ラム酒の日

心地良い潮風が吹くポートロイヤルの船着場で、名前はとある男の帰りを待っていた。





『あ!あの船だわ』





沢山の船がある中、一際目立つドクロの旗を立てた船が沖から此方へ向かって来た。






人が沢山行き交う中、名前はその船が止まった所まで、名前の好きなゴールドピンクのヒールで、木の床をカツカツと鳴らしながら移動する。






すると船から乗組員が降りてくる中、1人のドレッドヘアに帽子を被った男と目が合った。






「名前!!!ダーリン!!俺を待っててくれたのか!!」






そう、ジャックスパロウだ。





『ジャック。会いたかったわ』





「俺もだ子猫ちゃん」






そう言いながらジャックは帽子を取り、自然に名前の腰に手を回す。






『さて、私の屋敷へと行きましょうか』





「もちろんだ、行こう」





そうして2人は船着場を後にし、名前の屋敷へと向かった。








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「いつ来てもすごい屋敷だな…」





ゴールドの装飾が施されている煌びやかな門をくぐり、噴水のある丁寧に手入れされた庭の先には、まるで城のような壮大な邸宅が佇んでいる。







玄関のエントランスに入るとすぐに、使用人達が挨拶をする。





「名前様、例の物をお部屋に準備しました」






『ありがとう。助かるわ』






「例の物って何だ?」







『私の部屋に来たら分かるわ』






名前の部屋に行くと、机の上にどっさりと何かのボトルが置いてある。





ボトルが光に反射し、キラキラと光る。




どれもボトルからして高級品だという事が見て分かる。








「何なんだこれは!!全部ラム酒じゃないか!!!!」






『そうよ、今日は''ラム酒の日''らしいの。だから貴方の為に用意させたのよ』







嬉しさのあまりジャックは帽子を投げ捨てて、蓋を開けるとそのまま飲み始めた。






「グラスに入れればいいのに…」




「これが海賊流ってやつさ。それにしても美味すぎる!!さすが名前、俺の恋人だ!!」







『喜んでくれて良かったわ。飲み過ぎたらだめよ』






「こんなに沢山あるのに飲み過ぎない訳がないじゃないか、さぁ、名前も飲もう。今日はラム酒パーティーだ!!」






そうやって2人は夜遅くまでラム酒を愉しみ、翌朝二日酔いで起きれなくなったそうだ。




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