さて、あのあとでお君と意見交換・・違うな、
状況説明?なんというか、自分自身もわかっていないので状況把握を互いにしたといいますか、
でお君の方が僕の答えから色々導き出してくれまして、色々な事がわかり仮説もいくつか立てました。

1、人間になると猫と人間の言葉が理解できない。
(僕の英語力によるけど、まったくわからないに近いので、でお君にはそう言ってある)
2、人間になる事は出来るが気を抜くと完全な人間になれない。
(猫耳がでたりしっぽが生える。おどろいたり、くつろぎ過ぎると出る)
3、変身するとめっちゃ腹減る。
(でもまぁ、この姿なら平均の二倍の量が必要ってところか)

1はでお君いわく、猫の時の脳と耳が影響しているのではないかと言う事。
初めて人になった時も猫耳はあったがその時はうまく人の体となじんでいなかったのではないかということだ。
そのため、2のように猫耳があると猫の声がわかったり、でお君とも話せるがどちらもたどたどしいらしい。
「ご飯にする?お風呂にする?」が「飯 か フロ か?」になる感じ?(例文には突っ込まんといて)
3は、うんー。あまり今以上の食べ物はゲットできないのででお君に申し訳ないのだが、
でお君は人間の姿でいてほしいとのことだったので僕も働きに出ようかと考える。

そして重要なのは4。


ディオ「After all, even if it eats only anything, it gets used only to the figure.」

『えっと、猫耳生やしていいですか』


どう見ても年齢があの本来の僕の姿ではなく小学校以来のちみっこだと言う事!
ましてや日本人だからかでお君と並べば確実に年下だぜ!
日本人にしてはもう少し経てば大きい方だったんだけどなぁ。
でお君が今12歳だから俺は11歳?顔の見た目はもっと下だと言われた事にはショックを受けた。
ので、まぁ間を取って9、10歳ぐらいってことになった。もうここらへんは適当にね。
でお君の実験の元、いい食材を腹いっぱい一日中食べて、人間に変身しても限度はこれだった。
せっかく用意してくれたのにと落ち込むと、変身が安定して時間が延びる事がわかったのは無駄じゃないと言ってくれたのは嬉しかった。

今後についても、でお君が色々と考えてくれたみたいで、お父さんにはこいつと組んだ方が稼げるとか何とか言ってくれた。(その時は猫耳がなかったのでこれぐらいしかわからなかった)
お父さんも病気になって動けない分、でお君と一緒にいる新入りの僕にさほど興味は示さなかったし、お酒を持って行けば優しくしてくれた。
怒声は食らうものの、僕に暴力は振るわれなかったので(病気のせいでかはわからないけど)割となんとかなったと思う。
時々投げられる酒びんは、でお君に当たりそうなものだけキャッチします。
どうやら猫の反射神経はそのままらしい。

とにかく読み書きは三年もしていたのである程度出来るが、発音がなってない。
「橋」と「箸」なんてレベルではなく。もう某ゆっ○り実況もびっくりの棒読みとイントネーションと言い間違い。
それでも学生の時より格段に語学力がアップしているので、貧民街でまともに教育を受けておらず、助けられたでお君に習ったことにすれば何ら問題はない事。
・・・あれ、あんま現実と変わんなくね?

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