屋敷
仮面に気を取られているとあの男が俺の鞄を触ろうとしていた。
ガシィッ。
ジョナサン 「な!?」
手首を掴み、間接とは逆方向に捻り上げると簡単に声を上げた。
ジョナサン 「うあぁ!・・・うう!!」
ディオ 「何してんだ?気安く僕のカバンに触るんじゃあないぜ!」
ジョナサン 「え?」
ディオ 「この小汚い手で触るな!と言ったんだマヌケがッ!!」
ジョナサン 「運んであげようとっ」
ディオ 「結構!」
つかんだ腕を上げ、下から体を入り込ませ肺に肘を入れれば苦しさから膝を床につかせる。
ディオ「君の手は、犬のヨダレでベトベトだァ!
それに荷物は、早速召し使いに運んで貰う」
膝をついているジョジョの耳を良く聞こえるようにつまみ上げ、ジョースター卿には聞こえないように呟く。
ディオ 「良いかジョジョ。最初に言っておく!これから君の家に厄介になるからといって、僕に威張ったりするなよな。僕は一番が好きだ。ナンバー1だ!
誰だろうと、僕の前で威張らせはしないっ」
ジョナサン 「そんな・・・・・僕は仲良くしようと。」
ディオ 「もう1つ!僕らは犬が嫌いだ!怖いんじゃあない。
人間にへーこらする態度に、虫酸が走るのだ!
あのダニーとか言う阿呆犬を、僕らに近付けるなよな」
初端からこれだけ力の差を見せつけ釘をさせば、この弱虫なら自分から手を出そうと思わないだろう。
それに、晃にも必要以上に関わらせたくは無い。
実際、晃はどうだかわからないが、こいつは必ず晃に懐いてくるだろう。
そうなれば晃のことだから興味は無くともそれなりに優しくするのだろう。
見返りを求めなければ、その行為に何も感じないのだとしても、俺はそれが嫌だった。
だが、晃に対し俺と同じように恐怖し、倦厭すれば今まで通り晃は俺だけの弟でいてくれる。
ジョージ 「2人共、何をしておるのだ?早く来なさい。」
ディオ 「ハイ。」
ジョースター家の跡取り、ジョナサン・ジョースター
こいつを精神的にとことん追い詰めてやろう。
そして、受け継ぐ彼から、全てを奪おう