ここ並盛中学体育祭では縦割りでつくられたA・B・C組の熱き戦いが繰り広げられていた。


『武くんが先か、頑張ってね!』

山本「応援してくれるのか?こりゃ一位取らなきゃな!」


僕と武くんは百メートル走に出場しています。


「「ワーワー!!」」「「たけしー」」


女の子からの声援がすごいなぁ。
武くんモテモテだね。


「[ゴール!!]」


武くんは約束通り一位をとっていた。
たしか陸上部の人がいたらしいけど、断トツだった。


山本「名前ー!!名前もここにこいよー!!」

『(一位とれってことかな)ありがとー!頑張るねー!!』


ツナ「(すげーな山本陸上部のホープに勝っちまうなんて!俺は風邪で熱が出てるのでこうやって応援しか出来ないけど…ってなるはずが…なんでピョンピョンしてんの〜!
逃げるつもりが結局京子ちゃんに“がんばろーね”とか言ってるし〜っ)」


ツナくん達はあっちで競技してるみたい。
まだ順番まであるし、見に行ってこよう。


ナナ「ツナしっかり!!」

ハル「ツナさんファイトー!」

ツナ「(本当にみんなで来ちゃってるよ!こんなカッコ悪いとこ見られたくないのに〜っ。
でも…無視されるとそれはそれでムカツク〜!!)」


ランボ君はあまり興味が無いようでさっきからお弁当ばかり気にしている。


『ツナくーん、頑張ってー!!』

ツナ「名前///」

「「「(キッ#)」」」

ツナ「(いやー。睨まれたーι)」

「[百メートル走、第五走者の人は準備してください]」

『あぁ、もう次か』


六番目なのでそろそろ戻ることにした。




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