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『NARUTO』1〜5巻再読感想
2019/01/29(Tue) 未分類
 連載中から大好きだった漫画、『NARUTO/岸本斉史』を改めて読み直しています。
 初めて知ってから今まで、何十回と読み直したり定期再熱したりしているものの、1巻から順を追って読み直してみるのはかなり久々のことです。楽しい!
 『NARUTO』の連載期間は1999年〜2014年。連載開始当初はまだ年齢も1桁で漫画とは無縁だったわたしも、完結する頃には成人していました。初めて読んだのは、おそらく中高生くらいのとき……?
 イチオシの登場キャラクターは、今も昔も我愛羅です。
 二次元キャラで原作・スピンオフ・派生作品・二次創作含め、ここまでハマったのは我愛羅が初めてだったんじゃないか……? というくらいにどハマりしました。当時持っていたサイトには、『NARUTO』原作沿いの我愛羅夢とかも置いてました。格好良いですよね、風影様。


 今日は、1〜5巻までの感想です。
 この『NARUTO』作中では、完結するまでにそこそこの年月が経ち、最終的には各キャラが大人になって家庭を持つところまでが描かれています。今は『BORUTO』で子世代の活躍が描かれ、今も連載中です。
 だから、(わたしの中では)最終的にメインキャラクターへの印象が成長後の姿になっていたりするのですが、そういった状態で1巻から読み直してみると、とにかくナルトたちが可愛い! 幼い!
 まだそこまでトンガってない感じだな〜特にサスケ。ナルトはオバカ全開で、この頃の方が愛嬌があるね!
 この頃はまだナルトたちのことが心配で仕方がなく、特にナルトには手を焼いたであろうイルカ先生も、まさかナルトが有言実行してあれだけの忍になっていくとは、この頃にはまだ思ってもみないのだろう。最終巻に向け、どんどん立派になっていくナルトを見て、イルカ先生の感慨はひとしおだろうなぁ。

 2巻で、カカシ先生が写輪眼持ちだと発覚するシーンに、サスケくんが先生に対し「もしかしてコイツ……」と意味深に疑いの目を向けるコマがあります。
 この時、サスケは一体何を「もしかして」と考えたのかな。カカシ先生は何かしらの形で一族の悲劇に絡んでいるのでは、と考えたのかな。それとも、単に「奪ったんじゃねーだろうな」と疑っているだけ?
 発動している写輪眼が片目だったことからも、サスケがカカシを、ウチハ一族の血縁者かもしれないという方向で考えるのはまずないように思う。サスケはのちにダンゾウを倒すけど、そのダンゾウのように「写輪眼は移植してなお瞳力を失わない」ということを、この時のサスケは知っていたのかな。もし知っていたなら、ウチハ一族を襲ったあの悲劇の晩、辺りに溢れていたであろう遺体から写輪眼を回収されたとは考えたかもしれない。
 けど、そう考えるとサスケはよく、カカシが写輪眼使いだとわかっても本人に問い質さなかったな。どういうことだ、って。
 結局、サスケにとって大切だったのは、「ウチハ一族の中でも一部の家系にのみ現れる特異体質」である写輪眼の存在や所在ではなく、自分の両親を含め一族を皆殺しにされたという事実のみだったのかもしれない。そう考えると、つくづくラストの「愛に飢えたガキだった」という表現が泣けてきます。

 そして、彼ら第七班の最初の敵である、再不斬と白が登場します。
 ラストまでの展開を知っている身で今読み返してみると、再不斬は意外と弁達者である。よく喋る。
 その再不斬が、自身のアカデミー時代の思い出を語っています。霧隠れの里では、卒業試験として生徒に殺し合いをさせた──と。
 この悪しき風習だけでも世界観がぐっと引き締まって、深みが増すのですが、注目したいのは再不斬の以下のセリフ。
「同じ釜の飯を食った仲間同士(中略)……それまで助け合い、夢を語り合い、競い合った仲間だ……」
 鬼人・再不斬にも、そんな年齢相応に青春した時期があったのかと思うと、ダメです。え、少なくとも再不斬の側に、助け合って夢を語り合って競い合った奴ら=仲間という認識があったということよね。殺してしまったけど、そういう人間関係もかつての再不斬は築いてたんだ……。
 桃地再不斬、この人は(自分でも感情は殺しきれないと言っているけど)狂人ぶってるけど根は人間らしい人間で、環境が彼を変えたという例を的確に表現した最たるキャラクターでもあるのかな。
 再不斬は、ちらっと出てきた回想コマで、里を抜ける時に「必ず戻ってくる」と言ってるんですよね。額当てにも傷を入れていないし。再不斬の夢は何だったのだろう。自里へ強く思う何かがあったことは想像できる。知りたい。

 ところで、再不斬がまだカカシと戦っている頃、サクラはサスケに何かあったと察知して、今すぐに駆けつけたい衝動に駆られます。けれども、サクラにはタズナを守るという使命がある。
 このシーンで、タズナさんが「……ワシも一緒に行こう。そうすれば先生の言い付けを破ったことにはならんじゃろ」と声をかけてあげるの、すごい優しくて好きです。最初はあんなに捻くれた老人だったのにね。手繋いでサスケの元に急ぐサクラもかわいい。

