ソードワールドしようぜ!-Under-

米「今日の会議!ヒーローがいかに活躍して周囲の視線を独り占めするか!因みに反対意見は認めないんだぞ☆」
英「お前は相変わらず内容の無いテーマで会議を進めるな!…まったく、主催国なんだから真面目に進行しろ(深い溜息を吐き出し)」
米「HAHAHA!なんだいイギリス、君の脳みそはかっちんかっちんの焼き過ぎプディングみたいだね!真面目なんてつまらないのさ!(きらりと眼鏡の奥の瞳を輝かせ)」
独「真面目がつまらないのではない、真面目に進めた先に答えがあるのだ。議長は真面目に進行しろ(イギリスに同調しながら)」
仏「かっちんかっちんでも何でもお兄さんもイギリスの意見に反対かな?あ、勿論アメリカの意見にもね!(髪をかきあげながらウインク)」
米「君はいい加減そのまどろっこしい感じの物言いやめれないのかい?(フランスの側頭部を人差し指でゴンゴン突きながら)」
仏「ああん、痛い!愛が痛い!お兄さんに向けられたさしずめ以前の会議より+2kg増えた分の重みのあるその突きが痛ーいん(ふふふと笑いながら突かれることで揺れて)」
米「キモッ!なんで体重増えたのがそれでわかるのさ!!(あからさまに嫌そうな顔をしながら)」

日「……あ、あの(おずおずと挙手)」
英「?どうした、日本」
日「皆さん楽しそうで良いとは思うのですが……アメリカさんの隣を……あまり大声は、よろしくないかなあ……と(体調が悪そうなカナダのことを示しながら)」
伊「ヴェー?(日本の言葉にカナダの方へ振り返り)えっと、カナダ。大丈夫ー?」
加「え?……あ、だ、大丈夫ですよー。ちょっとさっきから頭が重いかなーってだけですから……(苦笑するとペットボトルを取ろうと手を伸ばす)」
仏「え、カナダ本当に大丈夫なの?(椅子から立ち上がるとカナダの隣にしゃがみ額に手を差し込み)……んー、熱はなさそうだよね」
加「あぅ……大丈夫です、大丈夫……なんです、け……ど、あれ……?(額にフランスの手が触れると椅子に座っていられずにぐらりと崩れ落ちる)」
仏「!?…っ!(崩れ落ちるカナダの身体を支え)ちょ、え……か、カナダ!?」
米「か、カナダ!?(弾かれたようにカナダの方へ駆け寄る)」
英「カナダ!!(一瞬反応が遅れるも椅子を蹴り倒す勢いで立ち上がりカナダの元へ駆けつける)」

露「……嫌な予感(頬杖を付いてにっこりと微笑みながら)」

日「きゅ、救護班!誰か救護班を呼んでください!カナダさんを医務室へ!!(普段出さない程の大声を上げながら)」
普「お、おう!待ってろ、今内線で……っ!?(入口付近の電話の受話器をとる手は空を切り膝から崩れ落ちる)」
独「兄貴!?(目を見開くと椅子をなぎ倒してプロイセンの方へと駆け寄る)兄貴っ、兄貴しっかりしろ!!兄貴!!」
日「プロイセン君!?……あ、アメリカさんっ、緊急事態です!一時会議の中止を進言します!!」

西「(入口の扉が開き)あー、堪忍なあ。またシエスタしとったら遅れても……?(騒がしい会議室の様子に目を丸くし)」
南「な、なんだこりゃ……(スペインの後ろから顔を覗かせると欠伸をしたままの表情で固まる)」

米「……会議はいったん中止する!皆悪いけど、追って連絡するから今日は解散してくれ!(唸るような吼え声をあげ)」
西「んー……(状況を見て考え込みながら)カナダは親分が運ぶわ。アメリカは通達に走らなあかんやろ?」
仏「スペイン大丈夫だよ、俺が運べば」
西「あかん。今のフランスやと尚更あかんよ。せやから親分運ぶから(すたすたとカナダの方へ歩み寄るとそっと背中にカナダを乗せ)」
米「……通達は部下にやらせる、今はカナダから離れない(スペインの背に乗せられたカナダを見つめ続け)」
西「勿論その通達を部下に伝えてからやで。なに、親分別にカナダはとって食わへんから(にこにことアメリカの方に笑みを向け)」
英「アメリカ、その通達は俺も手伝おう(アメリカの方へ歩み寄り)」
米「助かるよ、……ありがとうイギリス(ぐっと唇を噛み締めるとイギリスの方を振り向き)……A棟の方を頼めるかい、3階に部下たちの詰所がある。俺はB棟でカナダとドイツの家に連絡を入れてくる!」
英「了解だ(こくりと頷くとフランスの方へ振り返り)…気を落とすなよ(ぼそりと呟くと会議室から駆け足で出ていく)」
仏「…はは、何それ。気を遣うとか明日は雨が降るのかな(自嘲気味な笑みをイギリスの背中に向け)」

