だんだんと今の生活慣れてきた。
とはいっても恭くんは朝早くから夜まで帰って来ない日が多く、昔から両親も帰って来ないで一人だったからあまりかわらない。
ある日を境に部下の人がかわりがわりきてくれたけど。

ただ、僕は一人では寝れない。一緒のふとんに入らなくてもいいのだけれどいつもは恭くんが一緒に寝てくれる。

その恭くんは今日帰れないらしくどうしようかと心配してくれている。


『今日どうしよ…』



一日くらい寝ないでいれるけど毎日そんなことしていたら体を壊してしまうし、なにより恭くんに迷惑をかけてしまう。かといってこっちに知り合いいないし。


『…誰かに電話して泊めてもらおうかな』

リボーン「なら俺が一緒に寝てやるぞ」




『…ワォ。君誰?』


なんで二足歩行の赤ん坊がここにだとか、防犯対策が万全な部屋に僕に気付かれないでどうやってはいったのかだとか、何故スーツなのかとか、なんで一人で寝れないことを知ってるのかとか、つっこむところはあるが…


『(可愛い///)』


リボーン「俺は殺し屋だぞ。これくらい出来て当然だ」

『へーすごいねぇ。(…僕声に出してなかったよね)』

リボーン「俺は読心術を心得ている」

『(どうやら本当みたいだね)君の名前は?どこの子?何しに来たのかな?』

リボーン「リボーンだ。今はツナの家庭教師をしている」

『(ツナくんの弟?)僕は』

リボーン「知ってるぞ。苗字一族の名前。そして俺はツナの弟じゃない」


そう言って僕に銃を向けてきた。苗字一族なんて久しぶりに言われたな。それにこの銃…本物だし。



リボーン「なかなか見る目があるじゃねぇか」

『(もう読心術にツッコムのも疲れたよ)ってことは本当なんだ。君は殺し屋で、ツナくんの家庭教師…?家庭教師?なんで?』

リボーン「ツナはボンゴレファミリーのボス候補だ。だから俺が育ててやってんだぞ」

『ボンゴレファミリー!?』

リボーン「惣から聞いていたか。お前をボンゴレファミリーに誘いにきた」


僕らの一族は昔からボンゴレファミリーと友好関係があったらしい。そのため一族の者がボンゴレに入ることもあるが、一代に一人、つまり今までで九人だけだった。

父さんは九代目に仕えている。イタリアに居たとき世話になったことがある。優しくて温かい、父さんが唯一仕えた人。
その人に似ているあの人の…


『十代目のお役にたてるなら。喜んでお受けしますリボーンさん』

リボーン「リボーンでいい。敬語もいらないぞ。愛人だからな(ニッ)」

『じゃあリボーンくんって呼ぶね』

リボーン「…好きに呼べ。さっさと行くぞ」

『ちょっと待って!行くってツナくんの家?いきなり行ったら迷惑じゃ…』

リボーン「ママンにはもう許可をもらっている」



僕に聞く前から泊まることは決定してたんですかι。


『…お邪魔させてもらいます』

リボーン「あぁ(ニヤリッ)」


恭くんにメールしとこう。




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