 死んだかと思われていたサスケが目を覚まして、事の顛末を知った場面では、サスケの生存を知ってあからさまに晴れていくナルトの表情が尊い。そんなナルトに、照れつつも手を挙げて応えるサスケも。
 いや、こんなにっまでお互いのために全力になれるのに、なんできみたちあんな大掛かりな仲違いなんてしちゃったの!?!? と、言い出したら元も子もなくなる疑問を投じざるを得ない。お互いを認め始めてるのだなぁ。天に定められたライバル関係、いと美しきかな。

 再不斬がガトーの首をはね、波の国の件がひと段落した頃、ナルトには自身が鼓舞したイナリとの別れが待っています。
 このイナリも、すごい好きなキャラクターなんですよね。再登場したときは本当嬉しかった。
 イナリは、きっとイケメンになると思う。中身だって継父ソウルをしっかり受け継いでるし、なんたってナルトのお墨付きだしね。
 余談ですが、このイナリくん、ナルトとこのような関わり方をしたからには、将来は波の国にはいないと言われる忍者を目指して一念発起したりするのかなぁと、再登場するまでは思ってました。それが、立派に大工さんとなって木の葉に恩返ししてる……超イイコ……絶対いい男になる……

 そうして、波の国編が終わります。
 波の国編は、第七班にとって非常に重要な『最初の敵』と相対し、そこで主人公ナルトが火影になるという夢を語るばかりではなく、「忍者としてどう生きていくか」をはっきり見定めていく編でもありました。ナルトから『忍道』という言葉が発せられたのは、おそらくここが初めてなのではないかな。

 波の国編の後は、いよいよ中忍試験です。
 最推しである我愛羅が初登場します! 毎回思うけど、我愛羅の登場シーンはなんで木からぶら下がってるの??? 
どうして逆さまになろうと思ったの?????
 風影様って、スピンオフ作品やアニオリ話などを見ていると、もしかして若干天然の気が……? と思わされることもしばしばあったのですが、そういう目で見ると、我愛羅は登場シーンから大きくかましてくれていました。

 第七班が中忍試験会場へ向かう場面では、中忍試験に乗り気ではないサクラをサスケが褒めて慰めるというシーンがありました。分析力と幻術のノウハウはサクラが1番伸びている、と。
 ここで自信を取り戻すサクラと、それを認めて口角が上がるサスケ。この時のサスケは、決して自分の損得だけを考えてサクラを励ましたわけではないよね! もしそうだとしても、サスケは思ってもないことは言えないタイプに見えるから、言った内容は事実なんだろう。少し前までは、「なんでこいつらこんなにハイテンションなんだ……」とか悪態ついてたのにね。サクラに元気出してほしかったんだよね。優しい。
 後の展開において、サスケは復讐という目的を遂げるための人員を探して回りますが、当時リアタイで読んでいた頃、「このサスケが身近な人間に本来求めるものは何だったのだろう」と度々考えていた記憶があります。ナルトを唯一の『友』と認めてからは、ナルト以外に『友』を作るつもりはなさそうだったけど、それは色々あって目的に対し最も近い道を選ぶと決心してからのことで、中忍試験開始前にはまた少し違った感覚を持っていたはず。やはり、切磋琢磨し合える『仲間』として、誰かとそういった真っ当な人間関係を築いていくことにも、この頃はまだ前向きでいたのかな。
 サスケは、話が進むにつれどんどん盲目的に、復讐に目が曇っていく様が印象的なキャラクターです。一方で、第七班として忍者になってから、そこでの人間関係や学び取っていくものに『平和ボケ』の危機感を覚えて大きく心境を変えていったキャラでもある。怖がりですよね、サスケ。彼はそれを自分でもきちんと自覚しているように見える。

 第1の試験会場に到着してからは、カブトが登場します。彼の秘蔵データを見せてもらうというシーンでは、各里からの中忍試験参加者数が立体図として表されている。その内訳は、以下の通りである。
・砂→30人
・雨→21人
・草→6人
・滝→6人
・木の葉→87人
・音→3人
 開催里である木の葉からの参加者が87人という、他のどの里よりも多いのは納得の数字。
 しかし、砂隠れの里は!? 中忍試験編では我愛羅たち以外ほぼ登場しなかった砂隠れから、なんと30人も参加していたのか。だとすれば、我愛羅たち以外の27人に帯同していた上忍もバキ以外にも9人はいたはずで……そのうち、砂の目論見を知らされていた上忍は一体何人いたのかな。
 雨隠れの里から21人もの下忍が出てきているというのも、中々に興味深いです。この頃にはもう、半蔵の時代は終わり、雨は既に長門の手中にあったのではないのかな。時系列がちょっと曖昧。

 5巻は、みたらしアンコが試験官を務める第2試験の開始宣言が出されたところで終わります。大蛇丸を大蛇丸と知らずに煽っていくアンコさんが怖い……。
 記憶に照らし合わせてみると、この第2試験でサスケは香燐と出会うのですよね。読み進めるのが楽しみです。