日「ドイツさん、プロイセン君のそちら側に腕を通してください。せーので引き揚げます」
独「わ、わかった。……イタリア、悪いがそこの扉を開けてストレッチャーを出してくれ(混乱を収めようとしきりに深呼吸をしながら)」
伊「う、うんっ!えっと、えっと……んとこしょ!(重たい扉を力一杯開き)」
日「イタリア君、出したらプロイセン君を運びます!それをこちらに広げてください!」
伊「ヴェヴェ!…こう、かなっ(かちゃりとストッパーを外すと畳まれていたストレッチャーが開き)」

南「ざわざわしてたのにもう殆ど人いねえな。……順応ってすげえ(スペインの背にいるカナダの頭を撫で)……ん?」
西「?どないしたんロマーノ。すっとんきょうな声出して」
南「……おい、カナダってアクセサリー付けるやつだったか?」
西「へ?そないなイメージはあんまりないけど…(後ろを振り返り背中にいる本人の見えない表情に首を傾げ)」

「……(ぱちりと目を見開く)」
独「!!兄貴!」
伊「プロイセン!大丈夫!?」
日「ああ、よかった……プロイセン君、気分は大丈夫ですか?(安心したようにほっと息を吐き)」
「ふあ…(上体を起こすと欠伸を咬み殺すことなく勢いとともに伸びをし)……(伸びをして見えた天井をじっと見つめ)」
露「……(プロイセンの様子を目を細めながら見つめている)」

「……ん、ぅ(ふるふると瞼が震えて緩やかに瞳が姿を覗かせる)」
仏「!!カナダ!…っ(安堵の色を浮かべると溜息をつき)よかった、お兄さん心臓が止まるかと…」
西「よっと(腰をおると椅子にカナダを座らせ)ん、もう大丈夫みたいやんな!」
「……(椅子に座らされるとふにゃりと笑って立ち上がり)フランシスさん、どこ行ってたんですか……?(とことこと歩み寄って蕩けるような笑顔でフランスを見つめる)」
南「…………は?(カナダの言動に硬直)」
仏「(ぱちぱちと瞬きを繰り返し)え、カナ、……ダ?」
露「(カナダの発言に納得いったのか大きな溜息を吐き)君は、マシュー君かな?」
日「え?マシューさん?……どういう(プロイセンの様子を確認しながらもカナダの方へ視線を彷徨わせ)」
西「は?マシューって……(色々思案しているのか沈黙を数秒置いて)…どのマシュー?」
露「んー、……どのマシュー君だろう。フランス君に懐いてるってところを見ると自ずと分かりそうだけどね(薄い笑みを浮かべ)」

仏「ま、待ってよそれって前のロシアとかと同じ現象がカナダに起きてるっていうの?いやいや、まさか…っ!?(入口後方から扉ががしゃんと切り裂かれたような音が響く)」
「……(入口前に立ち半分に切られた扉にただ感情の色もなく指を這わせ)」
独「ッ!?……ま、まさか(はっとしてプロイセンの腕を引いて前に回り込み)……兄貴、俺が誰か分かるか?俺の、俺の名前は?」
「(ぱちぱちと瞬きをすると目を細め)『ルッツ』、そこから離れろ。…そこに居たらお前も壊したくなるだろ?(普段とはかけ離れた純粋さの見える綺麗な笑みを浮かべ)」
伊「!い、今プロイセン…ルッツって(口元を手で覆い)」
独「!!!(プロイセンの腕を掴んだままずるずると床に崩れ落ち)……嘘だろう、兄さん……嘘だと、言ってくれ……」
日「ど、どういうことなのですか、これは……プロイセン君?カナダさん?(状況を理解できずに何度も目を瞬かせる)」
仏「いや…きっと、この子はカナダじゃないと思うよ。彼はソードワールドのマシュー…それも(ちらりとマシューの方を見つめ)」
「?(フランスに見つめられたことで幸せそうに微笑みを浮かべている)」

