SW「本当に俺はとんでもねえ勘違いをッ!!!
ツェペリのおっさんにこの一年間の事を聞いたっ。
船の上で館と同じように、いやそれ以上の数のゾンビと出会い、戦いっ!!
またそのゾンビと戦うためにこのお方は家族との連絡も取れず孤独に戦っていたのだッ!!
それをやっとの思いであの時、ジョースターさんの元に帰って来たというのに!
空白の一年はっ!波紋戦士の修行を受けていたんですね!」

『(ちょっとちがうけど)まぁそんなところです?』


現在動物病院に戻って先生のお手伝いを終えたころ、スピードワゴンさんに捕まりました。
一室をお借りしてお話ししてますが、呼ばれた時にはビビりました!
そりゃあだってね?あれだけ敵視されてる相手に呼び出しとあれば何かあるんじゃないかと身構えますよね。
ところがどっこい、病院の前で土下座かますもんだから、しかも大きな声で。
営業妨害だと先生が僕らの為にお部屋用意してくれました。
あ、僕は今体力回復と治療のために、先生のお手伝いをしつつ動物病院でお世話になっております。


SW「ゾンビを倒すために一人、異国の地で・・・それなのに俺ぁ晃さんになんてひどい事をっ」

『気にしてないですよ?初めて会ってあの場面なら警戒してもおかしくないですし・・・』

SW「なんて心の広いお方なんだ!だからディオの野郎にもあんなに優しく・・・くぅ。
しかし、それじゃあ俺の気がおさまらねえ!なんか俺に出来る事はねぇですか!何でも償います!」

『(あークイーンズイングリッシュでリスニングしてたから久しぶりに貧民街訛りの英語は聞きとれなくて辛い・・・まぁ適当に相槌しとこう)
えっと、じゃあ・・・』

SW「はい!」

『・・・お手』

SW「はい!」

『(まじにワンコじゃないか!)』


半分冗談で言ってみたんですけど!?嬉々として差し出した手の上に手を乗せて、次は何かないのかとみてくる目に思わず頭を撫でてしまう。
年上だよなこの人・・・このまえ喧嘩して怪我をしちゃと病院に来ては注射におびえてたボクサー犬に似ている・・・。
いや、この人懐っこそうな顔は人の顔をぺろぺろするのが好きなコッカーのキャシーちゃんに似ている。


SW「なっ///なんでしょう晃さん?///」

『え、あぁ!すいません、失礼な事をっ!!』

SW「い、いえ、い・・嫌じゃないですが・・・で、次は何を?」

『え?や、もう償ってもらえたんで』

SW「え?償いってこれがですか!?」

『(無自覚とは言え我ながら犬の真似させるとかけっこう屈辱的な・・・ディオ兄さんに似たのかな)』

SW「この程度で!?もっと何かないんですか?」

『え?僕はこれで満足だけど、貴方はもっとすごい事したいんですか?』

SW「す・・ごいこと・・・///」

『?(三回回ってワンとか?いや、それはさすがに酷いよね)
あ!じゃあいっしょにお出かけしてください!』

SW「え、俺が・・・ですか?」

『はい!ジョナ兄さんから聞いていて、あの、僕あまり英語上手くないですので、上手くお話しできないですが。
やっぱり、お互い(の言語)を知るにはお話しするのが一番だと思うんですよ』

SW「お、お互いを知る!?///」

『(それに僕、傷は治ってるけど先生が一人で出歩くなって言われてるし?)
スピードワゴンさんが一緒なら大丈夫だと思うんです』

SW「はい!俺でよかったら一生お傍に置いてくだせぇ!!///」

『???有難うございます』

「たぶん勘違いしてるから先生が訂正してあげてもいいかな」

SW「Σ!!」
『あ、先生、お茶もってきて下さったんですか?有難うございます』

「もう遅いし、君も泊っていくといいが、その前にちょっとお話ししようか?二人で」

SW「え、あはい;」


せ、先生、なんか笑顔が怖いです・・・。


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