六萬hit 恋人企画 1 Triple Nine
今日は2/13日です。
まぁ特にこの日がどうとかってわけではないんだけど、毎年恒例なのでもうディオは気付いているだろう!
特に甘いものが得意なわけではない彼も、明日になればペロリと全部平らげてくれるから、作る身としてはとても気持ちいいし嬉しい。
ジョルノ「まんま!チョコレートとけましたよっ!!」
『有難うジョル・・・ジョルノ?御口の横にチョコついてるよ?』
ジョルノ「Σこっこれはっ!!!;・・・たべてないですっ;」
『ははっ、わかってるよ、混ぜた時に飛んだんだね。
あぁそんな顔しないで、チョコはもともと多めに用意していたし、でも勿体ないからちょっとなめちゃおうか?』
ジョルノ「はいっ!!!」
今年はジョルノも5歳になり、一緒に作りたいという申し出に顔が緩みっぱなしで一生懸命湯煎している姿とか可愛くてもうカメラ誰かカメラっ!!!!
もうまんまでいいよ、僕も男だけどまんまでいいよ!!ぱーぱ二人じゃわかりにくいもんね!!
ジョルノのプニプニなほっぺたについたチョコを指で拭ってあげると、ジョルノはチョコこの入ったボールを持っているためそのまま顔を近づけて僕の指をくわえる。
ディオ「WRYYYY!!!ジョルノっ!!!!なんてうらやましいっ!!!!」
ジョルノ「ぱーぱ、うるさいです・・・」
『ディオ・・・;先生がこんな厨房なんて召使が来る所に来ちゃだめでしょう?
あとちゃんと「ただいま」って言った?』
ディオ「くぅっ・・・た、ただいま」
『はい!お帰りなさいディオ、お疲れ様ですっ!』
ジョルノ「ぱーぱおかえりっ!!おちゅかれさま!!!」
ディオ「・・・ん///」
仕事から帰ってきた旦那様が、厨房の入り口の前でなんか叫んでいる。
大学の後、弁護士としての試験に合格し今では事務所も立ち上げこう見えてもそれなりに有名になってきている若手弁護人です。
時々ジョナ兄さんと父さんの仕事を手伝う時もあるが、ディオは特に会社の専属弁護人としても働いている。
・・・時々それなりに腹黒い顔をしているがまぁ父さんもジョナ兄さんも人がいいからちょうどいいだろう。
ジョルノと一緒にお帰りのハグとキスをすると、未だにくすぐったいような顔をするのはちょっと可愛いと思うけど、僕を抱きしめたまま首筋の匂いを思いっきり嗅ぐのはやめてください今チョコの匂いしかしないでしょ。
ジョルノ「ぼくたちいまいそがしのっ!!ぱーぱまんまはなしてくださいっ!!
ぱーぱはあっちいっててください!!むだむだっです!!!」
ディオ「なにっ!!私だってもっと晃を堪能したいし私だって晃の指をくわえたいっ!!
それにコレは無駄じゃない大事な夫婦のスキンシップだ!!」
『Σ子供に向かって何を言っているんだっ!///
ほらディオ、駄々こねてないで?帰って来たって言っても、夜もお仕事なんでしょ?
少しは寝ないと・・・』
ディオの服を一生懸命引っ張っているジョルノには悪いけど、僕もディオと会うのは久しぶりだからそりゃもうちょっとこうしていたけど、今回の仕事は特に長引いてずっと法廷で仕事だったんだからきっとまともに休めていないだろう。
プライド高いから身なりはきちっとしているけど、目に皺が寄っているし化粧でクマも隠してある。
ディオ「・・・お前といる方が安らぐ」
『もう・・・』
ジョルノ「うぅうう〜うえっ・・・むだああ!!!」
ディオ「Σグッ!!」
ジョルノの懇親の一撃がディオのわき腹に!?力を抜いて僕に寄りかかっている所に5歳児のグーパンチといえど流石にいたかろうに・・・。
その場でうずくまるディオも心配だけど、あぁジョルノごめんねジョルノも寂しかったんだよね。
袖でこすろうとしている腕を優しく掴んで制止して、ジョルノの大きな目から流れてくる涙をハンカチで優しく拭いてあげる。
『ごめんねージョルノ、忘れてたわけじゃないんだよー?』
ジョルノ「まんまはぼくのだもぉおお!!うええええええん!!!」
『はいはい、そうだねー、まんまはジョルノのまんまだよー?』
ディオ「なにっ!?それは聞きづてならな
『ジョルノー?ぱーぱねむねむさんみたいだから寝室に連れて行ってあげて?
ジョルノはぱーぱと一緒に寝てあげられるかな?』
ジョルノ「うっうっ・・・うん・・・ぱーぱ・・・おひるねいっしょにしてあげます」
ディオ「ぐっ・・・・・・」
まぁこうして大人しくかなりの身長差のあるジョルノの手を握って連れてかれるあたり、余り合えないから戸惑っているだけでディオも対外親ばかだなぁと思う。