04


サーシャはあっと声を上げた後、制服のポケットをごそごそと探って、

「これなら、位置がわかるよ!ね、ノエくん」

いつか俺がサーシャに渡した付箋を取り出した。……そういやそんなものがあったな!

「あー、なるほどな。こんなんもあったな、忘れてた。サーシャ、お手柄!」
俺が歯を見せて笑うと、サーシャはえへへと頭を掻いた。

「なにそれ?ただの付箋メモ、だよね?」
シュカが覗きこんで訊ねてくる。

サーシャが俺に代わって説明をする。役に立てたという喜びからか、少し頬に色がさしている。

「僕がいじめられてた時にね、ノエくんが対策として渡してくれたんだ。これを1枚破くとノエくんに髪の毛が抜けたみたいな痛みが走って、破かれた場所が分かる仕組みなんだって」

それから魔法の詳細を説明するサーシャ。シュカ、アルバ、リールはそれを興味深そうに聞いていた。

「なるほどー、その魔法を4人分重ねがけしたヤツを各々が持っといて、リールの機械で連絡すると同時に破けば分かるってわけだね!」

シュカはぱちぱちと拍手をしながら目を輝かせた。アルバも同意する。

「そうだな、皆、明日付箋を持ってきて、放課後に魔法を施そう」

しかし、これに関しては注意が必要だ。俺は沸き立つ4人に注意を促す。

「でもこれ、ちょっと注意しろよ。さっき『1枚破く』と言ったけど、うっかり全部破いたり丸ごと燃やしたりすると他の4人がめちゃくちゃ痛い思いをすることになるから。……まあ死にはしないと思うけど」

俺の言葉にシュカが頬を引き攣らせた。

「そ、それって使い方によっては超危険な魔法なんじゃ……」
「そうだな。昔は死の契約に使われてたらしい。『契約を破ると身が裂けて死ぬ』ってな具合に。加減を間違うと大変だよ」

頷いて答えればシュカはひええ、と震え上がった。


|67/101|

しおりを挟む
戻る
top


【BL全寮制学園】 【BL♂UNION】

【†BL Fantasy Ranking†】

【BL♂GARDEN】


 https://alicex.jp/HackLuckBack/ 






ALICE+