生活
ジョナサン「くぅっ・・・」
ディオ「ふん」
その日の夕食、僕は父さんに作法がなっていないと怒られて、食事抜きになってしまった。
その場にいたく無くて、僕は逃げるように自分の部屋へと戻った。
ジョナサン「グス、グスッ。
寂しいよ・・・あぁ、僕はこうして悲しみのまま涙でずぶ濡れになって死んでいくんだ。
でも誰も僕の亡骸を見ても泣いてくれないだろうなぁ・・・。
ため息ぐらいついてくれるかな」
ベットの上で横になっていると母さんの写真が目に入った。
母さんが生きていたらと考える事は今日だけじゃないし、ディオ達が来る前から何度も思った事だ。
もし今母さんがいたら、夕飯抜きになってしまった僕に、こっそりと何かもってきてくれていたのだろうか。
執事たちは父さんの言う事が優先だから期待できないし、食堂に忍び込めばそれこそ朝食ももらえな
コンコンッ
ジョナサン「?誰だろう・・・」
静かにしていなかったら聞こえないぐらいの控えめなノックに不思議に思いながらも扉を開けると、ドアが何かに当たった。
良く見ると廊下に布がかぶされたかごが置かれていた。
籠を持って部屋に戻り、布をめくってみると、中にはクッキーやチョコが入っていた。
しかもこのクッキーは今日のおやつに僕らに出されたものだ。覚えがある。
ジョナサン「まさか、執事の誰かが?でも、クッキーは人数分だけ用意されたのだろうし、余ってたのかな」
それにしても、直接渡してくれればいいのに。
どちらにせよお腹が減ってたんだ!有難くいただくことにした。
机の上に籠を置く時に食べかけのチョコを発見し、それも一緒に食べれば、少し足りないけど残り今日一日は平気だろう。
よく見れば、籠の中のチョコも同じだ。
同じ、ここら辺では売っていない、昨日僕らに一枚ずつ渡されたチョコ。
まさか・・・
ぱさ・・・。
クッキーを食べ終える頃、籠にかかっていたハンカチが落ちたので、拾い上げる。
その刺繍の名前を見た時、僕はすぐに部屋を出た。