ジョナサン 「すぐ仲良しになれるさッ。」


おお、良い笑顔だ少年よ。
まぁしっぽ振っているし、噛まないのならいいかとも思うがもしあのまま飛びかかられたら絶対倒れる自信が貧弱な僕にはある!
といいますか、まだ当主に会っていないのにあの涎で顔面べろんべろんにされるのは今は遠慮したい!
まぁ一度は大型犬にべろべろされるのは夢ですけども!!


ディオ 「ふん!」


僕が若干引いて一歩後ろに下がってもダニーちゃんは気にせずダッシュしてくるのでちょっと覚悟を決めて顔を死守しようと腕で顔を隠すと、隣からボギャァアアという音と犬の悲鳴が聞こえた。


ジョナサン 「なっ!何をするんだァ―――――ッ。許さんッ!」


はっとして顔を上げればダニーちゃんが倒れて痙攣している。
デジャビュ!!きっと僕がまた襲われると思ったおにーちゃんがやったんだろう。
一般的に猫は犬を、犬を猫が嫌うと思っているようで、特にあの町でもそうだったけど、
僕は猫でもありながらけっこう他の動物ともまくやっているるのだが、おにーちゃんはどうも心配性なようだ。
今回はそれが裏目に出てしまったんだろう。

「どうしたんだね?一体何事かね」


騒ぎを聞きつけてか屋敷からジョナサン君に似たおじさまが執事らしき人を連れて歩いてきた。
この方がジョースター卿か。なんかこう・・・紳士だ。かっけぇ。


ディオ「すみません、急に犬が飛びかかってきたので、咄嗟に」

ジョナサン「えっ・・・」

『あっ・・・あの』

ディオ「お初にお目にかかります、ショースター卿。僕はディオ・ブランド―、こっちは僕の弟の晃です。
ほら晃挨拶は出来るだろう?」

『え、あ・・・』


本当はダニーちゃんを蹴っちゃった事に対してジョナサン君に謝罪と弁解をしたかったのだけど、
こう言われると先にジョースター卿に挨拶をしなければ失礼だろう。
頭に猫耳が生えてないか確認し、おにーちゃんに挨拶の仕方を教えてもらった通り帽子をとって目を合わるため頬笑みながら顔を上げる。


『晃・ブランド― です、宜しくお願いします、ジョースター卿』

ジョージ 「宜しく、ディオ君、晃君、手紙でも書いてあったが、本当に女の子のように可愛らしいね。
うまく話せないともあったが、しっかり挨拶が出来るじゃないか、えらいぞ?」


そう言って僕の頭を優しく撫でてくれたその手はまさにお父さんって感じで大きくて暖かい手だった。
自然と顔も弛んで、案内されるがまま屋敷の中へと入った。



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