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ツェペリ「体内で蓄積される波紋エネルギーか。漏れ出しているのが君がまとっている波紋。太陽のエネルギーにもかかわらず黒色とは。
しかし、だからか、攻撃には向かなくても回復量がずば抜けている。
そして使っていると勿論疲れてくるのは至極当然なのだが、君は特に燃費が悪い上に急激に腹が減るとは。
君のその猫も耳も食べ物を欲する能力のようだが、波紋とはまた違った能力だろうな」
『ゼエゼエッ そう ですか・・ゼエゼエ・有難 ゲホウございます(ぐぅうううううぅぅぅ〜)』
原理は不明だが、意識して練られる波紋をいかに増やし、うまく扱うかに専念することにした。
僕や先生の能力ももしかしたら波紋の一種なのではと思い、ツェペリさんに相談してみたところ、そういった事は波紋以外にも不思議な力を持つ者がいると微かにしか聞いた事がなく、詳しくはわからないらしい。
それでも僕ら以外にもいるかもしれないと言う事がより明確になっただけでも今は満足だ。
ツェペリ「それにしても、君のご家族はさぞ心配しているだろう」
『え?』
ツェペリ「なに?知らないのかね、あの時の事故の生存者は全て救助船で救助されたと新聞に載っていた。
つまり、今ここにいる我々は、船の事故に巻き込まれ死んだ事になっている」
『えええええええっ!?』
ツェペリ「本当は、君もすぐに帰った方がいいのだが」
『う、うりぃー・・・でも僕はもっとちゃんと回復できるようにしたいんです』
ここにきて約3カ月が過ぎたころ、ツェペリさんから衝撃的な事実が!
え、僕死んだ事になってるの!?
どうしよう、ディオ兄さんとかジョナ兄さんとかお父さんとかメアリーさんとか先生とか屋敷の人や友人たちがかなり心配しているだろうに、行方不明に加え三カ月も死体も見つからないとなればそろそろ遺体の無い葬式とかあげられてそうだ。
すぐに帰るか、もしくは先生の元に戻りたいのは山々だが、この力は様々な事に役立つだろう。
それに救護室にいるまだ回復しきっていない人たちの事も気になる。
ついこのあいだも、宗教活動の為に異国に一人来ていた神父様が襲われたばかりだ。
その時も僕が駆け付け何とか応戦し、怪我も治療できたからよかったものの。
ツェペリさんもこの場からゾンビについて探るようで、流れ着いたゾンビは噂を聞きつけてか僕らを探してきたのだろうと言っていた。
僕の家族や先生にゾンビの矛先が行かないようにするためにも手紙などは出さない方がいいと言われた。
これ、僕が屋敷に戻る頃には忘れられてるんじゃね?まぁ皆そんな薄情じゃないだろうけど、僕かどうかなんてすぐ信じてくれるかなぁ。
ツェペリ「うむ。わかった。回復の力だけならばそこまで戦いに巻き込まれる必要もなし、ついでに最低限自分の身も守れるまで修行してやろう」
『いえ、回復だけでいいです水の上とか歩けなくていいんでもうあの修行は勘弁してください』