ソードワールドしようぜ!

仏(GM):…と、さて、例によって4人はマリアリリィで各々食堂で好きに過ごしている所から始めようかな。時刻は昼過ぎだから何をして過ごしてるか教えてねー
日:キクは……そうですね、食後の読書をいつもの角席で行っているでしょう
英:アーサーはカウンターの端で同じく読書してるだろうな
独:ルートヴィッヒは武器の手入れだろうな。……無論、他の客に邪魔にならない場所でだ
諾:ルーカスはちっどさ遅めの飯をカウンターから少し離れた席で食ってるな
仏(GM):うわー、誰も会話しない(渇いた笑み)…じゃあ各々昼下がりの食堂で過ごしてるところにカランカランと大きな音をたてて玄関の扉が開くよー

「ごめんくーださいっ(間延びした声)」
「いらっしゃいませ、ようこそマリアリリィへ」

仏(GM):フランソワはカウンターから出てその客人を招き入れるよ。
独:GM、来客の風貌は?
仏(GM):…そうだね、小柄で髪はあちこちにぴょんぴよんと跳ね、そいで大きなぐるぐるの瓶底メガネをつけたどこか胡散臭い少年かな?
独:……知らぬ者か。ならルートヴィッヒは声を掛けないな
日:キクも同様ですね。というかキクは他者とあまり会話しませんし……
英:同じく読書に没頭してるだろうな
諾:ルーカスも食うこどさ集中しどるな

「美人なお姉さん。クエストをお願いしたいんだけど、いいかにゃー?(けらけらと笑って)」
「クエストですね、こちらの受付へどうぞ」

仏(GM):そう言ってフランソワは客人をクエストの受付窓口へ案内するよ

「ではお名前とクエストの内容を教えてください」
「うーん、そうだね。マナティアとでも名乗っとこうかなっ」

仏(GM):さて、イギリス。お前にはこの情報ね(メモを渡す)
英:?(メモを確認し)…なるほど、RPするか

「…マナティア?」
「あら、アーサーの知り合い?」
「いや、マナティアという名前が気になっただけだ」
「むふふーん、僕ってば有名人さんだからね!…まー、だから今悩んでるなう!なんだけどねー」

仏(GM):そう言ってマナティアはある本をカウンターに置くよ

「僕は3代目のマナティア。『2人の騎士物語』の著者なんだけど、それに関しての依頼だよ」
「お、お前がか!?」

仏(GM):そう、この2人の騎士物語はアーサーの愛読書でもあったのだった!(じゃーん)
日:あー、だからイギリスさん指定で情報があったんですね
仏(GM):あ、日本日本。はいこれ(メモを差し出す)
諾:?日本にも情報け

* * *
『2人の騎士物語はかつて人間アーサーが愛読していた物語である。作者は初代マナティアが亡くなってからはその息子が継続して書いており、目の前の男はその2代目の血縁関係と理解する』
『2人の騎士物語は田舎育ちのライルとリューヤが騎士となるべく奮闘する姿を描いた物語であり、現在は30巻まで刊行。初版は100年以上前に発行』
* * *

日:……(メモを受け取り文字を追いながら)ふむ、ではRPですね

「……懐かしいですね、その本」
「んにゃ?君も読んでくれてるのかなー。光栄のキワミーだね!」
「友人が愛読していて、それを借りたのですよ。まさかここで著者に会えるとは思いませんでしたが」
「二人の騎士物語……ああ!お父さんが愛読してたわ!ほら、ここにも(本棚から適当に一冊取り出し)」
「わーファンがいっぱい居て嬉しいねー!嬉しくて涙出ちゃうにゃー出ないけど☆(ウインク)」

