<10歳の場合>


ディオ「じゃあ、おやすみ晃。ちゃんと髪を乾かしてから寝るんだぞ」

『うん おにーちゃん。おやすみ なさい!』


各部屋にシャワールームがあるので、ジョースター邸に来てからはもう一人で入っています!
え、貧民街にいたころ?人になってからも水道光熱費(とこの時代言うのかわからんが)を浮かせるためにと、体が小さくてうまく洗えない僕の為におにーちゃんが一緒に入ってくれていました。
洗いっことかできるからね。ほとんどおにーちゃんが洗ってくれたけ
ガタガタガタッ!!


『Σふにゃっ!!!』


へ、変な声が出てしまった・・・。
服を脱いでいると、外の天気が悪くなったのか、風が激しく窓を打ち付けると、段々と御雨が降り出してきた。
は、ははは、いくらホラー耐性がないからと言ってこのくらいで(震え声)
脱いでいる手が止まっていると、割と近い所に雷が轟音をとどろかせて落ちてきた。


『Σ!!!!!!!』


雰囲気のある洋館に、薄暗い風呂場と、豪雨の中ゴロゴロと音を立てている雷に一人・・・。
無理!いいや限界だ!出るね!明日の朝にでも入ろう!!
そう思っていると、部屋の外からノックの音が聞こえて、その音にびっくりしてこけそうになりながらも、そこからおにーちゃんの僕の名前を呼ぶ声が聞こえたので、助けを求めるかのごとくすぐに扉を開けた。


ディオ「おい、雷が落ちたが大丈b・・・」
『ふうぅううっ(泣)』


おにーちゃんを見つけるや否や腕をつかむと、さっきまでの緊張と安心感の落差で目に涙が貯まってしまった。
貧民街の時もおにーちゃんの部屋に一人でいる時に急な雷に怖くなって、おにーちゃんを探して、見つけた瞬間後ろからタックルと言う名の抱きつきをくらわした事を覚えていてくれたようで、
心配になって様子を見に来てくれた。
どうやら雷が怖いと思っているようだが、それは要素のひとつであって、雰囲気のある場所にそういう気候があいまってなにかいそうとか思った瞬間が駄目なだけであって断じて雷が怖いのではない!
けど、雷は怖くないと言っても信じてもらえずに頭を撫でられるだけなのでもうどっちでもいい!
むしろそう思って来てくれるんならそれでもいい!!


ディオ「一緒に風呂に入るか、ほら、猫の耳としっぽが出てるぞ(ナデナデ)」

『ううううっ〜入らないっ』

ディオ「こら、それじゃあ疲れが取れないだろ。それに、貴族なんだから常に身なりには気を配らないと」

『ふぅぇ〜』

ディオ「ふぅ、久しぶりに俺が洗ってやるから。な?」

『う・・・(こ、ここまで気を使わせてしまうわけにはいかないっ)
わかった。(でも、こわいから)一緒に入る』

ディオ「(キュン)」
『(目をつぶらないで頭が洗えるシャンプーハットってこの時代あるだろうか・・・)』


ディオ「(・・・なんだ、今一瞬胸が高鳴ったような)」




〜〜〜〜
精神年齢が低くなってる弟と、過保護気味になってる兄




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