ソードワールドしようぜ!

【ロングチャット】

イギリス→アーサー(ひかるさん)
日本→キク(おぼろ)

*

第1章3話後

【冒険者ギルド『マリアリリィ』食堂】

「ふぁ……(ごしごしと眠そうな目を擦りながら小さめの文庫本を取り出す)」
「最近キクちゃん早起きさんだね。何かあったの?(注文された朝ご飯を机に置きながら)」
「いえ、ただ早く起きているだけで……ふぁあ……(本を読みながらもぼんやりとした顔で朝食を口に運ぶ)」
「眠れないってわけじゃない、よね?…あと、いただきます、は?(にっこり)」
「……ええ、至って普通です。夢見は、いつも通りですが……ふぁああ……イタダキマス……(と言いながらももぐもぐと口を動かしている)」
「(呆れたといった表情で)何だかご飯食べながら寝ちゃいそうだよキクちゃん。……と、あら」
「おはようフランソワ。キクもおはよう。早起きだな(階段を降りながら穏やかな笑みを二人に向けて)」
「!!(声にかっと目を見開き)……ああ、おはようございます。アーサーさん、いい朝ですね(先程の眠たそうな顔が嘘のように柔らかな表情を浮かべている)」
「……(キクの変わり様に苦笑いを浮かべながら)おはようアーサー。貴方も随分と早起きね」
「昨日は早くに就寝したからな。おかげで寝覚めがいいんだ。(くすくすと笑った後、片手に持っていた本をフランソワに差し出し)フランソワ。これ貸出してくれてありがとう。それで次のも貸して欲しいんだが」
「ああ、2人の騎士物語の9巻ね。そこの本棚にあるから(アーサーの朝食を準備をはじめながら)」
「分かった。(本棚に向かってシリーズが並んでる本棚を見て)……あ、れ?」
「……どうなされましたか?(文庫本を脇に置きながら)」
「……ない、9巻が」
「ない?……(ひょいと本棚を覗き込み)ああ、ないですね。本当に」
「え、ないの?(厨房から二人のいる本棚に向かい一緒に覗き込み)…あらほんと。しかも9巻だけないね」
「誰かが持って行ったのでしょう、またゆっくりと借りて読めばいい(ふわりと微笑みながら)」
「……続き見たかったんだがな(しゅんとした様子で)」
「うーん誰か借りてたかなあ……あ(何か思い出した様子)」
「レディ?」
「?どうしたフランソワ」
「この前ね、ギルド襲撃された時にそこら辺も被害にあってね。ボロボロになった本もあったらその……処分したなかにあったかも」
「……ああ、それならば仕方がない(困ったように肩を竦め)」
「……いい所だったんだけどな。二人が対立してどうなるかという展開だったんだが……(ふう、とため息をつきながら)」
「でもアーサー。貴方前に全巻見てたよね、2人の騎士物語」
「それは別の……ってうわああネタバレ!やめろって!!(突然慌てだす)」
「?アーサーさん……?(心配そうに見上げる)」
「俺は自分で見たいんだ!前のサスペンス小説みたいに展開をばらすなばかぁ!!(おもむろに近くの柱に額ゴツン)」
「あ、アーサー?」
「!!!な、何しているのですか貴方は!!(慌ててアーサーの体を引っ張って自分の方へと寄せる)」
「はっ!?……いや、すまない。あいつがネタバレしようとしていたからつい…(額を摩りながら)」
「あいつ?(きょとん)」
