あの日から僕らはジョースター家にてお世話になってます。
最近では勉強も家庭教師の人が専属でついてくれて、
僕は遅れているし、年齢も違うため学校に行っている二人とは別でずっとお家で勉強しているけど、たまにお仕事から帰ってきたジョースター卿に一緒の部屋で教えてもらっております。

ジョースター卿が手に持ってる鞭にびくびくして、問題を間違えた時に恐る恐る手を出すと、誰でも初めては間違えるから、次間違えないように気をつけなさいと優しく言われました。

おおおおおプレッシャーっ!!!
よくジョナサン君が叩かれているのを見ているので、すっげぇ音してるもの!痛そうだもの!

バチン!!

ジョナサン「ギャッ!!」
『Σ!!(ほらあああああ)』

ジョージ 「また、また間違えたぞっジョジョ!6度目だッ!同じ基本的な間違いを、6回もしたのだぞ!勉強が分からんと言うから、私が見てやれば、何度教えても分からん奴だ!
ディオを見ろッ!20問中20問正解だ!年下の晃だって一度間違えればすぐに覚えるぞ!」

ジョナサン「・・・」

『でも、僕の問題はジョナサン君のより簡単だから』

ジョージ「謙遜しなくていい晃、君は勉強を始めたばかりなのにもう同年代の問題に入っているんだ。覚えが早いのは凄い事だよ」


そう言って貰えるのは嬉しいんですが、内容的には算数レベルなんて高校生なんだから解けるし、
歴史とかも所詮19世紀までの範囲でしかも詳しい内容はまだ不明の部分が多い。
貴族独特の帝王学とか厨二病経験者の僕には興味深々な分野だ。
どちらかと言えば文章的なひっかけ問題とかに悪戦苦闘するぐらいで気分は毎時間英語ですよ。
まぁ発音以外は当初からおにーちゃんにみっちり鍛えられているので随分読めるようにはなりましたが。

そう考えると年齢相応のジョナサン君は頑張っているほうだ。ちょっとサボりグセと集中力が続かなくてすぐにダニーや友達の元に行くぐらいで。
ただ、良くも悪くも、おにーちゃんの頭がいいのだ。
別におにーちゃんが特別凄いと言うだけではない。努力も惜しまないんだ。

あれからよくおにーちゃんに呼ばれ、部屋に遊びに行くと、いつも難しい本を読んでいるし、予習復習もしっかりやっている。邪魔にならいようにと部屋を出ようとすると、僕がいる方が集中できると言って膝の上に乗って一緒に専門書を読む。

はい、ちょっとは一緒に読むけどだいたいは後半寝ます。

で、気がつくとおにーちゃんが猫耳を触りながらだいぶ読み進んでいるのが定型パターンです。
僕も問題でわからない事があると、僕からおにーちゃんの部屋に行く。
本当はこれを口実にジョナサン君に話しかけたいのだが、まず自分の課題に悪戦苦闘している彼に話しかけられないし。

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