英:こいつ、なんなんだ(真顔)
独:癖が強いな、今回のNPCは
諾:話がなかなか進まねえ
仏(GM):はいはい、進めるねー

「それでその作者さんが一体どういう依頼ですか?」
「うん、それがね。気晴らしに蔵掃除してたらじーちゃんの遺言書を見つけてだねー。その遺言書に、とんでもねえことが書いてたんだよね(カウンターに身を乗り出し)」
「とんでもないこと?」
「なんかこの街の周辺に昔じーちゃんが使ってた屋敷があってね、それを処分してほしいんだよねー。でも魔物とかいるこの物騒なご時世やん?屋敷なんてとっとと売り捌きたいけど魔物と同居とか誰もせーへんやん?だから冒険者に屋敷のお掃除を頼みたいのですにゃ(ふにゃふにゃと笑う)」

英:つまり屋敷に魔物が居ないか確認してくれと
諾:あわよくば魔物も倒せと
日:まあ絶対いますよね
独:というよりもこのNPCの口調はころころ変わるな
日:ドイツさん、気になるのはそこなんですか……
仏(GM):うん、お兄さんも疲れるよ(真顔)

「報酬はたーんまり弾むし、屋敷の中のものはあげるからさー。おねげえだーおねげえしますだークエストすぐに回して神様女神様ー(カウンターの上をゴロゴロ)」
「お、落ち着いて?…そんなに急ぎなの」
「(ぴたりと止まり)…遺言書見つけたのが1ヵ月前でね、屋敷を買取に査定に来るのが明後日なんだよね。ふひひーやばいよーおねえちゃんが迎えに来る前に終わらせないとやばーいやばーい」
「ぎりぎりかよ……(呆れた目)」

「そのクエスト、私が受けましょうか?(ぱたんと本を閉じ)」
「え、まじ?まじかる?(がばりと起き上がり)」
「……ええ。私の友が愛した本を書いた方の依頼とあれば、喜んで(ふわりと微笑みを浮かべ)」
「わーありがと真っ黒お兄ちゃん!よ、色男☆(ばしばしと肩を叩き)」
「うーん、屋敷掃除なら大人数の方がいいと思うんだけど」
「……なら俺も手を貸そう、報酬もあるならば断わる理由もない」
「助かるわルート。…ルカちゃん(ちらっと)」
「ん、ええぞ(ぷはーと水を飲み干しながら)」
「……俺も行く」
「アーサーも行ってくれるのね、助かるわ。それじゃあお願いするわね」
「はあ、結局大所帯ですか。私一人で十分だというのに……」
「いやー、よろしくね!真っ黒お兄ちゃんにふりふわ兄ちゃん、あとムキムキ君ととんがりお耳兄ちゃん!」

英:おい、NPCの呼び名…
独:む、ムキムキ君……
日:これは酷い……
諾:捻りがねえ……

「マナティアさんも同行するの?」
「んー、そのつもりっ。だから守ってね、お兄ちゃん達(はーと)」

仏(GM):ちなみにマナティアはセージ持ちだよん
独:セージ持ちか、それは有難いな
英:俺としてはこいつのおねえちゃんが気になるんだが…
日:この方に似たハイテンションな方なのですかねえ

仏(GM):さ、屋敷に出発!の前にね。ぶっちゃけると屋敷では戦闘が2回あるんだよね。なのでここからはお買い物タイムとするよ!マナティアから前金を各自1000Gもらってるから欲しいものがあったら宣言してね!
日:おや、連戦ですか。キクは普段外に出ないせいで特に何も持っていないので、回復アイテムは欲しいですね
諾:俺は特にねえな
独:俺も特に必要なものはないな。……いざとなったら誰か回復してくれ
英:GM、アーサーは閃牙の矢を4つ。250G×4でちょうど1000Gだよな?
仏(GM):はいはい、問題なく買えるねー。キクはヒーリングポーション?
日:(ルルブを読みながら)……そうですね。ヒーリングポーションを5つとトリートポーションを1つ。100G×5、500G×1で丁度1000Gですね
仏(GM):おっけー、胡散臭い店主が「ほんとはもっとたけえけど今日は安くしてやるあるっ」と定価で売ってくれるよ!
日:ああ……(察し)
英:いつもは定価じゃないのかよ!
独:定価で売ってくれ(頭抱え)
諾:いったいどこの中国だべ
日:ノルウェーさん、しー(唇に指を当て)