「……おい、聞こえているのだろう餓鬼。私の神にふざけた真似をするな……(いつもの数倍低い声で)」
「何だかよく分からないけど、その神様にもすごい顔で睨んでるよキクちゃん」
「……はっ!!!(我に返ると自分のしでかしたことに崩れ落ちる)」
「このままではあいつの容赦ないネタバレが……(頭抱え)」
「えっと、街の本屋さんなら売ってるんじゃないかな。9巻」
「……言われれば、確かに(崩れ落ちたまま)」
「…ほんとか?なら今すぐ…はまだ店も開いてないだろうし今日中に買いに行く!ネタバレが来る前に!!(拳をぎゅっと握りながら必死に)」
「そうですね、その方が貴方の精神衛生上宜しいでしょう(漸く顔を上げるとふわりと微笑む)」
「ああ!あ、そうだ。ついでと言ったら何だが、本屋にも行きがてら街でも散策するか!(うきうきした様子)」
「街の散策、ですか?(立ち上がって服の埃を叩き)」
「あいつから記憶は僅かに受け継いでいるとは言え、自分の目で直接確かめて見るのとは違うからな。色々見て回りたい」
「……ええ、そうですね。そう言えば貴方は好奇心旺盛な方でした、お変わりなくてよかった……(目元を緩めたことを誤魔化すように自分の席へと戻り冷めかけた朝食を食べ始める)」
「ふふ、とりあえず散策は朝ご飯を食べながらどこから行くか考えて見たら?アーサー(厨房に戻り、お湯を沸かしながら)」
「!そうだな(当たり前のようにキクの隣の席に腰掛け)…キクは今日はクエストがあるのか?」
「い、いえ……今日は特に予定もなかったので本でも読んで過ごそうかと思いましたが……」
「そうか…。なら良かったら散策に付き合ってくれないか?あ、キクが嫌ならいいんだが」
「!!そ、そんな!嫌だなんてことはないですっ!私で宜しければ、お供させてください……(肌に朱色が差したことを隠すように俯いて早口に)」
「良いのか?…はは、なら決まりだな。朝ご飯食べて支度してから一緒に行こうか(ふわりとキクに微笑んで)」
「ええ、……ああどうしましょう。散策するにしても名所など知らない……(小声でぼそぼそ)」
「大きな施設とか普段キクちゃんがお世話になっている場所でも案内したらどうかな。私のおすすめは教会にある図書館かなあ(紅茶をアーサーに差し出しながら)」
「(顔を上げ)……正直、私の生活圏はここと部屋だけですし……アーサーさんの行きたそうなところへお連れするとしましょう(困ったような曖昧な表情で)」
「図書館……!(目がきらきらと輝く)」
「あ、でも図書館に2人の騎士物語もあるかもしれないね。そしたら買いに行く必要性がないかな」
「いや、それでもマリアリリィに9巻が無いのは変わらないだろ?あんな素晴らしい物語をまだ読んだことのない者達に読んでもらうためにも買い揃えるべきだ(力説)」
「そ、そうだね…(アーサーの勢いに押されながら)」
「ふふ……(小さな笑い声を漏らし)」
「あ、(思わず興奮してしまった自分に羞恥心を覚え)…うおっほん。話は腹ごしらえをしてからだなっ」
「ええ、そうですね。……ですがレディ、ご馳走様でした。私は食べ終えてしまったので、一足先に出掛ける準備をしてきます(そっと席から立ち上がり)」
「はいお粗末様。(くすくすと笑いながらキクを見送り)……キクちゃん嬉しそうだなあ」
「俺もしっかり食べて備えるとしよう。……いただきます!」

