雲雀「痕ついてるね。消毒しないと」

『平気だよ?これくらい』


後ろで縛られていたため腕が痛い。
手首を見たら縄の痕が…複雑についていた。
どんな縛り方したんだろ。
確かに抜け出しにくかったけど。
恭くんもじっと見たまま手をはなさない。

『さすがリボーンくん』

雲雀「名前って手首細いね(縄の痕まで赤くくっきり残って…)」

『(ちょっとヒリヒリする…)』


ペロッ


『い゛っ』

雲雀「やっぱり、擦過傷になってる」

『っ、だからって舐めなくてもっ!』

しかも一番酷いとこだからしみるっ。
ちょっと涙が出そうになったけど
痛いという意味を込めて恭くんを軽く睨む。


雲雀「名前」

『ん?』

雲雀「今度から…縛られそうになったり、押し倒されたりしたら 何しても いいから全力で逃げて」

『う、うんι』


まるで子供に“知らない人についていっちゃいけません”と言う親のように恭くんが言ってきたためどもってしまった。
何してもってところを強調された気がしたけどι。


『つき倒される事はそうそうないと思うけど、危ないって思ったら何とかするから大丈夫だよ』

雲雀「名前は危ないって思うのが遅いんだよ」

『?反射神経はあると思うけど』

雲雀「さっき、僕に押し倒されたのに何もしなかったじゃない」

『それは、恭くんだから…』

雲雀「僕だから…何?///」

『だって恭くんは危なくないでしょ?』


恭くん、トンファー持ってなかったから攻撃はしてこないと思ったし。
丸腰だから撃しないのかと思ってたけど…


『(そういえば誰でも咬み殺すよな…)』

雲雀「(嬉しいような…悲しいような…)」


でもやっぱり、さっきは恭くん苦しそうな顔してたから…。


『(しなかったって言うより、抵抗できなかった…かな)』




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