仏(GM):ふふ、じゃあ買い物はこれでいいかな?良ければさっそく屋敷へと向かうけどマナティアに質問とかあったら聞いてもいいよ?
日:屋敷について限定ですか?それとも本やご本人のことを訊ねても?
仏(GM):答えられる範囲ならなんでも答えるよー
独:その口調はわざとか?(至極真面目な表情)
英:屋敷をなぜ放置してたかを聞きたいな
仏(GM):ふむふむ、他に質問は?
日:1か月前に遺言を見つけ、なぜ今片付けを始めたかったのか
諾:俺は特にねえ
仏(GM):はいはい、それじゃあ順番に答えようかな

「んん?僕の口調かにゃ?……ふふーふ、ムキムキ君や、人には個性ってもんがあるんだよ。普通なんてこの世界には本当はねえんだぜい?だからこれは僕の個性であり、君らが普通っていうチープな言葉で言う当たり前なんだよ?…君はどうしてそんな名前かって答えられる?つまりそういうことやね!」

独:なんだこいつ(真顔)
日:ドイツさんが困惑なさってる……
英:こいつ、頭はいいんだな…。アーサーはこいつが只者ではないと睨んでおくか
仏(GM):アーサーとキクの質問はまとめて答えるよー

「なんかさー、僕のじーちゃんね小説家でありそこそこ頭のいい研究者だったんだよね。ほら、魔法文明とかの歴史を調べるやばい人?んで何や知らんけどある日突然屋敷から人が出入りしなくなったんだって。でもさでもさ、そんなやばーい人が残したもんをほうちっちしちゃったらやべーって感じだよね?…蔵掃除はまあほんまに気まぐれでやったんだけどにゃー」

諾:こいつ留めどなぐ話すな
日:……魔法文明の歴史、屋敷から人が出入りしない。重要そうなわーどが出てきましたね
英:そしてさらりとこいつの祖父が匂う
仏(GM):(そうだねー…)そうそう、さっきからマナティアはアーサーの方をちらちら見てるよ
日:あ(察し)
英:ん?じゃあ俺は機嫌悪そうに睨むか

「…なんだ?」
「君、ドッペルゲンガーとか出せる子?(こてんと首傾げ)」
「…は?」
「うーん、僕の気の所為かなっ。さてと、屋敷はもう少し先だよー」
「……」

仏(GM):質問は以上かな?
英:……俺は特にない
日:ええ、私も大丈夫です。これ以上詮索するとリアルSAN値が削れそうな気がするので
諾:同じく
独:俺もないな
仏(GM):OK、じゃあ5人は屋敷だった廃墟前に到着するよー

【屋敷は森の木々に途切れた先に現れる高い崖の前にあった。
マナティアが指さすその屋敷だった廃墟は建物の後ろ半分が崖に埋もれており、全貌を見る事は出来ない。
魔石造りの美しい彫刻が掘られていた外壁だったのだろう。今は蔦やひび割れてどこか物寂しい雰囲気を演出しているようだ。
二階建てのその建物は玄関にあたる大きな黒い扉が構え、君達が見上げなければいけない強大さと重厚感が圧倒するだろう】

「右手に見えますのがじーちゃんの屋敷でございまーす」

英:完全にこれは魔物がいるな……
日:ええ、アウトです

「予想を遥かに超えた大きさですね」
「でけえ……(見上げながら)」
「これは、自分がちっぽけに見えるな……」
「ちゃららっちゃらー♪玄関のかぎー(大げさな素振りで取り出しながら)さてと、今から扉開けるから待ってて……おんやー?」
「なしたべ」
「あれれー?おっかしいぞお。玄関の扉が開いてるー」

