ソードワールドしようぜ!-Under-

【同時刻、冒険者ギルド『マリアリリィ』】

「どうしましょう……コンサートの時間までもう数分しかないわ(柱時計を見つめいてもたってもいられない様子)」
「俺達も捜索の方に行けばよかったかな(フランソワの様子に苦笑いを浮かべ)」
「……もういっそのこと、延期の旨を伝えた方が良いのでは?(フランソワの様子を眺めて溜息混じりに)」
「そうしましょうかしら。ああでもこのコンサートを心待ちにして早く待っていたお客さんもいるし…」
「やむを得ない事情だと伝えれば文句を言う輩も少ないでしょうし、いたら私が斬りますのでご安心を」

「しかし不運だな。ピアノとがの大きな楽器は置いてあっが肝心の弾くやつがねえとただのインテリアだない」
「まさかローデリヒだけでなく他の演奏家も来れなくなるとはとんだ災難だな……」
「どうでもいいけど、俺ドラム叩けるんだぞ(銃の手入れをしながらさらりと)」
「(パチパチと瞬きを繰り返し)え、そうなの?」
「何か意外だな」
「え?ギターとかバイオリンも一応出来るっていうか……習わなかったのかい?(逆に意外という表情で振り向き)」
「ボンボンと一緒にしないでください(真顔)」

「!!アルフレッドお願い!(アルフレッドに近寄り)ローデリヒが到着するまで場繋ぎしてくれないかしら!?楽器は好きなものを使っていいからっ」
「え、えー……やだよ、最近練習もしてないから相当腕落ちてるし……」
「今日の晩御飯、貴方の好きなもの作ってあげるからっ」
「……もう一声!」
「デザート!デザートも特別につけてあげる!!」
「……1曲だけなんだぞ!(椅子を蹴るように立ち上がり)」

「だが見た所あるのはピアノとドラムだが…アルフレッド、ピアノも弾けるのか?」
「ピアノ?あれは弾けないよ、出来るのはドラムにギターにバイオリンは途中で投げちゃったから……まあその辺だね!」
「むしろおめは出来ねえのかアーサー。おめもできそうな面してるでねえか」
「……途中からそのピアノの講師達が来なくなって以来レッスンを受けてないんだ。おかげで曲は一曲も弾けない(苦笑いを浮かべ)」
「じゃあキク、何か出来ないのかい?」
「……楽器は無理です。辛うじて歌えますが人前で披露するものではない。故に何も出来ません。……しかし、ルーカス。30年程前、大聖堂でピアノを弾いていませんでしたか?」
「おめのお得意の夢でそれ見たんでねえの(すっとぼけ)」
「レディ、彼はピアノ弾けますよ(ルーカスを指差し)」
「ルカちゃん……(にっこり)」
「……(視線逸らし)」
「観念しなさい、大人しくピアノを弾くといい(下衆な笑みを浮かべ)」
「丁度ここに美味しくてなかなか手に入らないお酒が……」
「アルフレッド、打ち合わせすんぞ(がたりと席から立ち上がり)」
「オッケー(ドラムセットの方に歩み寄りながら)」

「……食べ物に釣られる2人って」
「……ちょろい、とはこのことですね」

「……(離れた距離にいるキクとアーサーを横目で見つめ)なあ、アルフレッド」
「ん、どうしたんだい?(スティックの調子を確認しながら)」
「(アルフレッドに耳打ちするように)…ちったああの2人をがつんと言わせることしねえ?」
「がつん?どういう意味だい?(声が漏れないように小声で顔を寄せ)」
「何も言わずに去った今も時々すれ違ってのもどかしい2人への当てつけの歌さ演奏する(どやあ)」
「ぶはっ!……なんだい、そんな曲あるのかい?(笑って浮かんだ涙を指で拭いながら)」
「おう。んとだな……(ひそひそと楽しげに内緒話)」
「ふむふむ……(ノリノリの様子)」

