ジョナサン「なッ!?」


晃が飛びかかってすぐ、ディオから光線のようなものが発射され、咄嗟にガードした僕の両手を通り抜け、後ろのゾンビと屋敷を、空の雲さえも真っ二つにした。


ジョナサン「目から自分の体液を!あと数センチ右にいたら・・・脳は破壊されて・・・!
そうか!だから晃はッ!」


ディオを追って飛び降りたのはディオを助けるためではない、この光線から僕を守ろうとしてくれたんだ!!


SW「あ・・・あぶねえ!」

スト「断末魔!この世にしがみつく悪鬼の最後のあがきよ!」

SW「おおッ!ディオががけ下へ落ちて行くぞッ!晃さんがそのままディオにしがみついているッ!
あの光線に気付いて、いち早く己の体を投げ捨てジョースターさんを助けたんだっ!」



バルコニーから身を乗り出して落ちて行く二人を見る。
ディオの体は、僕の波紋ですでに下半身が消滅していた。


ジョナサン「・・・・・・・・・ディオ」


これで、本当に、決着はついた。
三人で笑い合っていたあの日々に、決着がついた。


ジョナサン「タルカスの塔でも晃は無事だった。
猫になれば落下しても助かるかもしれないっ。
だが晃も負傷しているはず、いそいで晃の元に・・・」


溢れ出る感情を抑えきれずに涙を流し、晃の元へと行こうと一歩踏み出した僕はそのまま力尽きた。


ポコ「ああッお兄ちゃんが!」

SW「疲労だぜ!無理もねえ!たった一晩に何人も負傷し死んでいる戦いをしてきたんだ!!」

ポコ「でもなんだって、悪いヤツをやっつけたのに涙を流しているの?」

SW「それは、彼らの青春はディオとの青春でもあったからさ!だがな!
俺は大いに笑うぜ!ついにやったッ!ディオは死んだッ!
大げさかもしれんが、世界は、救われたんだッ!」



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