首ったけになると思ったんだぞ(嬉しそうに口笛を吹きながら)」
「へ、へ……くしゅっ!!(鼻に花びらがくっついて思わずくしゃみをする)」
「ああロヴィロヴィ。花びらが鼻にも髪にもついてるでー(髪についた花弁をつまみながら)」
「悪ぃ……(鼻をすすってぷるぷると体を震わせると花びらを弾く)」
「何か知らねえけどここはタリアーヘなのか?さっきまで俺様達マリアリリィに居たよな?」
「マリアリリィでも……タリアーヘでもないな。どこだろうか、ここは……」
「うむうむ。皆予想通りの反応でぼかぁ嬉しいよ!どっきりー大・成・功☆(てってれーという謎の音と共に看板をどこからともなく取り出し)」
「瞬間移動のことはさっぱり分かんねえがこいつが面倒臭い奴とはよく分かったぜ(マナティアを指さしながら)」
「どっきりでも何でもいいです、はるのところへ行きましょう(溜息を吐き)」
「このまっくろくろすけは本当につれないねえ(真顔)」
「……(じーっとマナティアの持つ看板を興味津々に見ている)」
「?アーサー、何か気になるのかい?」
「ああいや、どこから看板を取り出したのかと…さっきは持ってなかったしカバンに入るサイズでもないだろうに(顎に手を添え真剣に考える)」
「おめ、考えすぎると禿げるぞ(呆れ顔)」

「ッ!(突風に目を瞑ると風に舞った桜の花びらが髪に降り注ぐ)」
「っ!(突風で目を瞑りも帽子が風に攫われ)」
「……凄い風だな(後方でアーサーの帽子をキャッチしながら)」
『春風と言うやつだ。まったく、あやつの風流とやらには付き合いきれんな(上空からくるくると回転しながら着地し)』
『桜に囚われぬようにな。身も心も(くつくつと笑いながら)』
「あ!」
『げ(アルフレッドの姿を確認すると思わず後ずさり)』
「キツネ!俺の今日のディナー!(嬉しそうに駆け寄り)」
「え、そいつ食えるん?」
「いや、狐食うと腹壊すぞ。確か病原菌持ってるだろ」
『〜〜!?ええい寄るな寄るな銃の子よおおおお!!(ルージュの後ろに素早く隠れ)』
「おりょ、ネハンニシが逃げるとか相当だねえ(くつくつと笑いながら)」
「虎に馬ってやつじゃにゃーの?あ、この赤い火も付けてんのがカイヨセで紫の紐つけて食料にされそうな子がネハンニシだよー」
「操霊か真語のファミリアってやつか?」
「(ファミリアという言葉に先程までの考察をぴたりとやめるとじっとカイヨセとネハンニシを見つめ)……真語でも、操霊でもないと思うんだけど……」
「カグラって子の飼い狐なのかなー?(カイヨセに小魚を差し出しながら)」
『ペェイッ!(小魚を吐き出し)』
「!?(ガーン)」

「……(突風に吹かれ花びらを払うこともせず、いつか敵に魅了された時のような愁いを帯びた表情で木々を見上げている)」
「……っ(キクの表情を見て咄嗟に腕を掴み)」
「ッ、……アーサーさん?(はっとした表情で振り返り)」
「……あ(顔を赤らめながら)す、すまない。なんだがキクが桜に攫われるんじゃないかなって、思って……」
「(目をぱちくりさせると柔く微笑み)……大丈夫です、もう私の心を奪われるなんて真似はしませんから」
「いや、そうじゃなくて……何て言えばいいのかな(俯きながら)……ごめん」
「?……言葉が纏まってからで大丈夫ですよ。貴方は聡明なのですから(優しくアーサーの頭を撫でる)」
『お前達、いつまでもそこでほうけているつもりだ。奴が待っているぞ』
『既に宴の準備は出来ておる。早く来ぬか』
「ああ、失礼。今行きます。……参りましょう、我が神(悪戯っぽく微笑み)」
「あ、ああ(なんとか笑みを作り)…行こう、キク」

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