「おい、あいつだぜ。噂の雲雀の彼女」
「ほんとだ、一緒に登校してる」
「あれ、名前くんじゃない!?」
「嘘っ、なんで雲雀さんと一緒に!?」
「彼女って、男じゃん」
「でも可愛い顔してんだって」


今日から二学期です。
恭くんと登校していたらグランドの人たちの話し声が聞こえてきました。
なんか知らない間に恭くんの彼女にされてます。


雲雀「何君たち。群れてるなら咬み殺すよ」

「「「「失礼しましたっ!!|||」」」」

草壁「おはようございます委員長、苗字さん」

『おはようございます草壁さん!』

草壁「委員長、各委員会のことなんですが」

雲雀「応接室で聞くよ。それじゃ名前、また放課後ね…」


またねと言おうとしたら恭くんの顔が近づいてきた。

ドスッ


草壁「「「「(雲雀さんの腹に!?)」」」」

雲雀「っ|||」

『そんなことしようとしてるから僕なんかが彼女だって言われるんだよ』

雲雀「……」

『…』


シャキンッ!!×2

キンカンガッゴスッカンッ


雲雀「だからっておでこにキスするぐらいで本気で腹はないでしょ」


カッビシッガスッキシッ


『本気でやんないと恭くんよけるもん』


どこからともなく二人してトンファーを出し、戦い始めた。
あ、トンファーは恭くんのお古です。
夏休みに少し教えてもらい、口論ついでに遊ぶようになりました。



草壁「(委員長と互角に…)やめてください二人とも!!」


キンッ


『いっ』

雲雀「!?名前!」


草壁さんが止めにはいったので少し握った手を弱めてしまったため恭くんにトンファーを吹き飛ばされてしまった。


『すごい恭くん!!今の回すのどうやったの!!』


雲雀「大丈夫そうだね…ι後で教えてあげるから。行くよ草壁」

草壁「はい。では苗字さん、失礼します」

『頑張ってください』


「「「「「「(何だったんだ…ι)」」」」」




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