一時間後……
「アーサーさん、お待たせして申し訳ありません(小走りで走ってきながら)」
「いや、こっちも今来た所だ(にっこりと微笑み)あ、フランソワが街の地図をくれたんだ。ほら(地図を広げて)」
「ふむ……(地図を覗き込み)そうですね、時間もありますしゆっくりとアーサーさんの見たいところを回りましょう」
「ああ。…ところでこの大熊猫亭?っていう所だが…ここも色んなものを売っているんだよな(地図の表示を見ながら)」
「……そうですね。ですが、あまりお勧めしません(ばっさり)」
「?どうして(小首傾げ)」
「……どうしても(視線を泳がせ)」
「キクはここに行くのは嫌なのか?(心配そうに見つめる)」
「…………嫌ではなく、いや、では……ないのですが(居た堪れない様子)」
「??」
「……いきたい、ですか?」
「まあ本音を言えば……行ってみたい、な」
「はあ……(諦めたように大きく溜息を吐き)では、いきましょうか」
「!!(嬉しそうに目を輝かせ)ああ、行こう!」
「……余計な事を言うようならあの店主、絞めねば……(アーサーに聴こえない小声でぼそり)」

*

【万屋『大熊猫亭』】

「あ、ここだな(胡散臭い店の看板を見つめながら)…しかしこの店は一際目立った外観だよな」
「そうですね、目立ったというよりも胡散臭いです(ぐさっと刺しながら扉を開ける)……店主、いますよね」
「金なら前に払ったからこれ以上はやらねえある!!(鬼気迫る顔で吠えて)……って、キクあるか?(目をパチパチと瞬きを繰り返す)」
「か、金?」
「……私が来てはいけませんか(酷く億劫そうに溜息を吐き)」
「誰もそんな事言ってねえある。相変わらずお前は後ろ向きな奴あるな、そりゃもう昔からお前は(ぺらぺらと)」
「ちょっ、昔のことは忘れろと何度言えば覚えるのですか!!(大慌てでカウンターに突進しながら)」
「何をそんなに慌てているある。我は事実を言ったまであるよ……ん?(アーサーの姿を確認して)アーサーあるか」
「ちょっと店の中を見学したいんだが……(苦笑いを浮かべながら)」
「んん??お前雰囲気変わったあるな。刺々しさが消えてまるで別人……がきんちょある(ぺしぺしとアーサーの頭を叩き)」
「!!貴様っ、アーサーさんに気安く触れるな!!(敵意剥き出しで睨み付ける)」
「な、何あるか!?いきなり怒ってびっくりするある!!」
「……やはり帰りましょうアーサーさん、ここにいたら貴方の教育上よくない」
「え、だがまだ見学が……」
「見学料、取られますよ」
「失礼な奴あるな!!お前ほど教育上よろしくねえ存在は居ねえあるよ!女と酒に入り浸る悪い大人ある!あと見学料は当たり前ある!」
「!!!!!!!そ、そそそそれを今ここでいう馬鹿があるか!!!!!!(真っ赤になりながら)」
「……(なんとなくキクの纏う匂いで察していたためにどう反応すればいいのか苦笑いを浮かべる)」
「我は嘘なんて言ってねえある!毎晩とっかえとっかえで女とやらしいことしてるあるっ!…あー、昔はもっと子供らしくて泣き虫で愛らしかったが……はあ(深いため息)」
「……店主、首を斬られる覚悟はあるか(真顔で震えながら)」
「落ち着けキク。……キクだって大人だし、その……男だからそういうのをやっていても俺はひかないから」
「ち、違うのです!その、貴方に背くようなことはなにも……なに、も……(やっている自覚がある故に蒼褪めていく)」
「大丈夫だから、キク(キクの頭を撫でながら)…こんなことで俺はお前を嫌いにはならないよ(安心させるような微笑みを浮かべる)」
「あ、アーサーさん……(思わず涙を溢れさせ)」
「……何あるか、この茶番は(げんなりとした様子で二人を見ている)」
「茶番ではない。断じて違う(ぎろっと睨み付け)」
「あはは…(苦笑いを浮かべ)ところでこの店はどんなものを売ってるんだ?」
「どんなものあるか?主にお前ら冒険者が使う武器や防具、消耗品その他多種多様に売ってるあるよ!どれも品質がいいある!だから沢山買うある!」
「定価で売るのなら買いますよ、定価なら」
「どれも定価より高いよな、これ(値札を見ながら)」
「取り寄せやら包装やら色々考えたら相場はこのくらいある!むしろ良心的あるよ!」
「どこが。露天商に売らせればこれの半分でお釣りが来ますよ(溜息混じりに)」
「えっと……これも装備品なのか?(猫耳カチューシャを見つけ)」
「おや、愛らしい」
「それは可愛いから我が取り寄せたある!(どやあ)」
「……仕事してるのですか貴方(ジト目)」
「これは?(黄金のパンダの置物を見つけ)」
「これは金持ちに売りつける置物ある!」
「売りつける……(呆れ顔)」
「売りつけ……(引きつった笑みを浮かべる)」
「お前らそんな顔してるあるが一度この置物を部屋に飾ったりカチューシャ被れば我が買い付けたのも頷くある!ほら(キクの頭に猫耳カチューシャを被せる)」
「うわっ、ちょっとなにするんですかやめなさい!(じたばたとするものの腕力には敵わずされるがまま)」
「ふむ、愛らしいな(キクの猫耳姿に愛げに見つめて)」
「こ、これはミアキス専売特許でしょうに……それに私には角がありますから結構です(恥じらうように視線を逸らし)」
「……お前、ほんと別人ある(アーサーを不思議そうに見つめ)」
「……別人、で間違いではないでしょうが(ぼそり)」
「ならこれはどうあるか!猫耳カチューシャにセットについていた肉球グローブある!ぷにぷにある!…んっ(アーサーに肉球グローブを履かせる)」
「うわあ!?」
「……!!(あまりの似合い様に口元を隠しぷるぷると震えている)」
「キク、ほら触ってみるあるこの肉球のぷにぷにを!(アーサーの腕をもってキクの前に肉球のついた手のひらを差し出させる)」
「こ、これ……恥ずかしいん、だが(恥ずかしさのあまり顔を赤らめて視線をそらす)」
「……(無心で肉球を連打し、白い頬は紅潮している)」
「今ならセットで安くしてやるある(商人の顔になり、懐から算盤を取り出す)」
「……いくらですか(すっと懐から財布を取り出し)」
「まずはこの値段を(ぱちぱちと珠を弾き)…ここまで勉強させてもらうある」
「ええ!?キク、買うのか!?(キクの意外な行動に動揺)」
「……アーサーさんにフルセットで付けていただきたく(心成しか目が輝いている)」
「俺!?(かああとさらに顔を赤らめ)」
「ええ、ええ……お可愛らしい姿に、私はもう……(目頭を押さえつつも財布を器用に開ける)」
「毎度ありあるー!」