諾:アウト
独:完全にアウトだな

「……著者殿。貴方、戦えますか?」
「にししー、僕は野蛮なこと出来ないにゃー」

仏(GM):そいじゃあはじめての戦闘以外での判定やろうかな!今からやるのは足跡追跡判定だよ!この判定は成功するとその場にある足跡を調べることが出来るよ!
英:2dでふるのか?
仏(GM):だいたいの判定は決められた技能がないと2dで振ると思ってたらいいよ。てなわけで!スカウトとレンジャー持ちはだっれかなー?
日:スカウトが7ですね
独:スカウトが2、レンジャーが5だ
仏(GM):足跡追跡判定は2d+(スカウトorレンジャー技能レベル+知力ボーナス)で振るからねー。目標値は11!上回れば成功だからねー
英:アーサーとルーカスは2dだな
日:……知力ですか、キクのボーナス1なんですけれど……
仏(GM):ルートヴィッヒは二つ持ってるけど高い技能で振るといいよー
独:む、ということはレンジャーの方だな
仏(GM):さあ、はじめての足跡追跡判定!どうぞ!

足跡追跡判定
アーサー:2D = [5,6] = 11
キク:2D+8 = [4,5]+8 = 17
ルーカス:2D = [2,5] = 7
ルートヴィッヒ:2D+7 = [5,3]+7 = 15

日:ボーナスなしで成功決めるイギリスさんって……
英:まあ俺だからな!(どやあ)
仏(GM):ルーカス以外は成功だね!それじゃあ3人は玄関付近にまだ新しい蛮族の足跡を発見するよ。しかも形跡からして中に入ったきりで、出てきてないね
独:つまり、いるな
英:……って、やっぱり中に居るのか

「にゃんか分かったー?(3人を見つめながら)」
「中にいるな」
「……はあ、だとは思いましたけどね」
「?蛮族け?」
「ああ、恐らくは。しかも出て行った形跡がない」
「おやおや、不法滞在は犯罪だねー!いやーん怖い怖ーい☆」

仏(GM):さて、中に入るかな?
日:入らないと進みませんよね
英:だな。いつでも戦えるようには構えておくか
日:では片方だけ刀を抜いて警戒しながら侵入しましょうかねえ
仏(GM):ちなみにマナティアは冒険者の4人の後ろについてるからねー。それじゃあ玄関から入ると広いエントランスに出るよー
独:エントランスに気になるものは?
仏(GM):うんうん、今から描写するねー

【開いていた玄関の扉を開くとそこは明かりはなく、埃の匂いが冒険者の鼻を刺激する。
慣れた視界で床を見ればそこにはガラスの破片がちらばっており、金属の装飾を見るからにおそらくそれは豪華なシャンデリアだったのだろう。今は無残な姿と化していた。
明かりのないその空間に真正面からの細長い光と玄関の頼りのない光がかろうじて照らしている】

仏(GM):ところで暗視持ってないのはだーれ
英:…アーサーは持ってないな
独:ルートヴィッヒも持っていないぞ
日:キクも持ってないですが……暗視?
仏(GM):暗視は暗いところでもペナルティーなしで動けるという種族特性だねー。ありゃりゃ、ルーカスしか持ってない?
日:キクはエルフ生まれのナイトメアですし、持ってないですよ
諾:明かりとか灯す道具を出す方法もあるが……手を塞がれちまうからな
英:戦闘に持ち込まれたらまずいな…
独:……このマナティアに持たせることは出来ないのか?戦えないのだろう?
仏(GM):あ、ちょっとまってねー

