数年前から行方不明の兄がこの街にいるらしい。


恒「・・・あーァ・・・」   きょろきょろ


恒「ガラ悪い街だなァ・・・ゴチャゴチャで何がどこにあんのかもわかんないし」


「人探し?金は あるのか?ならこの先の探偵事務所に頼むといい
妙なところだが、腕は確かだぜ・・・」


探偵を雇ったくらいで簡単に見つかるとも思えないけど・・・打てる手はすべて打っておこう。

恒「・・・ココ・・・だよな・・・美国探偵事務所・・・」

ああ・・・兄さん いつも泣いてばかりいたあなたの弟は・・・こんな治安の悪いスラム街を一人で歩けるほどに強くなりました・・・
優しかった兄さん たとえ何年かかろうとも見つけ出しゴッ

青年が物思いにふけっているとズカズカと歩いてくる可愛らしい少年とこれまた可愛らしい手を握られ引っ張られている少年が歩いてきた。

ずかずかずかずか

巧美「ちょっとここ通るよーなんだこのモノローグ うっとい(べし)」

『モノローグってどけれるの!?』
巧美「ったく俺以外の人間はもっとはしっこ歩けっつの!」

ものすごく自己中心的な発言をしている少年に恒が目を向けた。


いた―――――――――――!!

巧美「・・・」

グイッ
『へ…』
バタン   ガチャ

恒「あっ」

連れていた少年を引き寄せ建物の中に素早く入り鍵をかけた。

ダンダンダンダン

恒「こ・・・こらーーーカギ閉めんなーーーーーーーー!!兄さん!巧美兄さんだろーーーーー!?俺だよ恒!!あけろーーー」

正宗「よォ兄ちゃん」

恒「へ?」

扉の前で騒いでいる恒に筋肉質な大男が話しかけてきた。

正宗「巧美所長なら中にいると思うんだけど・・・どうしたの?あの人がまた何か いらんことやったのかな・・・?」

恒「・・・巧美 所長?」



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