「おいっ自分の状況わかってんのか!?生意気な眼ぇしやがって!!」

ディオ「はっ、どうせ殺せやしないんだろう、大事な商品だからなぁ。
ガキ一人に無残にやられて、仲間の力を借りないと仕返しすらまともに出来ないごみくずがっ!!」

「このっくそがきっ」


両腕をつかみ上げられ折れた腕がきしむ中、俺の目が捉えたのは目の前の男でもその銃口でもなく、
今まで見た事のない、爪と牙を妖しく光らせた、まるで子ネコの姿をした黒豹のような晃の姿だった。


ディオ「晃っ!」


来るなと叫ぶよりはやく晃が目の前の男の銃に飛びかかる。
まるで俺の考えを読み、その銃弾をそらせようとしたかのように男の腕に爪と牙を立てる。
しかし体の小さい晃には十分に止める事が出来ず、俺の目の前で銃声が聞こえた。

ディオ「晃っ」

「っきひぃっっ」
「ばっばばっばけっ」

『deo wo hanaseeっ!!』


一瞬何が起こったかわからなかった。
晃がいきなり晃の首輪をした、取り外す事の出来ない晃の首輪をした、
お・・おとこ?
銃の持ち主を自身の体を回転させ蹴り飛ばした時に見えた体で男と判別できるその青年は、
晃と同じ髪で同じ目で同じ匂いで、唯一違うとは人間か猫どうか。
ただ、頭の上の耳と、腰のしっぽは彼が純粋な人間ではない事を表していた。



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