ソードワールドしようぜ!

「んにゃー、ちょいとここらで休憩しよっか(ソファーにどっかりと座る)」
「……緊張感のない依頼者ですね(溜息を吐き)」
「俺は階段でも見張ってくる。……ほらよ(マナティアに手記を渡す)」
「っと(受け取って)はいはーい。いってらっしゃーい☆(部屋から出るアーサーに手を振る)」
「俺も周囲の警戒をしてこよう。……悪いが、依頼者の護衛を頼む」
「……俺は書斎ば見て来る」
「……お守りはご免なんですが(呆れた目で出て行く二人を見つめ)」

「君ら集団行動出来ん子らなの?昨今の若者やねー」
「個人主義なだけでしょう……はあ(壁に凭れ掛かって自分の煙管を取り出す)」
「君もそれに当てはまるんじゃにゃーかなあ!にゃははは!(ソファーに座ったままけらけらと笑う)」
「……あれらよりは和を尊んでいる思いますがねえ(ぷかぷかと煙管を吹かし)」
「よく言うー☆(にはには笑いながら手記を目にも留まらぬ速さで捲り、ぱたんと閉じる)」
「……随分と素晴らしい頭脳をお持ちのようで。羨ましい限りです(興味なさげに)」
「そう?僕は1度見たものは忘れられないカメラアイ?っての?それらしいんだよねー。……しかしまあ、とんだ夢物語だ(手記をソファーに乱暴に放る)」
「……夢物語、いいではありませんか。現実はつらいだけ、ならば夢くらい見てもいいでしょう?(煙管の煙を吐き出しながらどこか遠くを見つめ)」
「夢は夢で終わらせなきゃいけないこともあるんだよー?僕ら作家は夢で終わらせるためのお手伝いみたいなもんだからねー(にはにはと笑っていたが手記を見る目は瓶底メガネ越しにどこか冷たい)…これはあまりにも才能がない文章の羅列だよ」
「現実がつらい私には、その現実逃避すら赦されませんか?…………いえ、失言でした。忘れてください(ふるふると小さく頭を振り)」
「……(キクを見つめ)ねえ真っ黒兄ちゃん。あのふりふわ兄ちゃんはどうしてここにいるの?」
「……さあ。どうしてでしょうね、私が聞きたいくらいですよ(悲しそうに笑いながら)」
「僕、ふりふわ兄ちゃんに会うの2回目だよ。…でも、本人かさえ、記憶を忘れない僕にも自信が無いくらいにありえない話だから(眼鏡を外してレンズを拭いて)」
「……私も、2回目です。彼に、……彼の体に出会うのは(目を伏せると髪がさらりと揺れる)」
「……(キクの手を強く掴み)僕のじーちゃんは、どうやらふりふわ兄ちゃんにも、君にも大変なことをしちゃったようだね」
「…………やはり、そうでしたか(泣きそうな表情でマナティアを見据え)」
「……神を作る方法。忌々しいね、人間を越えた存在を作る方法だもの。高度な文明の技術を蘇らせようと死体を弄ぶ馬鹿げた所業だ。……これにはそれが書いてた(手記を見つめて)」
「……彼の表情が曇った理由はそれでしたか……著者殿、私の独り言を……聞いてくださいませんか」
「うん……いいよ(優しく目を細め)」

「……私はエルフではありません。忌まわしきナイトメア、悪夢そのものです……(静かにぽつぽつと)」
「……(黙ってキクの言葉を聞いている)」
「……そんな私に手を差し伸べてくれた、……それが、彼です……そして、私は目の前で彼を失った……あの真っ赤な色を、忘れる事など出来ない……(嗚咽を漏らし)」
「そうか……君は、あの剥製の子の……お友達、だったんだね(頭を優しく撫でて)」
「私の、人生唯一の友人でした……でも、あの魂は、違う……私の知っている、私の愛した彼ではない……(段々と声が小さくなっていく)」
「……キク君、果たしてそれはどうかな(まっすぐ見つめて)」
「……え?(不意をつかれたように顔を上げ)」
「君がその彼が今のふりふわ兄ちゃんとあまりにもかけ離れてることで否定したいのは分かる。でも僕にはあの手記を見た反応はまるで別人とは思えないんだよね……それに」
「……(困惑した表情で続きを待つ)」
「(眼鏡をかけて)僕には、今のふりふわ兄ちゃんは何かを守る不器用な子にしか見えないんだよねー(ふふっと微笑みながら)」
「……?私には、理解出来ません(気恥ずかしさで乱暴に目元を拭い)」
「案外守ってるものは君が守りたいものと同じだったりするかもよー?(けらけらと1通り笑って)……ムキムキ君から頭触れられそうになってから元気なかったけど、元気出た?」
「……(軽く頭を振り)ええ、みっともない姿を見せて申し訳ありませんでした。……もう、大丈夫(いつもの澄ました表情を取り繕いながら)」
「ふふ、君もなかなかかーいらしい顔してるんだから泣いてたら悪い大人に手を出されちゃうぞー?(にんまりと笑って)」
「お生憎様、私も伊達に数百年生きておりません。……そのような下衆な相手は軽く弾き返して差し上げますよ(皮肉な笑みを浮かべ)」
「きゃー怖いー(と言いながらも愉しそうに)…ねえ真っ黒お兄ちゃん。このクエスト終わったら少し時間ある?いろいろ君に話したいことがあるんだけどどう?デートどう?」
「……ええ、ぜひ。私も貴方にお聞きしたいことが山のように出来ましたから(妖艶な微笑みに変わりながら)」
「別嬪なお兄ちゃんと飲むお酒はさぞ格別だろーねー!いやーその顔面偏差値僕にも分けてよ!(ソファーに寝そべりながら楽しそうな口調で)」
「ふふ、お上手ですね。……酒ならば、私も喜んで(思い出したように煙管を吹かし)」
「…ふふー、楽しみだなあ……すぅ(突然ネジが止まったかのように寝息が聞こえる)」
「…………子供ですか、まったく(溜息混じりに自分の羽織をマナティアに被せ)」

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