「はい、ぴっかー☆(右の指にはめている指輪が眩い光を放つ)」
「……眩しい(鬱陶しそうに視線を逸らし)」

仏(GM):マナティアはシャイニングリングを使用して辺りを照らすよ
日:おお、これならペナルティなしですね

「ふひひ、明かりがないと何も見えへんやん?影も影と認識出来んし光も光と認識出来ん。表裏一体またはこれぞ三位一体!だねー!にゃはははは!」

仏(GM):というわけでマナティアがシャイニングリングを外さない限りは暗闇のペナルティーはなくなるよー

「よく分からんが明るい分には助かる。これで安全に進むことが出来るな」
「…随分と便利なものをお持ちで(マナティアを見つめ)」
「これ目くらましに出来るんだよね!ほら、色々逃亡用に使えるんだよ?(にんまり)」
「……あまり元気に喋らない方が良いですよ、食い殺されたくなければ(細く息を吐きながら)」
「真っ黒お兄ちゃんはクールだねー(にゃははと笑いながら)」

仏(GM):さてと、ここにも足跡があるよ!判定しちゃう?
日:判定出来るのであれば
独:俺も振ろう
英:そうだな。不意打ちはごめんだ
諾:目標値ば?
仏(GM):12だね、さっきと同じ振り方でどうぞー

足跡追跡判定
アーサー:2D = [6,2] = 8
キク:2D+8 = [3,4]+8 = 15
ルーカス:2D = [4,5] = 9
ルートヴィッヒ:2D+7 = [1,4]+7 = 12

独:ボーナスがついてギリギリか……
仏(GM):技能持ちが成功だね!さて、足跡はここにもあるね、しかもその足跡はエントランスの向かいの扉に通じているね、跡を追えばどこに行ってるのかさらに情報あげるよ
日:キクは勿論追跡しますよ
独:……ルートヴィッヒは依頼者を守りながら追跡だ
諾:俺は後ろに並びながらもついてくな
英:同じくついていく
仏(GM):マナティアもうきうきしながらキクについてくね!足跡は扉を出たところ……おそらく廊下だね。そこから上に上る階段に続いてるよ
諾:廊下には他に部屋は?
仏(GM):部屋はないけど上り階段とは別に下につながる階段があるね
日:仮に二手に分かれたとしても戦力が不安ですね……
英:集団で行動する方が得策だろうな。それにこの依頼主が何するかわからねえ…
仏(GM):何もしないよー?(苦笑い)
日:……取り敢えず全員行動です。描写的に上に行った方が良いのでしょうか
英:不意打ち食らうよりも先に危険分子は摘んでおきたいな
諾:メタだけど戦闘は2回あっからな。効率よく動きてえ
独:そうだな。戦闘はなるべく早く終わらせ、体力は温存した方が良いだろう
日:すべてはダイスの出目次第ですがね
仏(GM):じゃあ上の階へ移動だねー!はい描写入るよー

【階段を上ると足跡は奥の部屋へと繋がっている。その部屋の間にも扉が一つ。どうやらこの階には部屋が二つあるようだ】

英:普通に考えれば奥の部屋だが
日:途中の部屋にお宝とかないですかねえ
諾:先に敵ば倒して宝探しすればええんでね?
独:ということは奥の部屋へ直行だな
仏(GM):その前に!聞き耳判定してみよっか!!聞き耳判定は成功したら何か話し声とか物音が聴けるよー。技能は足跡追跡判定と同じスカウトorレンジャー技能+知力ボーナスかな。目標値は13!
英:技能持ちしか成功しないやつか……
日:ぐ……聞き耳(嫌な思い出)
英:日本落ち着け、これはクトゥルフじゃない
日:ハッ、そうでした!
仏(GM):さて、じゃあ運試しに振ってみよっか!

