獣医
「それにしても動物の言葉がわかるだけじゃなく猫としての身体機能も上がるようだねぇ〜。
まぁ私は可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い動物たちとお話しできるなんてそれだけで羨ましい限りだが〜。
ダニーは他にはなんて?」
『え、えっと、注射や消毒は痛くて嫌いだけど、先生はジャーキーくれるから好きだって』
「そっかぁ〜、この職業だと嫌われる事が多くてね〜やっぱりダニーちゃんは賢いなぁ〜」
あの後、僕の猫耳について凄く聞かれましたが、先に先生の説明をしてくれました。
どうやらアニセラは僕以外に見えた人間はいないらしい。治療中に人間を入らせないのは単純に人間が嫌いなのと、この能力を使う際に不気味に思われると今後動物たちを助けられなくなるからだとか。
なので僕が猫になれると知るや否や猫にされられたのだが、それだとお話しできないので猫耳猫しっぽ、そして腕あたりから猫の手足という今まで以上に中途半端な姿になって先生の膝の上にいる。
もしかしたらこの能力も何かわかるんじゃないかと思って全て今出来る事を全て話してみたのだが、アニセラのように何かに取りつかれたわけでもなければ、耳もしっぽもおにーちゃんに見えるのだ。
それを話したら、アニセラは常時出しっぱなようで、おにーちゃんにも他の誰にも見えなかったようだ。
『それ、見える人がいたら危ないですよ先生』
「それにしても、ジョージから聞いたら動物も好きなようだし、その能力があると私も有難い。動物は話せないところも魅力的だがね〜。
どうだ〜い?私の助手になる気は無いかね?」
『えっ』
「別に今すぐじゃなくてもいい。実は生物学者としても研究を重ねていてね。人間以上に動物の生態、病は未知な部分が多い。
君がいれば多くの犠牲を払わずに動物たちを救う事が出来る。
もちろん君さえよければだが」
『・・・考えておきます』
「あぁ、すぐに返事で着る事じゃないし、若い君には急な話だろうから。ジョージには私から言っておくことにしよう」
急に真面目なトーンで話す先生に、ただ僕が猫だからという理由ではなさそうなので僕も真面目に答える。
その後、ジョースター卿とも相談し、18歳の時に大学に行くか先生と一緒に研究者になるか選びなさいと言われたので、その日まで考えることにした。