「何だか2人とも楽しそうだな(遠くから二人の様子を見つめながら)」
「なんだかんだで楽器が好きなんじゃないですかね(アーサーのカップを確認して量が少ないことに気付き)……レディ、アーサーさんにおかわりを」
「はーい(カップを受け取り)……ふふ、アルフレッドもルカちゃんも楽しそう」
「ありがとうフランソワ。キクも(にこりと笑みを浮かべ)」
「いいえ、貴方の従者として当然のことですよ(花が咲いたような微笑みを返し)」

「……どうだ?(によりと悪戯っ子のように笑い)」
「譜面も割と叩けそうだし、最高だね(唇に笑みを乗せて軽く頷き)」
「さ、そろそろ開演時間だ。……一つ伝説でも作るか。なんてな(ヴェールを外しながら)」
「ははっ、最高の伝説じゃないか(手元でくるりとスティックを回転させ)」

「打ち合わせ終わったみたい。よかった……開演時間に間に合ったみたい」
「お手並み拝見、ですね(頬杖をつきながら)」
「……周りもどよめいてるな。なんせあの2人が演奏するとは夢にも思わないだろうしな」

「え、あのアルフレッドがドラム!?」
「ルーカス司祭がピアノ……だと……!?」
「あらあらピアノとドラムだけ?」

「……(すうっと息を吐いて鍵盤にしなやかに指を這わす)」
「まあ、楽器なんて何年振りか分かんないしね。……Lady's&Gentleman!最高のショーを楽しんでいってくれよ!(ウインクをしながら軽くドラムセットを叩く)」
「(ぽーんと音を確かめるように鳴らし)ま、ローデリヒが来るまでの余興だ。程々さ楽しめ」
「one,two,……one,two,three!(リズムを取ってドラムを叩き始める)」

「!これは……っ(二人の想像以上のテクニックに鳥肌が立つ)」
「……予想外です、本当に即席ですかこれ……(ぶるりと体を震わせ)」
「すごい……ピアノとドラムだけでこんなに力強くて……それでいて繊細だわ(ほうっと感嘆のため息をついて)」
「と言うか演奏してるアルフレッドやルーカス司祭の雰囲気が普段とまるで違う……それでいてこの歌声……」

「(にやりと笑うと視線をルーカスに送り顎でアーサーとキクを指す)」
「(アイコンタクトを受けるとサビのパートでアーサーとキクを一瞥)」

「ぶふっ(二人の意図が分かり思わず噴き出す)」
「……今、こっちを見ませんでした?」
「うん、見てたな…」

「……ああ(納得)」
「わかる(納得)」

「……(ぷるぷると小刻みに震えながら笑いを耐えている)」
「レディ?どうかしましたか?」
「う、ううん。ルカちゃんとアルフレッド、いい声だなあって(口元を手で覆いながらも震えている)」
「???(首を傾げ)」
「ああ。アルフレッド、あんなに低い声出せるんだな(感心したように)」
「普段は割と声、高いですものね。……アーサーさんの声の方が柔らかくて好きですけれど」
「ルーカス司祭は戦闘でもよく聴いてたけど繊細なんだけど力強い歌声だな(ふむふむと頷き)」
「そうですね、彼の歌は戦場で耳にすることも多い。……でも私はアーサーさんの歌声の方が優しくて好きですね」
「……何で分からないんだろうなあ(キクとアーサーを見つめながら)」

「ブラボー!!(割れんばかりの拍手)」
「いいぞー!!お前ら最高だぜえー!!」

「Thank you!(額から流れる汗を袖口で拭って手を振る)」
「(鍵盤から指を離し、その手で額の汗を拭い)……はあ、疲れた」
「(ぱちぱちと拍手を贈り)ご苦労様です、悪くありませんでしたよ」
「ああ、すごいよかった(賞賛の拍手を送り)」
「……はあ」
「マジか……まったく気付いてないんだぞ……」
「こりゃ、伝説さなるくらいの鈍感だな(肩を竦め)」
「まあ、半分伝説になってるしそれでいいよ……」
「?」
「?」
「いっそ語り継がれるくらいのばかっぷるさなれ。このほずなし共が」
「よく分かりませんが、取り敢えず褒め言葉として受け取っておきましょう」
「?ありがとう??」
「うわこれ絶対分かってない(真顔)」
「ねえわあ(真顔)」

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