もう胸しか残ってない。
腕も取れ始めている。
纏っていた波紋はディオ兄さんがこれ以上傷つかないように消して、爪が刺さらないように注意しながら抱き寄せる。


ディオ「何故俺とともに・・・っ 落ちているッ!」

『(落ちてる・・・Σほんとだ落ちてる!!)』


考えればわかる事じゃん!?そりゃディオ兄さんに飛びかかったら僕も落ちるさ!!
でももう後の祭りだこの高さ!!
うまく助けられたとして落下にこの状態のディオ兄さんは耐えられるのか!?
何も考えてなくてごめんなさい!
助けるならちゃんと助けろってことですよね!!

せめて、僕がクッションになればっ、でもそれには抱え込めるほどの・・・
抱え込めるほどの!!!


『ディオ兄さん・・・』


あああ、落下が怖くて涙が出るッ!!
僕は鋭利な爪を使って兄さんの首を切り離す。
ああ、見ているだけで痛い。

吸血鬼の回復力があればおそらく首一つでも大丈夫だろう。
あとは、谷底に落ちた時の衝撃を少しでも和らげるため、小さい僕の体で一生懸命抱え込む。

どちらにせよもうこれだけ落ちていたら助からない。
だからせめて全ての衝撃を僕が受けよう。
きっと、首だけならジョナ兄さんもディオ兄さんを殺さないし、ディオ兄さんもジョナ兄さんを殺さない。

仲直り

してくれると嬉しいな、兄さん・・・


『生きて』


あぁ、草が月明かりに反射し

















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