※岩融大好き今剣と主大好きな三日月が
手を組んで色々します
内容がブラック、閲覧注意





「……きょうはありがとうございました

 あしたは三日月のばんです

 じかんはいつがいいですか?」



「俺は主を散歩に誘うから、今剣の好きな時間で大丈夫だぞ」



「………それならおひるすぎでおねがいします

 あしたのひるすぎに、いわとおしとくだものをとりにいくんです!!」



「……あぁ、彼処か

 さりげなく主と行くから

 主が勘違いしてくれそうな形だと有り難いな」



「わかりました!!


 ………それにしても、三日月もワルですね」



「はっはっは、お前に言われてしまうとはな

 お主も変わりないのにな」



「それもそうですね

 なんにせよ、ぼくもせいこうさせてきたので

 三日月もがんばってくださいね」















 そして、今日はいよいよ俺の番



昨日のアレで岩融は勘違いしてくれたようだし

あとは主をつれ出すだけ



「……三日月さん、三日月さん?」



「おお、主ではないか

 俺に何か用か?」



「なんかぼーっとしてたので」



 心配そうな顔の主

こうして見ると、やはり可愛いな



「そうか?そういう主こそ疲れた顔をしていないか?」



「……三日月さんにはお見通しでしたか

 最近、書類仕事で運動できてなくて……」



 えへへ、とはにかむ彼女は本当に愛らしい

もうすぐ、俺のものにしてやるからな



「うむ、それなら散歩に行かないか?


 この前狐が美味しい果物がある所を教えてくれたのだ」



「本当ですか?!

 是非行きたいです」



「うむ、では今から行くか」



「はい」



 主が甘味を好きなことは知っていたが、

こんなに嬉しそうな顔をするとはな。










「………まさかこんな近くに穴場スポットがあるなんて

 三日月さんは散歩マスターですね!!」



「散歩ますたあか、主も面白いな」



 目的地に辿りつくと、ちょうど今剣と目が合った。



『が ん ば っ て く だ さ い』



 今剣は目が合うと、口パクで言った。



「主、彼処に頃合いのりんごが実っておるぞ」



 今剣のいる方向のりんごの木を指した。
二人で木の前に行くと、りんごは少し高い所に実っていた。



「うーん…………無理ですね…」



 俺も手を伸ばしてみたが、少し届かない。



「………そうだ、主」



「?はい」



「俺が肩車してやるから、主がりんごを取ってくれ」



「わかりました」



 主を肩車して、立ち上がる。

それにしても主は軽い。



「……え」



 りんごに手を伸ばした主が一点を向いて固まる。
主の視線を辿ると、今剣と岩融が接吻をしているように見えた。



「……主よ、どうかしたか?」



 わかってはいるが、一応聞いておく。
こういう細かい仕草がぽいんとあっぷになるのだと、今剣が教えてくれた。



「……いえ…………あ、りんご取れましたよ」



「……そうか」



 主を地面に下ろすと、泣きそうな顔をしていた。
いくら自分のものにするための過程とは言え、やはりこの顔を見るのは辛いものだ。



「……主、どうしてそんなに泣きそうな顔をしているのだ

 俺と散歩は嫌だったか?」



 主は弱々しくと首を振った。



「………なら、一体どうしたというのだ

 主、言った方が楽になるぞ」



「……………えっと



 ……今剣と………いわ、岩融がその



 ………キスをしていて…」



「………主」



「……私、実は岩融と…付き合ってた……です」



「………そうだったのか」



「……やっぱり、私には魅力がなかったんですね……」



ぽろぽろと涙を流す。
こういうとき、かなり初期の刀でよかったと思う。
信頼されてるから、色々話してくれるのだ。



「…主は魅力だらけだと思うぞ」



「………え?」



「………こんな時に言うのは付け入るようであれなのだが、

 俺は主が好きだ。

 初めて主を見たときから、ずっとな」



「…………三日月さん…」



 涙を沢山浮かべた目でこちらを見上げる。



「………主、俺なら主を大切にしてやれるぞ

 裏切ったりしないぞ」



「………三日月さん…三日月さん」



「…主」



「………なまえです


 …私、なまえって名前なんです……」



「………なまえ、可愛い名前だな



 それにしても主、刀に本名明かしていいのか?」



「………いいんですよ、もう



 ………三日月さん、ありがとうございます」



「わざわざ礼を言うことではないぞ」



 主はしゃがんでいた俺にそっと口付けた。



 ………柔らかい。



「…………………私、三日月さんの側にいてもいいですか?」



「………大歓迎だぞ」



 いつの間にか、主ことなまえは

俺に堕ちてくれたようだ。




top
ALICE+