新年会やるよー



「えー、それでは最初の競技に参りましょう
最初の競技は【羽根突き大会】です」

「あれ!?それ打ち合わせでは俺の……」

「ドッキリです」

淡々と競技を発表する南川だがどうやら打ち合わせでは九重が発表する予定だったようだ。
あといくつドッキリが仕掛けられているのかはわからないがこの2人の掛け合いはまだ続くだろう。
そんな2人を放置して冬里が説明を続ける。

「羽根突き大会はまあ名前の通りです!
各チームから2人ずつでてもらって、
AブロックとBブロックに別れて勝ち上がってもらいます!」

Aブロック初戦は、
琉璃チーム胡桃ひよりVS鈴都チーム笹原香夜
廉次チーム潤るちあVSDOLLSチーム弟月ころん
Bブロック初戦は、
DOLLSチーム倉斗聖美VS琉璃チーム倉斗聖
鈴都チーム貝原鈴都VS廉次チーム志野廉次。
先に5ポイント先取した方の勝ちとし、
最終的にA、Bで優勝したもの同士で決勝を行い、勝った方のチームにポイントを進呈するというルールだ。
A、Bが同じチームの優勝だった場合はそのチームに2ポイントだ。

「それではAブロック1回戦、
胡桃ひより対笹原香夜、前へ!」

「はーい!」

「ひよりくんが相手かー……
手加減した方がいいのかな……」

「Aブロックの審判は私、小林朝胡か努めます」

両者がコート内に揃う。

「それでは……初め」

「いくよー!かぐちゃん!」

「えっ、もう!?ちょ、ひよりくんまっ……」

「えいっ!」

ひよりは香夜の制止も聞かず、羽根を打つ。
ひよりの打った羽根は高く上がり、
香夜の頭上を大きく越えて行く。
そしてゆっくりと地面へ落下した。

「胡桃ひより一ポイント」

「やったー!」

ひよりはその場でぴょんぴょん跳ねる。

「胡桃さん、筆です」

小林はひよりに筆を渡す。
もちろんたっぷりと墨汁のついたものだ。

「かぐちゃんにらくがきしていいの?!」

目をキラキラさせるひよりに小林は頷く。

「でも一筆だけですよ」

「わーい!」

「えー!」

どこにしよっかなー、とひよりは香夜に近づく。
負けたのだししょうがないと香夜は日和に届く位置まで身を屈めた。

「んー、じゃあここ!」

ひよりは香夜の頬に一筆でひよこを描く。

「あははは!かわいいよー香夜ー!」

観覧席から見ていた恋が香夜の顔を見て笑う。

「かわいいは嬉しくないんだよー……
次は負けないからね!」



「それでは次、始めてください」

そして時間が経ち……。


「終了」

試合終了後、顔を墨だらけにした香夜と、
2匹ほどうさぎを書かれたひよりがいた。

「勝ったー!」

「負けた……ひよりん強いなー……」

「結果、宝谷琉璃チームの勝ち上がりです」

最初の勝者は宝谷琉璃チームとなったのだった。


続く


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