米「報告終わ……なんだい、これ……(壊れた扉と滅茶苦茶になった室内に呆然として立ち竦む)」
西「え、えっとなあアメリカ。なんやカナダとぷーちゃんが前の島国みたいになっとんねんよ」
米「前の?……マシューとギルベルトが来たのかい?(納得がいったような表情を浮かべるものの異様な光景には納得がいかない様子)」

「(きょろきょろと会議室を見渡し馴染み深い顔を見つけると一瞬目を見開くもこてんと小首を傾げ)…ヴァーニャ?」
露「……やっぱり君もそっちが来たかあ(溜息を吐くものの気付いていたように肩を竦める)」
「ヴァーニャだがヴァーニャじゃない…マシューは居るしフランシス達はフランシス達じゃない。…(物憂げな表情を浮かべて何かを思案している様子)」

仏「というか坊ちゃんこういう時になんで早く帰ってこないの…あとノルウェーもさあ。こういう時に大寒波起きるんだもんっ(自身の頭をわしゃわしゃと掻き乱し)」
南「お、おい日本!お前除霊とか出来ねえの?」
日「そういった類は中国さんの方が詳しいですし、悪霊でなければ除霊は難しいかと……」

西「あ、でもまだ2人とも話せそうやない?理性はあるみたいやん?なあ!(カナダの方へ振り向き)」
「(きょとりと目を瞬かせ)……あの、あなたたちは誰……ですか?(スペインとアメリカを視界に捉えると首を傾げる)」
米「!?(マシューの言葉に息を詰まらせる)」
西「あはは、誰や言われてもうたで!向こうのマシューはド忘れさんやなあ!(苦笑いを浮かべ)」
仏「……(横目でアメリカを見つめ)」
米「……ねえ、フランス。『俺が知らない』マシューは、俺を覚えていないのかい?(感情を殺した声で呟く)」
仏「…そうだね。俺がそういう設定で『お前の知らない』マシューを作っちゃったからね(ふうっと溜息をつき)」
米「そうかい。……漸く合点がいったよ、彼は『いなくなった』マシューってことか(つかつかとマシューの傍に歩み寄り)……初めまして、マシュー。俺はアメリカだよ」
「……はじめ、まして?(ぺこりと頭を下げている)」

露「まあ、そんな感じだよねえ。ドイツ君も気付いてるだろうけど、そのプロイセン君は『君たちの知らない』ギルベルト君だよ」
伊「俺達の、知らない?んん??」
南「やべえ、俺全然分かんねえ……」
「……(扉前の長机に腰掛け手持ち無沙汰に足をぶらつかせ天井を見つめている)」
独「……兄貴。いいや、兄さんと言った方がいいのか……(ギルベルトの前に歩み寄ると膝を折って目線を合わせ)……俺はドイツだ。こちらの世界の兄さんの弟……と言えば伝わるか?」
「(顔をゆっくりと下ろすとドイツをじっと見つめ)…ヴァーニャからはこちらの世界はなんとなく聞いてる。お前はあっちのルッツじゃないルッツ。知ってる(くすりと大人びた笑みを向け)」

伊「な、何だかプロイセンなのにプロイセンらしくないよう(ロマーノの腕を掴みドイツ達の様子を伺いながら)」
南「あんだよあの余裕な感じ……(イタリアがくっついている状態でぶるぶる震えながら)」

独「そうか。……貴方は本当に別人のようだな。いや、それが本来の姿だったのだろうか。……でも、どちらでもいい。あちらの俺の代わりに言わせてくれ。……兄さん、会いたかった……(ギルベルトの身体をぎゅっと抱きしめる)」
「(不思議そうに抱きしめられながら)…お前はルッツじゃないのにルッツみたいなことを言う」
独「俺は俺だからな。……意外と寂しがりの俺を置いて行って、酷い兄さんだ……」

