印象
なんだそのダイナミック降車はっ!かっこいいな!!だが荷物は投げちゃだめだ!
はい、乗車同様おにーちゃんに抱っこされて下ろされている晃です!(ヤケ)
同じくお礼を言えばおにーちゃんににこやかに頭(帽子の上)を撫でられました。
少年「君は、ディオ・ブランドーだね?」
おおっと!?なんか殴られたあとがあるんですがもしかして彼が息子さんでしょうか!?
え、何、貴族様なのにけっこうやんちゃなのかそれとも乱暴なのか!?
びっくりした僕は近くにたおにーちゃんの服を無意識につかんでしまった。
ディオ 「そう言う君は、ジョナサン・ジョースター」
堂々と自己紹介しているおにーちゃんすげぇな、こちとらまともに他の人と会話すんの久しぶりなので、もって生まれた人みしりと日本人特有の内向的な性格があいまって。
あれだよ、英語習いたてで自己紹介ぐらいしかできん中学生がいきなり外人さんに挨拶されたような得も言われぬ緊張感がっ。
ジョナサン「そっちの子は・・・もしかして晃君・・・かな?」
『あぅ・・・晃・ブランド― です』
これが精いっぱいじゃーー!
ここで挨拶もまともに出来なかったらおにーちゃんの教育が疑われてしまうし、
なんか最初思っていたよりもいいひとっぽそうだし?ちょっと顔を向けてみたがやっぱ恥ずかしいのですぐ顔をそらす。
ジョナサン 「みんなジョジョって呼んでるよ・・・。これからよろしく。」
そんな僕に気を悪くせずに、ジョナサンくんはおにーちゃんに握手を求めるように手を差し出した。
「ワンワンワン」
犬の鳴き声!おおおおワンワンオがいるのか!!あの町じゃネコは多くても野良犬ってあんまり見かけ無かったから嬉しいな!
しかも町の野良犬って皆いい子なんだけどいかんせんやんちゃと言うか、町の人達には怖がられているせいか傷が多くて、以前猫の姿の時にじゃれて遊んでいたらでお君に、襲われていると勘違いされて棒でぶん殴らせてしまった記憶がある。
まぁ確かに予想以上にデカくてビビりはしたが、それ以来はでお君に遊んでいたと説明しても納得してもらえず、ひっそりと会うことぐらいしかできなかったワンワンオ!
ここならいいよね!?思う存分ワンワンオワンワンオしても!!!
そう思って身を乗り出すと、ジョナサン君が紹介してくれた。
ジョナサン 「紹介するよ。ダニーってんだ!僕達の愛犬でね。心配ないよ!決して人は咬まないから」
『ダニーちゃん・・・』
「ハッハッハッハッハッ。」
おおお、お利口そうですね!ぜひともお手をさせ、あれ、思ってたよりでかい!遠近法か!!
なんか一目散に僕に向かて走ってこられるとちょっと怖い!