日常(帝王と友人)
よくわからん。金髪ガチムチの男の上で俺はどうやら爆睡していたようだ。
どうゆうことか説明いただきたいのはこちらなのだが。
DIO「ふむ・・・君の・・・スタンド能力かね」
『あ、駄目だこいつ早く何とかしないと』
DIO「なんだその目は、このDIOを目の前にし、そのような目を向けるとは」
『えっとですね、飲んだ記憶はないんですけど記憶にないってことはいつの間にか酔ってしまって貴方の部屋に入ってしまったことはお詫びします。
で、すいませんがここどこですか』
DIO「・・・私の言葉に反応を示さないか。それも能力か?」
『おい、ここどこだって聞いてんだよ』
おっといけない、家宅侵入してるのは俺の方なのだからここは大人しくしておかねば。
しかし、記憶もないしこいつが俺を連れて来たんじゃないのかと思うほどだが、目の前の外人さんはどうやらそうでもないみたいだ。
つーかこいつが俺を連れて来たとかじゃないのか、ガチムチだから余計に身の危険を感じるんだが。
DIO「おまけにその口のきき方・・・すこし躾る必要がありそうだな」
『え、躾けるとかマジそちの趣味の人?俺そう言うの興味ないからむしろごめんだから、いやあんたがそう言うの好きな事に否定はしないけど、俺を巻き込むな余所でやれや』
ヴァニラ「DIO様!何やら他の物の声が聞こえましっ!!貴様何者だっ!!」
『Σぎゃーふえた!!』
DIO「彼は私の友人だ、クリームを下がらせろ」
ヴァニラ「っ!!!そうでしたか、申し訳ありません」
『え、何あんたえらそーだなとおもったら偉い人か』
DIO「・・・」
ヴァニラ「貴様!ご友人とは言えDIO様になんと無礼な!!」
DIO「おまえ、スタンドが見えないのか?」
『は?なにそれっそのノリについて行かないといけないの?
ごめんなーっあとっ5年ぐらい昔だったら乗れたかもなっぐっ』
なんかこう、首をつかまれているように息苦しいがなんなんだこれは、いきなり酸欠か。
目の前の外人さんがにやりと笑ったと思ったらその息苦しさも消えたから、まぁ最近疲れて肩が重い事もあるし、息苦しくもなるだろう。
マジおっさん化しているのか、体鍛えようか。
DIO「発現したばかりで自覚がないのか」
『で、ここどこですか』
DIO「ここはカイロだ」
『・・・あ?え、えっと、日本の何県何市何区何町』
DIO「にほん?ここはエジプトのカイロだ。お前、アジア系だとは思ったが、ジャポンから来たのか・・・スタンド能力の暴走もあるだろうが、その距離を移動できるとは、使えそうだな」
『のれってか、厨二病。お前俺と同じくらいのくせして夢見てんなや』
小一時間そんなやりとりをして、テレンスさんとやらに外の街を見せてもらった時には、明かりがなくてよく見えなかったが確実に違うことはわかった。
俺の町、ちゃんと夜も明るいからな?人が出ている時間帯ならもっと明るいからな?