仏「ねえねえドイツ。そのぷーちゃん…じゃないやギルベルトの腕とかに腕輪とかついてないか見てくれるー?(カナダの頭を撫でながら声をかけ)」
独「……ついているな(視線を下ろして見慣れない腕輪を見つけると眉根を寄せる)」
仏「あー……確定だよねこれ(ロシアの方に視線を向け)」
露「……フランス君、そっちはブローチ付けてた?(苦笑しながらカナダの方を指差し)」
仏「んーと待ってね。カナダ…じゃないや、マシュー。ブローチってつけてる?(諭すような口調でカナダに声をかけ)」
「(ぱちぱちと目を瞬かせ)フランシスさんがくれたから、ずっとつけてます(とろりと蕩けた笑みでフランスを見つめる)」
仏「そっかそっか(にこにこと怖がらないように頭を撫で)…だってさ、どうしようか?」
露「前回ノルウェー君が言っていた通りなら、無理にでも外しちゃえば回戦は切れるだろうけど……無理に外した時のしっぺ返しがどうなるかは分かんないなあ(深い溜息を零し)」
「(きょとんとした眼差しでふたりを見つめ)…これを壊したいのか?(身につけている腕輪を指差し)」
「!……や、やです……っ(両手でブローチを覆い隠す)」
西「……なあ、そのこと2人の前で話したんはまずかったんちゃう?」
仏「て、テヘペロ☆」
露「まあそういう日もあるよねー(視線逸らし)」
米「君たち本当に馬鹿だろう!?(思わず強めのツッコミ)」

「…(何かを思案するように顎に指を添えるとロシアの方に歩み寄り)…ヴァーニャは壊したいのか?(顔を覗き込むように見上げ)」
露「(視線が絡むと愉しそうな笑みを浮かべ)……どっちがいい?」
「(ロシアの両手首を引き寄せ自身の首に添え)ヴァーニャになら、壊されたっていい(目を細め柔らかく微笑み)」
露「ヒュウ、あっちの僕は酷く信頼されているようだ。……信頼って言っていいのかは微妙だけれどね(ころころと喉を震わせて笑いながら)」

「……(ぎゅっとブローチを握りしめて隠すように身を縮める)」
仏「(握りしめるその手にそっと手を重ね)えっとね、マシュー。君はフランシスの傍に居たい?」
「(フランスを見上げると潤んだ瞳で頷き)ぼ、僕はフランシスさんのお人形さんだから……フランシスさんが、いないと……だめ……」
米「……ッ(苦虫を噛み潰したような表情を浮かべるもののすぐに取り繕う)」
仏「そう。だったら君がここにいる理由はないよ。…ここにその『フランシス』は居ないし、君を求める男も居ないからね(目を細めどこか冷たい口調で)」
「(怒られていると感じたのかびくりと怯えるように体を震わせ)ご、めんなさ……ごめ、なさい……っ」
仏「謝らないで。今の俺には君を慰める気にもそのつもりもない。…だって俺も、俺達もマシュー、君と同じなんだよ(こつんと額を合わせているが長い前髪越しにその表情は伺えない)」
「同じ……?(理解出来ずにフランスの言葉を待つ)」
仏「…君が求める男がここに居なくて不安になるように俺達もね、カナダって子がここに居なくて不安で仕方ないんだ。…参ったね、こんなおっさん達が人恋しいと言うんだ、嫌になっちゃうよね(自嘲気味に笑い)」
米「……俺が言いたいことも、大体フランスが言ってくれたよ。俺たちにさ、カナダを返してくれよ(色を失いかけた瞳でマシューを見つめ)」
「ぁ、ぼ……ぼ、く……僕、は……(言葉を見つけられずに何度も同じ言葉を繰り返す)」

露「まあ、早い話がこっちもそうかなあ。プロイセン君がいないとドイツ君が発狂一歩手前だし、日本君も目が死んでるし……あ、それはいつものことか」
日「遺憾の意……」
「(首に添えていた手をゆっくりと下ろしていき)そうだな。…いい加減この体の主も煩いし俺もそれそろ帰りたい」
露「うんうん、じゃあその腕輪を外してみるといいよ。ゆっくりとリンクが切れていって、最後は眠るように帰れるはずだからね」
「……眠るように(言われるままに手首を見つめ)…ヴァーニャも、お前も酷いやつだな。いつも自らの手で触れずに俺に委ねる」
露「うふふ、それが僕の本質。僕と魂を共有している彼も、僕も、君に触れてしまったら君を壊してしまうから(くすりと笑うとギルベルトの手を取り上げてキスをし)……お休み、優しき吸血鬼さん」
「(きょとんと口付けを落とされた手を見つめると微笑み)おやすみ、こっちのヴァーニャ。…ありがとう(ふわりと微笑むと躊躇なく腕輪を破壊しその破片が周辺に飛び散ると体が前方へ傾く)」
露「……っと(倒れこんだプロイセンの身体を抱き留める)」