聞き耳判定
アーサー:2D = [1,1] = 2
キク:2D+8 = [2,3]+8 = 13
ルーカス:2D = [3,4] = 7
ルートヴィッヒ:2D+7 = [2,2]+7 = 11

日:成功ですけど……成功なんですけど、またですかイギリスさん……
英:ははは〜ごじってんの妖精さんが見える、見えるぞ〜
独:誰かアメリカを連れて来い、精神分析(物理)が必要だ
諾:まあファンブルでねえからええでねえか、ほっどけ
仏(GM):成功したキクは奥の扉から魔物らしき声が聞こえるねー。…キクは凡用蛮族語喋れなかったね。だったら話してる内容は分からないかな
日:成功しても何も成功してないパターンですか最悪じゃないですか(崩れ落ち)
英:俺達全員凡用蛮族語知らねえ……(頭抱え)
諾:マナティアは?
独:このシナリオのNPCということは可能性があるな
仏(GM):うん、凡用蛮族語持ってるよ
日:……ではマナティアさんを呼び寄せて、音を聞いてもらいましょう
英:問題はこいつ、聞き耳成功するかだよな…
仏(GM):温情だよ、扉に近付いたら聞き耳自動成功でいいよ
日:優しいGMでよかったです(真顔)

「んん?みんな耳をすまして何してんの?」
「……声が聞こえるのですが、私には何を喋っているのかが分からない」
「ほうほう……どれどれ(扉に耳を近づけ)……ふーん、何か探してるみたいだね」
「探してる?」
「何を探しているか、分かりますか?」
「……さあ?『ないない』とか『そこ探せー』ってのは聞こえるけど」
「……取り敢えず、中に蛮族がいるのは確かなんだな」
「なあ、一つ提案だが」
「なんですか、神官殿」
「そいつらが何を探してるのが気になってな。だったら見つかるまでこごで待ち伏せしで見つけだ所を襲撃しねえ?」

英:考えが物騒だぞこの神官
独:おい、この提案は可能なのか……
仏(GM):そうだねー、見つかるかどうかは置いといて面白い提案だから許可するよ?
諾:やったぜ(真顔)
日:では皆で息を潜め、ゆるりと待ちましょう(ふふっと笑いながら)
仏(GM):マナティアはどうしとく?
英:そこはRPでもして指示するか

