平和に行きましょう。
なごいち
ナゴ
年齢10〜25歳
中性的な顔立ちと両性の服を愛用する為、一瞬どちらか迷うタイプの人
善人ではないが根っから悪人にもなれない凡庸な性格。時折さらっとクズになるので、やはり善人ではない
チョコミント味の物を好んで食べる。苦味や酸味は避ける傾向にあり、甘みや爽快感を重視している
「死ぬのは簡単さ。何もしなければいい」
目元にかかる髪を鬱陶しげにかき上げながら、ナゴは細い目を更に細めた。
「何も食わず、何も飲まず、生存に繋がる一切の希望を棄てる。そうすれば緩慢に死に逝ける。…でもそれすら出来ないんだな、お前たちは」
「我が君、こちらは西の区画より捧げられた供物にございます。どうぞご確認を」
「……あぁ、うん。民草に食ってもらいたいから頑張った最高級品が私のところに来るのはもう諦めた。うん……なんでわざわざ粗品の方を口にしたがるかね…」
「最も良い物が我が君の口に入ることこそが我々の喜ぶであります。あるいは、一番分かりやすい敬意の形でもありますので」
「ふん。ま、気持ちはもらっておこう。これからも私を信仰する代わりに豊穣は約束する契約だしな。ところでお前の顔をよく見せろ」
「は」
「肥えすぎるのは醜いだけだが、お前のその細さはどうにもならんのか?大司教として美味いものは食っとらんのか。いじめか?」
「日々十分な糧を頂いております。単に私が肥えにくい体質なだけでございましょう」
「……ならせめてそれ以上痩せないようにしろ。骨と皮は枕にもならん」
「努力致します」
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