「……ああ、そうだ。アーサーさんはこの胡散臭い店で何か買うものはないのですか?買わなくても問題ありませんが」
「お、俺?……あ、そうだ店長(ヤオに近付きひそひそと)……って、あるか?」
「あるあるよ。今すぐ持ってくるあるか?」
「いや、また今度でいい(にっこりと微笑み)」
「……?(首を傾げ)」
「あ、そうある!アーサー、お前あのランスロットの知り合いあるな?」
「え、あ知り合いと言うか…(苦笑いを浮かべ)」
「ならこれ渡しとくある!(押し付けるように小さな箱を渡す)」
「……?(きょとんと小箱を見つめ)」
「……爆発物ではないでしょうね」
「そんなもの渡さねえある!ずーっと昔にランスロットの従者から頼まれたものある!けど取りに来ねえから我が保管してたある」
「一生保管していればよかったものを(忌々し気に)」
「……(箱の中身を開ける)…ゆび、わ?」
「……え?」
「この街には妖精魔法で使う以外宝石をアクセサリーに加工することはねえから我の所に取り寄せるように発注してきたある!」
「……マリッジリング」
「そんなものをずっと放置していたのですか、あの男は……」
「おそらく奥さんに渡す予定だったあるな!高額だから高く売りつけられるあるが名前が彫られてるから流石の我も売るのに戸惑ってたある…」
「……店主にも物を売る戸惑いがあったのですか(困惑)」
「失礼な奴ある!奥さんの名前書いてる思い入れの深い物を売ったら何だか祟られそうで怖いある!」
「ドレイクが祟りに怯えてどうするのですか……」
「カタリナ……義姉さん(指輪を物悲しそうに見つめ)」
「……(居た堪れない表情でアーサーの服を握りしめる)」
「?やっぱりあの奥さんとは知り合いだったあるか」
「まあな(曖昧な笑みをヤオに浮かべ)…そうだな、これは俺が預かっておこうか(握りしめるキクの手に自身の手を重ねながら)」
「……あ(無意識だったのか手を引っ込めようと力を入れる)」
「ふふっ(その様子に思わず声を漏らして笑う)」
「……お前ら、ほんとどうしたある」
「ど、どうもこうもなにもありません(出来る限りいつもの顔を取り繕おうとしながら)」
「いたって普通だぞ?(楽しそうに微笑みながら)…さて、長居をしてしまったな。店長、お邪魔して悪かったな」
「冷やかしでないなら我は大歓迎ある!」

