「……んん」





 障子からさしこむ光が眩しくて、めをさます



でもまだ起き上がりたくなくて、寝返りをうつ





 こつん、





「………っ?!」





 何かにぶつかり、目をあけると



見たことのない背中……





 昨夜は蛍丸が眠れないと言うので、



一緒に寝たはずなのだが……





 後ろ向きで顔が見えない



蛍丸、125cm?とかすごく小さいはずなんだけど…



私よりも結構大きい



緑っぽい髪の毛……鶯丸?



でも、鶯丸ならもっと大きいはず…





 家の本丸、こんな子いたっけ……?





 顔をみたら分かるかも……と、顔を見に行ってみたものの



………こんな子家にいない!?





 蛍丸に似てる感じはするんだけど、だけど!!



こんな大きくないし、青年じゃない





「………おーい、貴方は誰ですかー?」





 ほっぺをツンツンしてみる





「……ん、んん………主……………おはよう」





「………お、おはようございます」





 彼が起きた



声は変声期を迎えた後の低い声





「なんで敬語なの?



 …………あれ?主俺より小さくなった?」





「………」





 なんか無駄にこの人?っていうか刀?格好いいんだけど



どうしようか





「………………あ」





「!?」





「……薬効いたんだ



 主、俺蛍丸だよ」





「え?!ほたっ、蛍丸?!



 なんでこんなに大きいの?!」





「あのね、きのう鶴丸さんたちと遠征行った帰りに



 お店で1日だけ大人になれる薬が売っててね



 試しに買って、昨日の夕飯の後飲んだの



 そしたら大きくなってた」





「…………そんなことってあるの…?」





「……主はこの姿嫌い?」





 ……なにこのあざと可愛い刀



私のドストライクすぎる





「…………いや、好き





 ……でも、本当に蛍丸なの?」





「本当だよ!!ちゃんと主の名前知ってる!!



 なまえでしょ」





 ……………私の名前をしっかり言い当てた



ってことは蛍丸だ





 だって私の本名、近侍の蛍丸と初期刀の清光にしか教えてないんだもん



両方とも、私の名前を外に出すはずないし…





「……」





「主?顔赤いね、可愛い」





「〜っ!!」





「今日は俺が主のこと可愛がっていいよね




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