姉弟=毒の思い出
今日も恭くんは風紀委員のお仕事で家にはいない。
せっかくなので買い出しついでにまだ慣れていない並森の町を散策することにした。
『あ、ナナさんが言ってたケーキ屋さんってここかな』
商店街を歩いていると一軒のケーキ屋さんを発見した。
『他に見たあたらないし、ここだよね。うわぁ、美味しそう』
獄寺「名前…?」
店の外からケーキを見ていたら隼くんが通りかかった。
獄寺「お前、そこでなにしてんだ?ケーキ買うのか」
『ううん、今日は町の散策。美味しそうだなって見てるだけ』
獄寺「ふーん///(なんつーか…ケーキ屋似合うな)」
『隼くんは?』
獄寺「俺はこれから十代目の家へこれを届けにな」
そう言って隼くんが上げた腕にはスイカがぶら下がっていた。
『うわぁっ美味しそうなスイカだね!』
獄寺「お、お前も一緒に来るか?」
『え、いいの?』
獄寺「十代目なら許可してくれるだろ///それに、ご家族じゃ食べきれないだろうしな」
『それじゃ、お言葉に甘えてついてっちゃおうかな!』
獄寺「おう///(うしっ、ってなんで喜んでんだよ俺っ)」
そういうわけで散策は終わり、ツナくんの家でスイカをご馳走になることに。
隼くんはとっても嬉しそうだった。
本当にツナくん好きだね。
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