ソードワールドしようぜ!-Under-
【ロングチャット】
イギリス→アーサー(ひかるさん)
日本→キク(おぼろ)
ドイツ→ルートヴィッヒ(おぼろ)
イタリア→フェリシアーノ(ひかるさん)
アメリカ→アルフレッド(おぼろ)
ノルウェー→ルーカス(ひかるさん)
スペイン→アントーニョ(ひかるさん)
ロマーノ→ロヴィーノ(おぼろ)
*
【とある街の酒場】
【キクとアーサーは酒場の一角に腰掛けウエイターが注文した品を待ちながら既にテーブルに鎮座している前菜に舌鼓を打っていた。
そんな時だ。ふと近くに座っていた屈強な身体のーおそらく冒険者である男達の言葉が二人の耳に届いたのである】
「なあ、国境近くのタリアーヘ?だったか。そこの最高司祭が亡くなったらしいぞ」
「ああ、あそこな。何か大きな襲撃があったらしいな。魔物か隣国か……」
「……キク、今の(グラスをテーブルに置いて)」
「ミストラルのこと、でしょう……最高司祭殿(伏し目がちにグラスを見つめ)」
「……襲撃、はおそらくイヴァンとフランシス……が仕向けたことだろうな。……(ぐっと強く拳を握り)」
「(顔をあげるとアーサーへと向き合い)……我が神、如何なさいますか?」
「(噂話をしていた冒険者達の方を見て)…行くとしてもだ、情報が足りない。少し収集するとしよう(席から立ち上がり、先ほど噂話をしていた2人組に近付く)……すまない、今の話だが」
「ああん?なんだてめえ」
「……タリアーヘについて、知っていること教えてほしいのです(アーサーの背後で影のように)」
「(ふたりを舐め回すような視線を向け)……俺達はお兄さんとお姉さんのことを知りたいなあ」
「………っ(お姉さん発言に噴き出しそうになるのを堪えている)」
「(努めて冷静に微笑み)……おや、どこかに女性がいましたか」
「へ?……ってお前男かよっ!!紛らわしいんだよっ」
「……勘違いしたのは其方なのに酷い言い草ですね。男に欲情しましたか?(ハンッと鼻で笑い)」
「キク、話が脱線してるしそうなると俺はキクに欲情することは鼻で笑われるのかと考え込むからな(冒険者とキクの間に入りながら)」
「……あ(自分に対してもブーメランだと漸く気付き)」
「すまない、話の続きだがタリアーヘについての情報が欲しい。何かないか?」
「俺たちよりもそこのマスターのが詳しいぜ(顎でさすようにカウンターの向こうの女性を向く)」
「マスター、お話を伺っても?」
「タリアーヘねえ。……前にタリアーヘで大爆発したことあったじゃない?それ以降の話だけど」
「……(自身の腕をぎゅっと掴み)」
「大丈夫……大丈夫ですよ(アーサーの背を優しく撫で)……マスター、続きを」
「あの爆発以降剣の守りが弱体化して街には魔物が押し寄せるわ隣国は 攻め込んでくるわでてんやわんや。んで当時の最高司祭のミストラルが力が振り絞って剣の守り強化して沈静化しつつあるけど……」
「しつつある?……した、のではないのですか」
「剣の守りってのはなかなか効き始めが悪いらしいからね。今は弱い魔物なら退けられるけどその結界を割るクラスは街に入り込むんだよ。それと絶対人間主義者も騒いでるしもう大変」
「……そんなことになっていたのか」
「レディ達は、無事でしょうか……」
「今は最高司祭代行がいるみたいだけど……まあ、やばいんじゃない?」
「結論付ければ、街は悲惨な状況……ということですか」
「……戻ろう、キク(キクの方をまっすぐ見つめ)」
「我が神、貴方の御心のままに(恭しく腰を折り)」
「(二人の様子を見つめながら)……おたくら、どう言った関係なわけ?」
「……従者兼、妻です(悪戯っぽく微笑み)」
「……旦那? (こてんと小首を傾げ)」
「では、失礼。お代は此方に(カウンターに代金を置き)」
*
「(歩みを進め、徐々に見慣れてきた光景に目を細めながら)……まさか、こんな形で帰って来るなんてな」
「もうあれから随分と経ちましたからね……皆、元気だといいですが(歩調を合わせて前を見つめ)」
「そうだな。タリアーヘに居たのは俺にとっては短い時間だったけど、それでも充実した日々を過ごせてたと思うんだ。…そう思えたのは、あの街の住人のおかげ、だよな」
「私にとっても、です。……でも、貴方がいないあの街は……ふふ、この話はやめておきましょう(くすりと笑いながら)」
「…途中で話を切られると気になるだろ(むうっと僅かに頬を膨らませてキクを睨む)」
「湿っぽいお話は、嫌でしょう?貴方が存在しなかったあの数十年は、ただの牢獄に感じた。それだけですよ(何でもないように微笑み)」
「……(眉間に皺を寄せながら)いつまで経ってもキクは大袈裟なのは変わらない、な(苦笑いを浮かべ)」
