所有物



『…バルボッサからだわ。何だろう』










使用人から名前に贈られた小包を受け取る。









「美しい貴婦人 名前へ」







バルボッサらしく自信に満ち溢れた躍動感ある筆記体で綴られている。








『香水…?』










シンプルに黒の包み紙で包装された小包を開けると香水の瓶が入っていた。











クリスタルで作られている香水瓶は光を受けてキラキラと輝く。









『…ふふっ、彼らしいわね』









ダイヤモンドカットされた蓋を開けて、香水を着ているタイトドレスに振った。









瞬く間に大人の魅力たっぷりのオスマンサスと、ジャスミンの官能的でとろけるような香り部屋中に広がる。






中に入っていたメッセージカードがはらりと落ちる。






「''Mon chaton''

─────私の子猫」








それは甘くて刺激的な気分にさせる。







バルボッサはそれを狙っていたのだろう。





同時に自分の物だと匂いをつけるようにして──────