ソードワールドしようぜ!

【一方、冒険者が居なくなったマリアリリィでは】

「なんだか嵐のような依頼主だったわね……(玄関の開く音に気付き)あ、いらっしゃいませ」
「フランソワー!お客さんだよお。弟さん探してるんだってー」
「弟さん?(きょとん)」
「ヴェ、まなてぃあ?って弟さんだって」
「どうもー、こーんなくらいの男の子なんですけど知りません?(フェリシアーノの背後から顔を覗かせ)」
「えっと……もしかして瓶底メガネをつけた少し口調が変わった男の子ですか?」
「あーそれ!なんかふざけた喋り方してたでしょ、あの子!(ぐいっとフェリシアーノを押しのけ)」
「ヴェニャッ(帽子が落ちそうになるのを抑えながら)」
「……先程クエストを依頼されて出かけてしまいました(苦笑い)」
「うわー、マジで。入れ違いかー!ったくあっちにふらふらこっちにふらふらほっつき歩くんだから!」
「何でしたら、ここで帰りをお待ちになりますか?いずれ帰って来ると思いますし」
「んにゃ、そうすっかなー。探し回って疲れちゃったし!」
「お姉さんお姉さん、良かったら待ってる間に俺とお茶しようよー(女性の手を握り)」
「ナンパかい、坊や?ふっふっふ、おねーさんはそう甘くないんだぜ?(握られていない手でチッチッチと指を振りながら)」
「ヴェヴェ!(思わぬ反応にびくり)」
「……ぶはっ!なんてね!お茶くらいなら一緒するよ。ただ、私彼氏いるからねー?(によによ)」
「ヴェー、彼氏さんいるんだねえ。残念だけど、ベッラとお茶出来るならそれでいいやあ(ふふと笑う)」
「あはは!そういう切り替えの早い子は好きだよ!」

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