「おやまあ。私は思ったことをいつでも言っているのですが……我が神、こんな話はお嫌でしょう?さあ、明るく参りましょう(口元を手で隠しながら)」
「(小さくため息をつき前方に視線を向けると同時に目を見開き)っ、…これは(国境前の崩壊寸前の砦を見上げ)」
「(すっと砦の傍で屈んで様子を確認し)……これは、あの時の爆発以外です。貴方の魔法の残滓では……ない(落ちていた瓦礫を拾い上げ)」
「(しゃがみ込み、瓦礫を見つめながら)…これは、魔法じゃない。剣や槍のような武器を使って受けた傷がある。…一体誰がこんな」
「……他国(ふとマスターの言葉を思い出し)」
「(キクの言葉に振り返り)他国の侵攻によって、この砦が崩壊したというのか?」
「可能性はあるでしょう……寧ろ、その可能性が一番大きい(頭を振り)」
「……(軍帽を深く被り)なぜ、人と人が争わなきゃいけないんだろうな。得るものよりも失うものの方が多いというのに……っ」
「理屈ではないのです。ヒトは争い、利益の為に他を蹂躙する。……それが、世の常です(アーサーの肩を抱くと自身の方へと引き寄せ)」
「(キクの肩口に顔を埋め)…それが、それが世の理だと言うのなら…俺は、俺はそれを」
「そこにいるのはだれ!?(声と同時に太矢が2人の足元に刺さる)」
「ッ!(刀を抜いて臨戦態勢を取り)……姿を見せろ」
「!!(剣の柄に手を掛け声の方を見つめる)」
「!!(息を呑むように喉を鳴らし)…キ、ク?…アーサー、なの??」
「キクとアーサーだと!?(少し離れた場所から大声)」
「ぇ……この声、もしかして(柄に掛けていた手を離し)」
「フェリシアーノ……ルートヴィッヒ、……なの、ですか……(構えを解き)」
「(木の上から軽やかに着陸し)やっぱり!!ルートルート!キクとアーサーだ!帰って来たんだよぅ!!(ルートヴィッヒの居る方向に興奮気味の声で呼び掛け)」
「ッ!!(アックスを放り投げそうな勢いで駆け)お前達っ、どれだけ……っ、どれだけ心配させるんだ!!!(フェリシアーノの隣に辿り着くと泣きそうな顔で叫ぶ)」
「(軍帽を脱ぎ柔らかく微笑みながら)…久しぶりだな。ルートヴィッヒ、フェリシアーノ」
「(刀を鞘に納め)……無事、生きていますよ。貴方達も元気そうで何よりだ」
「(ぼろぼろと涙を零しながら2人に抱き着き)2人ともおおおお!!なんで突然居なくなっちゃったのおおおお!?俺っ、俺ね、寂しくて悲しくて、なでなでされなくて……ううっ」
「……やるべきことが、ありました。お別れを言えず申し訳なかったですが……あの時は一刻を争ったのですよ(泣き出したフェリシアーノの頭を撫で)」
「(フェリシアーノの背中を優しく叩きながら)…色々心配かけたな。それに、ルートヴィッヒにも(困ったような笑みを浮かべてるルートヴィッヒを見つめ)」
「お前たちが……いなくなった後から、街は酷い有様だ。お前たちの力も借りたかったというのに……なんでそういう時にいない……ッ!!(掌で自分の目を覆い)」
「この街には手練れがいるでしょう。我々がいても、いなくても状況が変化したとは思えませんが(困ったような表情を浮かべ)」
「…街に被害を与えたのは他でもない、俺自身だ。そんな俺を匿えばお前達も周囲から冷たく遇われるだろう。……すまない、俺にはそれが耐えられなかったんだ(胸元に軍帽を当てながら2人に頭を下げる)」
「にゃにゃ!頭上げてよアーサー!アーサーを責めようなんて俺もルートも思ってないよ!それにアーサーが居なかったらタリアーヘはもっと酷いことになってたんだから…謝ることないよっ」
「ああ、責める気なんてひとつもない。……あの時の一番の重傷はキクだ。キクがそれでいいのなら、マリアリリィにいる皆、口を揃えて気にするなというさ(力なく笑い)」
「勿論、私はアーサーさんを責める気持ちなんて毛頭ありません。……しかし、あの後他国から攻められたと噂で聞きましたが」
「んとね、話せば長くなるからとりあえず別の所で話そ!2人とも、マリアリリィに行こうよ!(うきうきとした様子で)」
「そうだな。フランソワもお前たちの帰還をずっと待っていた、顔を見せてやってくれ」
「……(フェリシアーノの提案に自分が乗ってもいいのか少し戸惑っている)」
「(アーサーの様子に苦笑し)では、お言葉に甘えて。……参りましょう、我が神」
「(ふう、と深呼吸をして)……そうだな。行こう、マリアリリィへ」
「決まりだね!2人ともこっちだよー!!(意気揚々に駆け出して振り返り3人に手を振る)」
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