六萬hit 恋人企画 3 One Hundred Seventy
たまにある事ではあるが、今朝承太郎がおかしくなった。
承太郎「晃、今日も可愛いな・・・キスしていいかいやさせろ深く!」
その言葉通り僕の了解を得ずにっていうか!?え!?深く!??
気付いた時にはもうガッシリ体をホールドされて顎も固定され動けない!!
腕ごと抱えられてるから承太郎の体を押すとか叩くとかの「はなして」という意思表示すらできないまま朝っぱらからディープなヤツかまして来やがったこいつを誰か僕の代わりに殴ってください!!
『Σンンンンんんんん!?アンむンンんンっ!?///
(ちょっ!?本当に舌いれてきっヒィイイ!!!?)』
承太郎「んっ、ふっ・・・んうっ・・・」
ジョセフ「おい承太郎、晃!もう起き・・・て・・・」
『Σんあっ、じょせンうっ!!///アンンうぅっ!!///
(おい待て承太郎!!何故さっきより激しくするんだっ!!///)』
承太郎「んっ・・・晃っふっ・・・ん」
ジョセ兄さんが様子を見に部屋に入ってきたというのに、承太郎は僕を離すどころか、ジョセ兄さんの名前すら呼ばせないように最初の時より強く僕の口をふさぎ、舌の動きも激しくなり、体も密着させられっ!?
なっなななな何か下半身こすりつけられてる気がするんですけど!?
『Σふぅううん!?///(Σたっ!?たって!?///当たってるんですけど!?///)』
承太郎「んぅっ・・・ッ///」
ジョセフ「なにやってんだ承太郎ッ!!!!」
ショッキングな光景に一瞬ボー然と口から魂を吐き出して立ちつくしていたと思ったジョセ兄さんが、承太郎を羽交い絞めにしてなんとか引き離してくれたが、承太郎の筋力じゃさすがのジョセ兄さんも抑え込むのがたっとのようだ。
僕はなんとか承太郎の腕の中から抜け出たのだが、・・・いつの間にか服を脱がされかかっていたのでボタンを締めなおす。
・・・あ、いいや、パジャマだし、どうせ脱ぐし。
承太郎「・・・夢か」
ジョセフ「おい、晃!着替えるならわしの部屋に行け!!
今のこいつの前で肌を見せるな!!」
『見せるなって・・・承太郎?大丈夫?』
承太郎「あぁ・・・悪いがちょっと一人にしてくれ」
昨日はそんなにおかしい様子はなかったのに、朝起きたら・・・いや目を開けたらそこには承太郎がいて、たぶん寝ボケてたけどおはようとちゃんと挨拶したはずだ。
・・・あれ、僕は承太郎と一緒の部屋だけど、一緒の布団で寝てたっけ?
ちゃんと二個あって別々に寝てなかったっけなんで目の前に?
まぁいいか、夜中に一肌寂しくなって潜り込むとか恋人だとか関係なくその前からすでに承太郎ならよくある事だし。
ジョセ兄さんの部屋に移動して着替えている間もどったんばったん聞こえたけど僕が着替え終わるぐらいにはおさまった。
部屋に戻れば何事も無かったかのような承太郎とジョセ兄さん。
『承太郎どうしたの?何か少し様子がおかしいかったんだけど・・・寝ボケてた?』
ジョセフ「このさいこれで少しおかしいで済まされる事とそれに慣れてしまっている我々についてはおいておくとして、ほら承太郎、晃が来たぞ訳を話せ」
承太郎「・・・・・・晃、今日は何の日だ」
『今日?・・・・・・;(ジョセ兄さっ)』
ジョセフ「(2/14、バレンタインだ晃![カンペ])」
『(・・・いやまさか、バレンタインだからおかしいとか)
バレンタイン・・・だけど、それとは違うよね?』
承太郎「・・・・・・全身チョコを塗りたくったお前が食べたいむしろ何でもいいからお前が食べたい」
『うん、まだ寝ボケているみたいだね』
うわぁ〜原因バレンタインか〜そっかぁチョコ作らないとね―あはは・・・。
ジョセフ「おい晃っ!現実を見ろッ!!!今にも襲いかからんとしている大男から意識をそらそうとするな!!!」