さよならのときが来て
戦に出る前に交わした言葉。
―― 必ず戻ってきて。
いつもの様に軽口を叩いて乱戦の中へと消えて行った公積。
「ねえ、私を置いて逝かないで」
冷たくなった彼の体は血と泥に塗れていたけれど、それは幸せそうな死に様だった。
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