今日は恭くんが珍しく家で仕事をしていた。
でも僕は何もすることがなく、隣で本を読んでいた。
二人でリビングのソファーに座りながら時間を潰していると僕の携帯が鳴った。


チャーチャチャチャチャチャー…チャー♪


雲雀「(甲子園…)」

『はい、名前です』

山本「[あ、名前?俺だけど]」

雲雀「(男の声…)」

『どうしたの?武くん』

雲雀「(武くん!?どんな関係なの)」

山本「[実はな、ツナの家で補習の宿題をやろうって話しになってな。獄寺も誘うんだけど、名前もどうだ?ほら、何時だったかこういうのが夢だって言ってたし]」

雲雀「(確かに言ってた…)」

『ほんと!?あ、まってて今聞いてみる』

山本「[あぁ(今日は幼なじみの人いるのな)]」

雲雀「…ハァι。いいよ、行っておいで(そんな目で見られて断れるわけないでしょι)」

『ごめんね、せっかく家にいるのに…。あ、一人の方が仕事早く終わるかな。夕飯の準備までには帰ってくるから』

雲雀「!ねぇ、せっかくだし二人で外で食べない?名前も帰って作るんじゃ大変でしょ?」

山本「[(男の声…。聞こえるって、どんだけ近くにいるんだよ)]」

『え、いいの?』

雲雀「うん。終わったら電話して」

『わかった!。あ、もしもし武くん?今からそっち行くけど今どこ?』

山本「[あぁ、今家にいんだけど。差し入れ買ってこようかと思ってスーパーに寄るつもり]」

『じゃあ今からスーパー行くね!じゃあね武くん!』

山本「[あぁ、またな!]」


ピッ


『じゃあ行ってくるね!!』

雲雀「行ってらっしゃい(あぁ、名前が喜んでる…寂しいんだけど。名前のためにも我慢しなきゃ)」




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