早速ですがっ!
明晰夢と言うやつでしょうかっ、現在僕はどこか外国のスラム街のようなところでにゃんこに囲まれています。

いつもならなにこれハーレムなのですが、いかんせん顔が凶悪!!
鋭い眼が光り、凶悪そうな牙と爪が見え隠れしています!!
そしてでかい!!僕よりでかい!!
小さいとは言われるが、一般的な男子高校生の(成長期前なのですよ)僕が見上げている・・・だと!?
ということは高さ約180いじょ、おっと俺が180cmない事がばれてしまうっ。

それに猫がでかいだけと言うより建築物も周りの木箱もデカ・・・


『(いや、僕が小さくなったのか・・・?)』


なんとなーく自分の体に違和感を感じ、ふと足元を見るとかわいらしい真黒お手手が。
いやね、自画自賛ではなく。
なんと自分の普通の何の変哲もない手があるべき場所にもっふもふの子ネコの前足があるんですよう!!?


『ミゥ!?(はう!?)
ミューピーピー(なんなんだこれはっ!!)』


驚いて声に出した言葉もかっわいらしい子猫のもので、余計に頭が混乱した。
今のところわかる人の時の面影は毛並みが人間の時と同じ緑がかったブラックと言う事だけ。
鏡が無いのでどんな姿をしているのかはわからないが、肉球でペタペタと顔を触ってみる感じ子ネコだと思われる。
あ、肉球やわらかいw

そんな僕をにゃん子たちはじっと見つめてくる。
なんか「ボス」がどうだとか「おう」がどうだとか言っているんだけど。
そんな大人数でしゃべられても聞き取れないよー、あ、にゃん子に人数はおかしいか。
え、でも猫語を?わかってる?理解してる?

あぁ夢か、という結論にたどりつくも、こんなにリアルなにゃん子(凶悪)からはできれば平穏無事に逃げたい。

じり、っと後ろに下がるとにゃんこどももじりっと近づいてくる。
いつもならば追いかける側ですが何故逃げたいかと言うと


『(明らかに足元に元何かだったらしきもふもふと、にゃんこたちの口に『ケチャップ(笑)』がべっとりだからだ!!!)』


くるっと回って、何のバイ○ハ○ードかよ!と叫びながら見知らぬ街をダッシュする。
同時に後ろから「おうさま」という鳴き声と共に大量の足音がきこえてくる。

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