学校
「なんだ、このちび」
「そんなでけー帽子なんかかぶってないで顔見せろよ」
「おい、こいつ左右で目の色が違うぞ」
『・・・』
学校登校初日、さっそく絡まれてます。学校の中にまで帽子をかぶっているせいかとも思ったが、周りもかぶっている子いるし?
まぁこの中途半端な時期に、周りから比べたら明らか年下な小柄な僕(ジョースター卿の計らいで、本来の年齢の一学年上に入学)が男子校(この時代女の子が同じ学校にいる事は少ないようだ)に転校するとなれば絡まれるのは覚悟していたが、まだ教室にすら入っていないんですけど!?
話はだいぶ進み、僕は今入学真っ盛りの時期に入っています!
あの日の、ジョナ兄さんの文通によると、どうやら喧嘩した原因はエリナちゃんのようで、その後も直接会えないのならせめて手紙でと提案すると、悩んだ末に僕に手紙を渡してきてほしいと頼まれた。
詳しい内容は聞かなかった(聞けなかった)けど、僕も心配になって猫になって手紙を咥えてお家にいくと、丁度引っ越しの作業をしていた。
僕は急いでエリナちゃんの胸へと飛び込んだ。(決してロリコンでは以下略)
ギリギリで手紙を渡せば、差出人に驚いたように受け取り、お父さんに呼ばれたエリナちゃんはサヨナラの挨拶をすると、目に涙を浮かべて僕を下ろして去って行った。
エリナちゃんが引っ越した理由を動物たちに情報収集してみたものの、理由は解らず仕舞いだった。
とまぁ、あの数日でも色々あったなぁと、今も罵声を浴びせられてる事から現実逃避していると、丁度二人が戻ってきた。
ディオ「待たせて悪かったな。どうした晃、何かあったのか?」
ジョナサン「先生から聞いてきたよっ!君の教室は一回の西端から二番目だって!
なつかしいな、僕も去年その教室だったんだぁ」
『おにーちゃん、ジョナ兄さん』
丁度僕の先生がおにーちゃんの前年度の担当だったようで、「弟を宜しくお願いします」の挨拶がてら、二人は僕の代わりに職員室にいない先生を探しに行ってくれた。
どうやら、先生とも無事話が済んだみたいで、外で待っている僕の元に戻ってきてくれたのだが、先程までキャンキャン吠えていた男の子たちは、美形でガタイのいい二人、この町で有名なジョースター卿の一人息子ジョナサン・ジョースターと、学校でも有名なディオ・ブランド―の登場に一気に退いてしまった。
ジョナサン「ん?君たちが晃を見ていてくれたのかい?」
ディオ「晃は僕の弟だ、【宜しく頼む】よ」
「「「はっはいぃいいいっ」」」
二人の種類の違う笑顔に男の子たちは返事をして、お荷物をお持ちしましょうだの、上着をお預かりしますだの言われたので、対応に困っておにーちゃんの後ろに隠れてしまった。
ディオ「君達、宜しくと入ったがそこまでする必要は無いよ
(晃に触るなこの薄汚い鈍亀が)」
ジョナサン「晃はディオに似て僕より優秀だからね。異国の子だけど、英語も話せるし、もし困っていたら助けてあげてね?
(すごいなぁ晃、さっそくみんなと仲良くなってる)」