日常(帝王と友人)2
この時代の本を片手に、自身のベッドの上で足を延ばして本を読んでいたら、
なにもないはずの空間から一人の男が現れた。
問い詰めてもしらを切りとおすそいつは、どうやら本当にその背中にくっ付いてこちらを睨んでいる己のスタンドが見えていないらしい。
DIO「ふむ・・・君の・・・スタンド能力かね」
『あ、駄目だこいつ早く何とかしないと』
「[ムッキュ!ムッキュ!]」
DIO「なんだその目は、このDIOを目の前にし、そのような目を向けるとは」
なんと失礼なやつだろうか。だが、その歯に衣きせぬ物言いに何処かすがすがしささえ感じた。
それでも私は私のスタンド、ザ・ワールドを出現させ、そいつの目の前に向かわせる。
スタンドの方はワールドに反応を示し何やら鳴いているが、何を言っているかわからない。
『えっとですね、飲んだ記憶はないんですけど記憶にないってことはいつの間にか酔ってしまって貴方の部屋に入ってしまったことはお詫びします。
で、すいませんがここどこですか』
DIO「・・・私の言葉に反応を示さないか。それも能力か?」
本人は目の前のザ・ワールドどころか吸血鬼特有の催眠術と言ったところか、それさえも反応を示さない。
スタンドの方は、短い腕をジャブのように構えてワールドに喧嘩を売っているようだが、その小さいなりとこちらとの体格差のおかげで滑稽すぎてイラつきすらも感じない。
『おい、ここどこだって聞いてんだよ』
DIO「おまけにその口のきき方・・・すこし躾る必要がありそうだな」
『え、躾けるとかマジそちの趣味の人?俺そう言うの興味ないからむしろごめんだから、いやあんたがそう言うの好きな事に否定はしないけど、俺を巻き込むな余所でやれや』
ヴァニラ「DIO様!何やら他の物の声が聞こえましっ!!貴様何者だっ!!」