甘やかせる権利


#ヒューマン・デブリ設定


お疲れ、の言葉と共にふわりと彼女の香りが鼻腔に届いた事が、無事に帰ってきたという事実を実感させる。

「昭弘がいなかったら危なかった」

スーツの上から強く抱きしめてくるセシルがどこか泣きそうな顔をしていたから、いつものように頭を撫でてやった。
今も昔も俺達にはお互いしか拠り所なんてない。




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