幼馴染=婚約者
雲雀「だからって流石に早く来すぎたか…」
約束の時間よりだいぶ早く来てしまったようで、まだ一つ前の便が着いたっころだった。
雲雀「(どこかで時間つぶしてよう)」
その便から降りてきた客が、出てきた。
もともと人混みが嫌いなので、見ないように移動しようとすると、ふと聞こえた声に思い止まった。
惣「やっぱり早く着きすぎたね」
烈「恭くん来てるかしら?」
惣「こんな早く来てはいないだろ(笑)」
雲雀「(この声は…)」
懐かしい声が聞こえた方に向かう。
そこには今では珍しい着物姿の美形一家がいた。
回りの人々が老若男女問わず見とれている。
そのなかでも一際目を引く…
『どっかで時間潰してよっか
雲雀「名前!!」
僕は人目を気にせず叫んでいた。
『恭くん…?』
雲雀「(やっぱり…名前)久し振りだね」
『うん!会いたかった恭くん!!』
久し振りの幼なじみは
昔と同じく可愛くて
昔より綺麗になっていた…。
僕達は人目を気にせず抱き合った。
まるで離れ離れになった恋人のように。
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