「おい、依頼主。お前はそこの扉に張り付いて聞き耳立ててろ。何か動きがあったら教えろ(近くにある壁にもたれながら)」
「……人にものを頼む態度が成っていない、相変わらず餓鬼なことで(溜息混じりに手近の床に腰掛け)」
「……(ぎろりと睨む)」
「……(勝ち誇ったような微笑みを湛え)」
「わー、ふたりはプリキy不仲なの?」
「ドウデショーネー」
「……最悪の犬猿だ(大きく溜息を吐きながら)」
「人類みな兄弟だよ?仲良くしにゃならんよ(けらけら)てかみんな今おいくつなん?真っ黒お兄ちゃんは僕より年下かな?」
「……さあ、もう数えるのを止めた程度ですよ。貴方、いくつですか(興味なさげにマナティアを見つめ)」
「僕ー?幾つに見えるー??(瓶底メガネをくいっと指であげながら)」
「10代け?」
「どうでもいい(はあっとため息)」
「(大袈裟に息を吐き)……種族に依るでしょう。若く見えますが、エルフなど長命な種族なら、もう三桁は軽い可能性もある」
「ふーん、てことは真っ黒お兄ちゃんはエルフでもないんだねー(あっさりと)」
「…………エルフですよ。随分と真っ黒ですけれどね(うすら笑いを浮かべ)」
「見た目が?腹が?いやーん、過去に影持ってる系男子様すってきー☆」
「なんや、こいつは余計なこと喋らねえと死んでまうのが」
「……著者殿はなんですか。エルフなのですか?(面倒臭そうに)」
「僕?僕はウィークリング。所謂蛮族と人間のハーフだね!ほらこれ見てー(ズボンを足首まで上げると鱗が見えて)」
「…マーマンのウィークリング」
「そうそう!所謂生足魅惑のマーメイドやね!」
「……いいのか、そんなにサラッと素性を明かして」
「……ん?(ルートヴィッヒの言葉にきょとん)」
「いや、気を悪くしたら悪い。その、人によっては迫害されたりするだろう。だから……(兄のことを思い浮かべたのか困惑した表情で)」
「……(ルートヴィッヒの言葉に視線を伏せる)」
「あーいるねえそんな阿呆。けどウィークリングでも僕は僕。マナティアだから。僕をウィークリングのマナティアとしてじゃなくてただのマナティアとして見てる人が居るから全然平気なのでしたー(にししと笑う)」
「……そうだな(ため息つきながら)ウィークリングでも何でもお前は阿呆そうな餓鬼だな(はんっと鼻で笑って)」
「餓鬼が餓鬼というか……(視線は伏せたまま)」
「そうか……その、不躾で済まなかった。俺はそう言った偏見は持たないから安心してくれ」
「あんがとねー!…ところでさあ、ふりふわお兄ちゃんは兄弟いる?もしくはドッペル??」
「…さっきもそれを言っていたな。俺には兄弟はいな……(突然言葉がとまり目を見開く)」
「?(アーサーの様子に首を傾げる)」
「どうした?」
「…いや、(ふうと息をはいて)何でもない」
「ならいいが……む?キク、頭に埃が降ってきているぞ(キクの頭に手を伸ばし)」
「ッ!!!!(即座にルートヴィッヒの手を払い除けて少し後退る)」
「なしたべ(後退したキクを見て)」
「……あ、頭を触られるのは嫌いです(煩く鳴る心臓を抑えるように胸元を握りしめ)」
「……。あれやない?頭が性感帯!!(閃いた顔)」
「違う(ぴしゃり)」
「やめろ気持ち悪い」
「冗談だってばー。それよりさっきから何か蛮族が喋ってるよー」
「……何と言っていますか」
「んーとね、『この部屋じゃない?』『別の部屋に隠してる』『早く!早く!』だってさ」
「……この部屋から出てくるのか?」
「まだこっちに向かってくる感じはにゃーかな?なんか集まって話し合ってるかんじー?」
「やっぱり中に居るのは一体だけではないか」
「話し声からしての総数は解りますか」
「……んー。多分、3体?」
「やれねえ数ではねえな」
「先手必勝で殴れば問題ないですね」
「わーお、お兄ちゃん達やる気満々やね!必殺仕事人って感じのフェイスで僕ときめきトゥナイトだよ!…でもま、気をつけてね。じーちゃんの屋敷だから(ぼそりと)」

諾:イマイチ緊張感にかけるな……
日:最後の言葉に関してどういうことなんだと小一時間問い質したいですね……
英:研究者ってのはどの世界でも変人だからな。ただの屋敷ではないってことだろ

*

仏「と、そろそろ休憩挟もうかな!」
独「む、そんな時間か。進んだのか進んでいないのかいまいち分からんな……」
英「休憩終わりで戦闘になりそうだけどな」
諾「…とりあえずNPCがやかます(きっぱり)」
日「今までにないタイプのNPCですよね、なんというか、元気そうで何よりです」
英「ああ、ああ言うタイプは実はすごく頭の回転良さそうだよな……」
仏「そうそう、ちなみにマナティアの年齢は23歳だよ」
英「…まじかよ」
独「ルートヴィッヒよりは年上か」
諾「こんな大人は嫌だ」
日「でも実際いますよ、あんな感じの23歳って」
諾「例えば?」
日「……ご想像にお任せします(苦笑い)」

仏「さあ、一休みにお兄さんのお菓子でもどうぞー」
独「おお、いい匂いだ。コーヒーでも淹れるか」
英「残したらもったいないから食べてやるよ(クッキーに手を出しながら)」
日「ふふ、では私も頂きますね(着物の袖口を押さえながら手を伸ばす)」
諾「…(無言でクッキーを頬張る)」

 




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