十萬ヒット企画 告白 (三部前篇)
―C四部承太郎から晃へ (恋愛:切甘)―
承「この書類を花京院に渡してくれ」
『うんわかった、ついでにコレも仕上げちゃうよ。
あと午後に仗助君のところにちょっと行ってくるけど、君は?
最近仕事のしすぎじゃ
承「残りの報告に目を通しておく。こっちも片付けなきゃいけねぇ。
気になる点があったら電話するから出れるようにだけしておけ」
『・・・・わかった。・・・よし、できた、じゃあ僕は行ってくるね。
たぶん夜には帰るけど夕食は済ませてくるよ』
承「あぁ・・・」
晃が出て行った扉を見つめて、先程彼が入れてくれた冷めきったコーヒーを飲み干す。
仕事に追われ、スタンド使いの不祥事に追われ、俺の部屋は彼にとっては昔の用に遊びに来る部屋ではなく。
仕事をしに来るためだけの部屋になっていた。
承「過去に戻りてぇなんてな・・・」
飲みほして、少し色が付いただけの空のカップに目を向ける。
承「時を止めるなんて、今じゃ何の役にもたたねぇか」
どうせ、俺以外の愛しい人を見つけた今の君は自分に繋ぎとめておくことなどできないのだから。
〜〜〜〜
大人になって、いそがしくなって、お互い縮まったはずの距離が開いているかのように感じる。
それを仕事のせいにしたいから、単純に君の心が自分から離れたのだと思いたくないから、今日も彼はやらなくてもいい仕事を入れる。