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▼2021/01/10:絶望と希望のシーソーゲーム


『そう、多分間違えてた。 恋愛してみようと思ったり』

Suck a stew dry



4年ほど前に「恋愛するのがめんどくさい」と思っていたのも束の間、最近ゲーム関係の友人つながりで恋人ができた。
あれよあれよという間に結婚まで話が進み、今年2月末には同棲が始まる。

その前に恋をしていた、バツイチの関西人に告白してしまわないでよかったと思う。多分これがクサイ言葉で言えば人生の分かれ道だったのだ。
というのも、彼は良くも悪くも人間たらしで、片想い最中も他の女の人に嫉妬が絶えず、仮に付き合えたとしても結婚までできるかは不鮮明だった。
となると「好き」という感情が頭打ちになってしまい、どうしても告白にまで踏み込めなかったのだ。
それでもその人とは恋愛感情が一切なくなった今でも友人として仲良くしてもらっている。
彼は気遣いもできるし、優しく、好きな人を第一に考えてくれる人なので、本当に幸せになって欲しい人間でもある。

話を戻すが、こうトントン拍子に婚約まで決まると、付き合って3ヶ月で結婚した友人の「結婚したいと思う付き合いは決めるまでが早い」との言葉にも頷かざるを得ない。
実際、過去2年付き合った2人とは失礼な話であるが、未来のビジョンが全くなかった。

婚約する前、最後に付き合った横浜の人とは、2年半もお付き合いをしていた。
まあ長く付き合った以上このまま結婚するであろうという学生時代独特の漠然とした思考を持ったまま、社会人になって2、3ヶ月が過ぎた頃だ。
自分は長女で婿取りなので、結婚を考えているのならばこっち(片田舎)にきて欲しいと改めてしっかり話をしたら目に見えて動揺した。
動揺したのにも関わらず、向こうの母親へ挨拶の話は出て、子供は何人欲しいとか老後の話までしていたその無責任さに嫌気が差し始めた。
一番このままでいいのか考えるきっかけになったのが、実家で作った米の旧米を母が「余って困るから彼氏にあげて」と2合持たせてくれたのだが、彼に渡すとき「余った旧米だから虫が出るかもしれない、よくすすいでね」と添えたら「なんでそんな米くれるの?」と言われたことだった。
この出来事があった2週間後に電話で別れ話を切り出した。彼は別れたくないとも理由も聞かず、駄々をこねず「今までありがとうございました」とだけ言った。あっさりと2人の関係は終わった。
嫌なこともあったが、一緒にライブへ行ったりロリィタデートしたり、一日中ゲームをして過ごしたり、楽しかったことももちろん沢山ある。未練は全くないが、好きになるまでの友達期間がよく知れるほど長かったならば、お互いをもう少し知れて無駄な2年半を過ごさなくて済んだのかもしれない。
あのままのらりくらりと付き合って、仮に彼が本気に結婚を考えていたとしても、多分結婚までは辿りつかなかったと思う。

学生の頃は目を瞑れていても、社会人になればそうはいかないことが沢山出てきた。
その後何度も足繁く行った街コンでは、前回のお付き合いでの失敗を学び「婿取り」ということを最初に伝えたら必ず一線を引かれた。
土地柄か地元の街コンでは自衛隊の方が多いため、結婚前提を伝えると必ず食事に誘われたが、自衛隊の方は「結婚をすると寮を出れる」から積極だそうで、その話を自衛隊さん自身からされた時に(全ての方がそうではないと思うが)街コンに対する気持ちが冷めてしまった。
漸く意気投合した、結婚前提でお付き合い出来そうな人と出会えてご飯に行ったが、その人の運転の仕方、食べるときの姿勢が無駄に気になり、その3度目に行った街コンで出会いを根本的に諦めた。

まず「田舎の」婿取りであることがどうしても足枷で、30歳までどころか一生結婚できないかとさえ思った。
街コン通いをやめた私は、無理に恋愛しようとせずに今を満喫することにした。ライブ遠征してみたり、友人と旅行に行ったり、乙女ロードの乙女になったり、鎌倉へ写真を撮りに行ったりと「恋愛してみようと思わなくていい日常」はとてつもなく楽しかった。

そして大学の友人と同窓会を兼ねて文化祭に行ったとき「最近PS4で大学のメンツ集めてDbDとかしてるんだけど、まこちゃんもくる?」とお誘いを受けた。
ゲームは一人でやるものだと思っていた私は実はあんまり乗り気ではなかったのだが、別の友人に勧められてハマった実況者のDbDを観て購入したのは良いが、ソロではあまりに難しかったのを思い出し、意を決して半年後ぐらいにそのボイチャの輪に入った。
で、その輪の中に後の恋人がいた。

仲良くなって半年で付き合えた今の恋人に出会わなければ、「恋愛するのがめんどくさい」私はお見合いをし、妥協をした人生を送っていたかもしれない。
2年半付き合っていた彼と別れ、妥協して街コンで会った人と付き合わず、苦しむ恋を捨ててよかったと心の底から思っている。
あと本気で関西人の彼は幸せになってほしい。

という、今まで他人に話していない横浜の元彼と別れた理由や、その他のことを記録しておくために、私を知る人が辿り着く可能性が0に近いここで残そうと思った昇華文章でした。
知らない方が読んでいたら、オチなし物語を読んだとでも思ってください。
まあ、以上自己満足のブログでした。




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