交わした約束


戦場に散った同志の為に出来ることは、ただ1つ。
勝ち続けること。
そう思ってずっと戦ってきた。

「……顔色がよくありませんな」
「張遼……まさか呂布が……」

それ以上は口にする事が出来なかった。
かつての主が、最強と謳われた彼が命を落としたなんて。
彼の死に目には立ち会えなかった。
それだけが、悔しい。
目を閉じると、獲物を構え愛馬に跨がり共に戦場を駆け巡った記憶が静かに思い起こされる。
強烈な武は誰の目にも留まり、記憶に残っただろう。

「さようなら、呂布。私はこれからも、貴方のように誰のためでもなく。自分のために戦うわ」




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