仲直り
朝になり、執事に起こされるとすぐに僕が起きたことに驚かれた。なんだか今日はぐっすり眠れたし、早く晃君に会いたかったんだ。
部屋を出て晃君に会いに行こうとしたら丁度部屋から出てきた。
緊張しながらもおはようと言えば、嬉しそうに笑っておはようと返してくれた。
それだけで今日一日いい事がありそうな予感がしたのだけれど、
ディオ「おはよう晃、さぁ行こうか」
『え?あ、おはよう おにーちゃん』
ディオがすぐに晃君を連れて行ってしまった。せっかく晃君との誤解も解けたのに、やっぱり僕よりディオの方が好きなんだと落ち込んでいたら、晃君が振り向いて僕を手招きしてくれた。
嬉しくて晃君に駆け寄ったらディオに睨まれてしまった気がするけど。
勉強の時間も終わって、別の部屋にいる晃君を探すと途中の廊下でばったり出会った。
ジョナサン「晃君!」
『ジョナサン君 荷物 どこ いくの?』
ジョナサン「今からボクシングへね。晃君は・・・したことないよね。
見るだけでもどうだい?僕の友達にも紹介するよ」
今日はチャンピオンに挑戦する予定なんだ、晃君は華奢だから参加はさせたくないけど、もしかしたら興味があるかなと思って誘ってみることにした。
『見る あるでも、ちょっと怖い から 僕 ダニーさんと 遊ぶ 待ってる ガンバ!』
ジョナサン「そっか、(晃君がもしボクシングに誘われても可哀想だしな)
じゃあ、帰ってきたら河原で一緒にダニーと遊ぼう!」
晃君はあまり屋敷の敷地外に出ようとしなかった。父さんからそれとなく聞いた事があるのだけど、左右の眼の色が違う事を気にしているのではないかと言うことだった。
僕はとても綺麗だと思うのだけど、初日のパーティーのときには気味悪がっている人もいたので、きっと彼は周りのそういった目に気付いているのだろう。
もしかして深く帽子をかぶっているのはそのためかもしれない。
僕は昨日まじまじと見た時にも思ったけど、同じ瞳の色でとても好きだし、きっと、ディオもそう思うのだろう。
玄関ホールまで見送ってくれた事が嬉しくてご機嫌で出かけて行った。