プル…


雲雀「[名前?今どこ]」

はやっ

『(ワンコールも終わってないよ)今終わって、えっと…。どこって言われても知らない人の家の前としか。そっち走って向かってるから』

雲雀「[その家の表札言って]」

『え?…櫻井さん?』

雲雀「[そこでまってて。迎えにいく]」

『は?ちょっま
プッ

ツーツー…


仕方なくその人の前の家で立ち止まる。
恭くん言い出したら聞かないからなぁ。


『ええっ、知ってる人なの?いやいやそんなわけないよな…。もしかして並盛全部の家を把握してるとか?』

まさかぁ、きっと友達かなんかの…


『…まだ並盛全部の家を把握してるの方が真実味があると思ってしまう自分が嫌だι』


遠くからの恭くんのバイクの音が聞こえてきた。
なんかもう中学がバイクに乗ってる事すら突っ込まなくなってしまった。


雲雀「走らなくても迎えにいったのに(そして名前を呼び出した奴等を咬み殺したのに)」

『ダメ。恭くん群れてたら咬み殺すから』

雲雀「ワォ、よくわかったね」

『何年の付き合いだと…』


僕は恭くんからヘルメットを受けとると後ろへと乗って腰に手を回した。
雲雀「それじゃ、行こうか」

『うん(また貸し切り状態なんだろうなぁ)』


何時かの中華料理店を思い出しながら恭くんの背中へと顔を預け、バイクは制限速度など関係無しに走り出した。




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