仏「(ロシア達の方を一部始終見つめ)あっちの吸血鬼君は帰ったみたいだね。……さてと」
「……(ぎゅっと握っていたブローチを名残惜し気に外すとフランスへ手渡し)フランシスさんに、嫌な思い……させたくない、ですから……」
仏「ありがとう。…うん、やっぱり君はカナダと同じ魂なんだね。とても優しい子だ。…そんな優しさに救われたい人達がきっと向こうでまってるよ(頭をぽふぽふと撫で)」
「(ふるふると首を振り)……僕、僕は……フランシスさんの傍に、います。ずっと……(ブローチが鈍く音を立ててびきりと割れて脚から力が抜け、そのまま意識を失いながら崩れ落ちる)」
仏「っと、(崩れ落ちるカナダを受け止めるとその場にゆっくりと横たわらせ)…………(眠るその横顔をじっと見つめる)」

西「これで終わったん?(カナダとプロイセンを交互に見つめ)」
露「んー……多分?依り代である媒体は壊れたし」
日「……なんと面妖な。このようなことがあるのですね……」

英「お、おいさっきからマシューとギルベルトのような気配がするんだが!!(息せき切らせながら会議室へ戻って)」
伊「イギリス遅いよー」
南「空気読めよマジで」
日「イギリスさん、私は確かに今怪奇現象に見舞われました……そう、まさに衝撃体験……(真顔)」
英「!?(ガーーン)」
仏「ほんっとこういう時に来ないとか役立たずにも程があるんじゃなーい?(イギリスの姿を見ると立ち上がり肩を竦めながら会議室の入口へと歩みを進める)」
英「役立たずとはなんだ役立たずとは!!(フランスに指を指し)」
米「……フランス、どこ行くんだい?(カナダの頭を優しく撫でながら落ち着いた声音で尋ねる)」
仏「さっきのギルベルトの扉破壊の音を聞きつけて人が来そうだからね。人払いでもしにいくだけだよ(振り返らず手を振りながら会議室から離れ)」

普「……ん(ゆっくりと瞼を開き)」
露「あ、起きた。ドイツ君ー日本君もープロイセン君起きたよー」
独「兄貴っ!!(全速力でプロイセンの方へと駆け寄る)」
日「ああ、よかった……(へたりとその場に座り込む)」
普「……(どこかぼんやりとした眼差しで天井を見つめ)」
独「兄貴、俺だ。判るか?俺の名前は言えるか?(心配そうに覗き込み)」
普「…分かる。ヴェストに日本。そこに居るのはロシアとイタリアちゃんとイタリアちゃんのお兄様…(手をゆっくりと上に挙げ指の隙間から零れる光に目を細めながら)…ああ、大丈夫だ。覚えてる」
独「ッ……よかった……よかった……っ!!!(感極まるあまりにプロイセンを強く抱きしめる)」
日「(無意識に涙腺が決壊してぼろぼろと涙を零し)い、一時はどうなることかと……国でなかったら恐怖で死んでいた……っ!!」
伊「っつ、本当によかった……良かったよう(涙をボロボロと零しぐずりと鼻を啜り)」
南「お、俺は泣いてねえからな!これは心の汗だからな!!……ぐすっ(横を向いてごしごし袖で涙を拭う)」
普「………(ドイツの背中にゆっくり腕を回しまだ覚醒しきれていない瞳で周りを見つめる)」
露「プロイセン君、気分はどう?まだふわふわしてる?(ぼんやりしたプロイセンの瞳を見ながら)」
普「…頭の中がギルベルトの記憶と俺のとでごった煮になった感じ…まだあいつとの記憶とが曖昧なきがする(どこか呂律の回りきらない口調で)」

西「……フランス、帰って来うへんなあ(入口側の壁に凭れながら)」
英「(ふうっとため息をついて)何を思いつめているのだか」
米「しょうがないなあ、ヒーローが呼んできてあげるよ(わざとらしく明るく振舞い)……イギリス、悪いけどカナダを見ててくれるかい?」
英「ああ、任せておけ。あと髭に会ったら俺の代わりに蹴りをいれといてくれ(真顔)」
米「HAHAHA!きついの一発入れといてあげるんだぞ。カナダのこと襲わないでくれよ?(悪戯っ子のようにウインクをすると言葉を待たずに部屋を出ていく)」

英「(アメリカの背中を見送りながら)…なんというか、あいつらも複雑だな」
西「せやろか?案外簡単な話やと親分は思うけどなあ」
日「……互いに吐き出しきれず、互いにどう干渉すればいいのかを探っているような、そんな感じでしょうか。ああいうものは入り組んでしまうと埒が明かないのですよ(苦笑しながら)」

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