「……あの、アーサーさん、その、手……(店の出口へ向かいながらぼそぼそと)」
「え?……あ(重ねた手に気付き、そっと手を離し)……悪い」
「い、いいえ!その、あ、あったかいです……(離れた手を逆の手で握りしめて)」
「!……キクが嫌じゃないなら、その(キクの手を握り返し)次の場所までこうして、いいか?(はにかみながら微笑み)」
「……!ええ、ぜひ……(花が綻ぶように微笑みながら)」
「決まりだな(ふにゃりと微笑み)次はそうだな…教会かな。教会は色んな施設があるから見応えはありそうだ(わくわくしながらキクと繋いだ手を楽しそうにぶんぶんと揺らす)」
「わっ、……ふふ、あの頃を思い出しますね(目元を緩めながら)」
「ああ。2人で森の中を探検して、へんてこな動物を見たり秘密基地作ったり、こうして手を繋いで歩いたり…我ながらやんちゃだったよなあ(思い出し笑いをして)」
「ええ、毎回木に登っては降りれないってふたりして泣いて……晴れた日には草原でお昼寝をして……(思い出すように開いた手で指折り数えながら)」
「覚えてるか?2人でうさぎ追いかけるのに夢中になって森の中で迷子になったの(噴き出しそうになるのを堪えながら)」
「……覚えておりますよ。結局日が昇るまで動けなくて、ふたりで身を寄せ合って夜を明かしましたねえ(懐かしいのかくすくすと笑いながら)」
「そうそう。時々狼とかの遠吠えとかして怖くって怖くて。…ぶふっ、(堪えきれずに噴き出して)…あの時もキクは泣いてて、うさぎに負けないくらいに目を真っ赤にしてた」
「そ、それは子供だったからであって……!……ごほん、ええ、そうでした。怖くて仕方がなくて、アーサーさんにしがみついてみっともなく大声で泣いてましたねえ(わざと拗ねたように)」
「でも俺もあの時怖くて泣きそうだったんだぞ?…だけどさ、俺がキクを守らなくちゃーって思ったら涙を出す所じゃなかったんだよな(懐かしむように)」
「……それは、悪いことをしました。でも、その時からきっと私の中では、貴方が絶対的な存在だったのでしょうね(恥じらいを隠すように咳払いをしながら)」
「はは、ほんっと大袈裟だよキクは。……大切だったんだキクが。だから守りたくて必死だっただけだよ(耳元まで赤面しながら笑って)……勿論、今だって」
「大袈裟なんて、そんなことないです。……私も、貴方が大切で……昔も今も。……守ってもらった分、今度は私が貴方を守りますから(凛とした笑顔を覗かせ)」
「…………(今更ながらにこの状況に羞恥心を覚えて首まで真っ赤になる)」
「……アーサーさん?(何か余計な事を言ってしまったのかと不安そうな表情を浮かべ)」
「い、いや!なんでもないっ(誤魔化すように繋いだ手を握り直し)……さあ!教会!教会行こう!!」
「え、あ、は、はい……(困惑したまま)」

× 




ALICE+